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安藤りなプロのファンミーティング

7月30日、ハートランド札幌店を会場にして行われた「第17回HMF(北海道麻雀ファンミーティング)」へ出席しました。

今回のゲストは、地元北海道の安藤りなプロ。

先ごろ開始された麻雀格闘倶楽部に今シーズンから参戦している、注目の女性プロです。

ちなみに、7月31日現在のランキングは4位。
地方在住プロとしては異例中の異例ですし、新規参戦プロとしてもこの位置に飛び込んでいるのはちょっと信じられません。
Mリーガーの東城プロや、元乃木坂の中田プロの上にいるとは…。

HMFの魅力は、なんといってもゲストとの距離感の近さ。
昨年まではゲスト込み8卓32人で行われていたファンミーティングでしたが、今年はコロナ禍ということもあって、半分の4卓16人で行われています。

(会場の雰囲気がわかる写真を代表の北淳一プロから提供いただいたのですが、そのまま載せるのはなんとなく気が引けたので、若干解像度を下げてみました。)

北海道が東京から遠いという問題で、かつては有名プロをゲストに呼んでファンミーティングって中々できませんでした。
ゲスト料のほかに、交通費やスケジュール調整など、克服すべきことが多すぎるんです。

北淳一プロの熱意や、喜多清貴プロの人脈がなせる業…という点は間違っていないと思いますが、ゲストご本人も含めて、
「北海道にいるファンのためなら!」
と、この会のためにたくさんの方がひと肌もふた肌も脱いでくださっています。
今回も相当な倍率だったそうですし、全国からたくさんの応募があったみたいで、貴重な一席を抽選で手にできたことに幸せを感じていました。

さて、このファンミーティングは大会形式。
全5回戦で開催されることから、全員がゲストと同卓できます。

大きな会場で行われているファンミーティングでは、ゲストと同卓するために条件があったり、別料金を求められたりすることもありますが、ここでは心配無用。

写真右が私、対面に安藤プロ。
私の下家はこの日の優勝者の方ですが、写真掲載の許可を得ていなかった気がするので、若干解像度を下げています。
ちなみに、私が優勝できなかった腹いせではありませんw

これは先日の瀬戸熊直樹プロのファンミーティングの写真。
実は、代表の北プロ自らこういう写真を撮ってくれて、後で本人に送ってくれるんですね。
ありきたりな記念写真ではなく、対局中の姿を写真に収めていただけるのは、賞品以上に貴重なものかと思います。

もちろん、こんな写真も。
おじさん、緊張してうまく笑えていませんwww

と、こんな感じでファンミーティングはなんぞや?ということはお分かりいただけた方と思いますので、今回の話を…。

私の記憶では、安藤りなプロって、つい先日プロになって、これまたつい先日「七彩の雪月華」という通り名がついたばかりだったはず。

そんな彼女は、連盟で新設された「桜蕾戦」で破竹の快進撃を見せたかと思えば、エンタメーテレで放送されている「パチバラ7」でレギュラーに。

その他にも、喜多プロの話では「(大抵のことでは驚かない自分でも)これに出るの?というくらいに驚いた」という情報未解禁の隠し玉も何個かあるらしく、活躍の場を広げていく速さについていけません。

本当に、ここまであっという間。すべてが異例の大出世。
きちんと準備をし、不断の努力を積み重ねてきた結果だと思います。

まさに、彼女は北海道麻雀界の…いや、麻雀界全体の「希望」
私は大げさではなくそう思っていて、掛け値や下心なしで応援させていただいています。

今回は、そんな彼女の凄さに触れたエピソードを一つ紹介します。

この日のファンミーティングでは、埼玉からこのためだけに北海道へ駆けつけた方がいらっしゃいました。

その方は、リアルで麻雀を打つのが初めて、とのこと。
私は驚きました。

その方は安藤プロをパチスロの媒体で見かけてからファンになって、HMFへたどり着いたのだそうですが、普通ならリアルで麻雀を打ったことがない人が大会に飛び込むのって、かなり勇気がいることだと思うのです。

しかし、安藤りなプロは、この方に対するそういう垣根を取っ払ってしまいました。

「ゲームでは少し打てるようになったんですけど、実際に打つとなると難しいですね。」

たどたどしい手つきからは初心者感が漂っていて、今日がデビュー戦だということは間違いなさそうです。
私は、その方が一生懸命に牌と向き合う姿を観て、麻雀をあまりご存じない方がこうして飛び込んでいらっしゃることに驚きと嬉しさを感じていました。

私と同卓していた時に、その方が親満をツモ和了りました。

「いや~、これが私の人生初和了なんです!」

その声を聴きつけて、北プロがとっさにカメラを持って駆けつけて、記念すべき人生初和了を収めていました。

人生初和了が親満で、その姿を写真に収めてもらえるって…嬉しいですよね?
私は4,100点を支払いましたがそんなことよりも。
とにかくいいな、すごいなと嬉しくなりました。

「麻雀にはまりそうです。また一緒に打ってください!」

帰り際、ニコニコと話すその方の姿を見て、安藤りなプロがどれだけの大仕事をやってのけたのか、ただただ私は感嘆してしまいました。

麻雀を始める入口って、ものすごく狭いんです。
近くに麻雀が好きな人がいないと、大抵の場合は始められずに機会を失ってご縁がなくなってしまいます。

でも、様々な媒体に出て
「麻雀って楽しいよ!」
ということをアピールし続けてきて、麻雀とは縁が遠かった方に麻雀の魅力を伝えられた。様々な垣根を取っ払って、ついにその方の手が牌と触れ合った。

これって中々できることではないと思うのです。

麻雀のファンをこんな形で一人生み出せたのは、麻雀界にとって「大仕事」以外の何物でもありません。
私には絶対にできませんし、プロアマ問わず、こんなことが出来る人って他に中々いないでしょう。
ただただ、凄い。その一言です。

今回の麻雀格闘倶楽部選抜戦。
安藤プロに意気込みを伺ったら、上位に残れるように死に物狂いで頑張るそうです。

これをご覧のあなたにもぜひ応援していただいて、彼女をその場所に持ち上げていただきたいと、心からお願い申し上げます。

北海道に不在だった、絶対的なスタープレイヤーが、いよいよスターダムの階段を踏み出し始めました。
彼女が時代の旗手となって、ジャンヌダルクのように北海道の麻雀界を新しいステージに引き上げてくれるはず。

彼女の活躍によって、僕がいる世界がどのように彩りを与えられ、美しくなっていくのか…。
本当に楽しみで仕方がないのです。

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