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ひゃくねんきねんとうのはる(さっぽろし)
油絵 F10 ベニヤ 横530×縦455 2016制作

秋から冬になって、葉の落ちた枝に残った鳥の巣は、もう使われない巣です。葉が残っているうちは「巣」がわからないのですが、完全に葉が落ちて春になると分かります。

鳥の巣は人間の家のように、一年中その場所で暮していると思ったのですが、卵を産むたびに新しく巣を作り、ヒナが巣立ってしまうとその巣は使わないと言います。

夜は木の枝などに留まって寝ます。
冬に雪の重みや風で地面に落ちていることもあるそうで、この小さな巣の中から、どんなヒナが何羽巣立っていったのだろうと思ってしまいます。


解体が始まった百年記念塔

絵を描いたのは札幌厚別区にある百年記念塔をバックにした鳥の巣でした。この記念塔の解体がとうとう始まりました。
北海道のシンボルタワーでしたが、何故か解体にあたり正式な説明が行われないうちに消えてしまうのは残念なことです。
この地域の学校では百年記念塔が校歌にも歌われているといいます。


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