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説明しがたい生きにくさを考える。(エンパスと瞑想②)

エンパスと瞑想①ではエンパス体質とはどういうものか?について書いてみました。

疲れやすかったり、回復するのに時間がかかったりという体調面での生きにくさを筆頭に、エンパスによる取得情報過多で、頭の中は常にいっぱいいっぱいであること。

他人に共感しすぎて肝心の自分の気持ちがよくわからない、などの精神面での生きにくさにも触れてみました。

そしてそのいっぱいっぱいな頭の中の整理術として、最も効果が高いと私が実感しているもの「瞑想」について今回は書いてみようと思います。

「瞑想」は、難しいものでも、修行僧だけがするものでもありません。
気軽に楽しめるセルフメンテナンス術なので、友だちとランチしながら「そういえば昨日瞑想してる最中に彼からLINEが来てね〜」とサラッと言えるくらい当たり前になるといいなぁ、なんて思っています。

世代も性別もなく、場所にも時間にも制限はありません。どなたでも今日から始められる人生の裏技と言っても過言ではないかもしれない。
ホントは簡単なんです。

というわけで、いつも通り要らない余談などもふんだんにまじえつつ(笑)書き進めますので、よかったら最後までお付き合いください!


瞑想とは

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定義にもいろいろあるようですが、この中から私が最も最適と感じる説明を選ぶとしたら、「心を静めて無心になること」だと思います。

瞑想という言葉そのものになんとなく親近感を覚えない、という方でも、ヨガとか座禅になら少し身近な文化を感じるかもしれませんね。

詳しくはこちらの記事が参考になると思いますが、ヨガは瞑想の一部でもあります。

私自身、ヨガについては詳しくないので記事のご紹介しか出来ませんが、瞑想のとっかかりとしてすごく良い内容だと思います。よかったら参考にしてみてください。


さっそく余談ですが、私自身は学生時代に「座禅の授業」がある学校へ通っていたからなのか、座禅に対しての抵抗感や敷居の高さみたいなものをまったく感じません。
それもあって、瞑想にもすんなり入っていけたのかな、と思いますね。

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学校にこんな感じの座禅堂もあって、堂でのお作法なども教わります。

1回の授業の中で必ず、警策と呼ばれるあの棒で肩もパシッ!と叩かれるし、当時はその効果や目的も理解できなかったので、生徒側としてはけっこう不満タラタラな授業だったように思いますが(笑)。
今考えると、この経験によって瞑想の基礎を教えていただいていたのかもしれません。

ちなみに写経や写仏の授業もあるし、修学旅行でお寺に泊まったりもする学校でした。般若心経も途中までなら暗記でいけます。(ホントどうでもいい余談)


……めっちゃ話がズレてるので話を戻して。


今回瞑想の記事を書くにあたり、こちらの記事などもすごく面白いな、と思いましたので引用させていただきます。

瞑想を3つのカテゴリーで解説した論文には、3つのカテゴリーで脳波がどう違うのかを測定した結果が記載されているそうです。

(以下、文中の表を引用させていただきました)

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これらを鑑みるとおそらく、私が実践している瞑想は「集中する方法」すなわちベータ波とガンマ波に特徴がある「強く集中している状態」に近く、また時には、「観察する方法」すなわちシータ波に特徴がある眠りの状態、夢を見ている状態(に近い)になる場合もあるな、という感じです。

いずれにせよ、脳波に影響があることには間違いありません。


瞑想により私が得た効果

ぶっちゃけ難しいことはいいから、結局どんなメリットがあるのかはよ言えよ(笑)、と思われている方も少なくないと思いますので、いくつかピックアップしてみますね。

私が瞑想で感じる5大メリット
①余計なことを考えない時間を強制的につくれるようになった
②頭の中の大渋滞が解消された
③怒り、後悔、自己嫌悪などの負の感情が流れ去った
④瞑想時の腹式呼吸により便通が改善された
⑤丹田の存在と位置をしっかり意識できるようになった

この5つです。

ひとつずつ解説していきます。


①余計なことを考えない時間を強制的につくれるようになった
放っておくと、起きている間中ずーっとネットを見たり考え事をしたり、要らぬ心配をしたり、しちゃいませんか?

その時間を例えばほんの20分でもいい。毎日瞑想に置き換えることによって、「思考を停止させる時間」をつくれるようになります。

この20分間の精神的平和さや貴重性に気付くと、瞑想は手放せなくなります。


②頭の中の大渋滞が解消された

もっと具体的に書くとしたら、「決断と頭の回転が早くなり、すべての効率が上がった、集中力がついた」です。

なぜそうなるか、と言うと、

③怒り、後悔、自己嫌悪などの負の感情が流れ去った から。

つまり、「頭を占めている不要な感情や情報を整理することによって、必要な情報へのアクセスが早くなる」のだと思います。

たぶん、以前のままの頭の中が整理されていない状況では、このnoteも書けなかったのではないかと。
届けたい!と思う情報がすごくたくさんあるので、以前の自分ならばうまくまとめられずに挫折して終わりだったかもしれません。

上手く書けているわけじゃないけど、書きたいことを整理して、なんとか形にするようにはなれた。イコール、自分への満足度が上がる。
これも瞑想の恩恵のひとつだと私は思っています。

意外なところでは、こんなメリットも。

④瞑想時の腹式呼吸により便通が改善された

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実際のやり方で後述しますが、基本的に瞑想は腹式呼吸で私は行います。
上にも記述がある通り、横隔膜を上下させ腹圧が変化することでホントに便通に効くみたいです。
少なくとも20分間(余裕がある日は1時間)の瞑想を毎日実践しており、100%とまではいかないにしても、90%くらいの確率で有効だと思います。

⑤丹田の存在と位置をしっかり意識できるようになった

丹田の説明がちょっと難しいのですが、

こちらの記事の説明がけっこうスッキリしていてわかりやすいかな、と思います。人間にとってけっこう重要部位(部位という言い方が当てはまるのかはさておいて)であるにも関わらず、丹田の存在をご存知ない方も多いのではないでしょうか。

(以下、一部記事より抜粋させていただきました)

現代人の体は、軸がブレている

丹田とは、「丹」(不老不死の薬)を養う「田んぼ」のこと。
解剖学的には実在するものではなく、また厳密に「ここ」と言えるものではないので、「下腹部」と理解するくらいでいいだろう。

ここを冷やしたり、おなかをこわしたりすると、立っていられないくらいに体がつらくなることもある。

ヨガでは人間の体の重心はこの「丹田」にあると言われる。
しかし、体がゆがんでしまうと重心が上がってくる。それによりさまざまな不調が現れるのだ。実際、不調を訴える人の丹田を触ると冷えていることが多い。

先月から当noteで募集しお試しいただいている「遠隔レイキヒーリング」でも、この丹田の部分に冷たさのようなものを感じるケースがじつはあります。

それと、「レイキヒーリング」は自分自身にも流せるのですが、私は最初、私自身の丹田にかなり時間をかけて流しました。丹田がエネルギー切れすると、体調面ばかりでなく精神面に顕著に影響が出る気が私はするので。

具体的には、丹田に「氣」を満たしてあげると、自分軸が安定しブレません。自分を信用出来るようになるので、生きていく安心感が増幅しますよ。

瞑想では呼吸によって丹田へ良いエネルギーを取り入れる(後述します)ので、自分の体内における丹田の存在を実感しやすくなると思います。
ですので、ぜひ瞑想を試してみてください!


私が実践しているやり方

私自身が正式なインストラクターではないので、あくまでも、最初にプロのヒーラーさんに教わったことと、瞑想会というイベントに参加させていただいた中で自分なりに吸収したことを持ち帰り、自宅で毎日続けたことによってルーティンに定着したやり方です。その辺をご了承ください。

ネットで瞑想のやり方を検索すると、それこそ星の数ほどやり方がヒットします。私個人の考えとしては、「その人に合ったもの」を「続ける」のがベストだとは思うのですが、でもせっかくやるのならより効率的で、損のないやり方をしていただけたらいいな、とも思うので。

いくつかの手順を簡単に記載してみますね。

私の瞑想の手順④つ

①好きな時間に好きな場所で、楽な体勢でどうぞ
②特に道具などは必要ありません
③瞑想中は何をするのか?
④力を抜くコツ


①好きな時間に好きな場所で、楽な体勢でどうぞ
個人的におすすめなのは、
(1)朝イチに
(2)少なくて20分、多くて1時間くらい
(3)ヨガマットの上で
です。

ヨガマットの上でも特に座禅を組んだり胡座をかいたりもしないです。
足が痺れない程度にクロスするくらい。
そんでもって途中で組み替えたり座り直したりも自由にします。

あと、寝落ちもします。
それもぜんぜんアリです。大丈夫。
でも慣れてくると、寝るか寝ないかの境目でウロウロするようになって、その時に何かの映像を見たりだとか、インスピレーション系の不思議な体験をするようになってきました。ってまぁこれも余談です。

床じゃなくても、ベッドの上でも、椅子に座ってでもOKです。
なんなら私は遠距離バスの中でこっそり始めたりもします(笑)。
それくらい、制限はないです。

ただ、胡座をかくにしても、椅子に座るにしても、意識していただきたいのは「姿勢」です。背筋を伸ばすこと。イメージとしては例えば、自分が地球に串刺しになっているような感じ?
頭のてっぺんは天から吊るされ、お尻は大地に根を下ろしているような。

慣れてくると、深く深呼吸しやすい(横隔膜を動かしやすい)重心のポジションのようなものが自分の感覚で掴めてくると思うので、「丹田を据える」ことを意識しやすくなると思います。

両手の手のひらは膝の上、そして手のひらを上向きに置いてみてください。何でかはわかりませんが(わからんのかい)、良いエネルギーを取り込みやすくなるような気が私はします。

瞑想の画像ではよく親指と人差し指を輪にしているものを見かけると思いますが、私は特に取り入れていません。ただ、あれら「印」と呼ばれるものはいろいろ意味があって結ばれていますので、興味がある方は取り入れてみるのも良いと思います。

②特に道具などは必要ありません
が、あると気分が高まったり、集中した状態に入るために手助けとなり得るアイテムを一応記載しておきます。

(1)キャンドル、そしてお香などのアロマアイテム
(2)Youtubeなどにあるリラクゼーション系のBGM
(3)時間を測るならスマホのタイマー


(1)個人的おすすめは、100均のティーライトキャンドルや、ナグチャンパというサイババのお香。お香はお部屋の浄化にも良いと思います。気分も落ち着くのでおすすめです。

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(2)音は、それぞれ好みもあると思うのですが、私は川の流水音のみ、とか、自然界の音だけが聞こえるのが好みです。


瞑想導入動画などもYoutubeを検索すると山のようにヒットするのですが、実際に私が利用させていただいている20分の瞑想動画は非公開のものなので今回ご紹介する事が叶いませんでした。すみません。

(3)音はない方が集中できるな、という方はスマホのタイマー設定でどうぞ。
尚、私はたまにタイマーを仕掛けずに気の向くまま好きなだけ瞑想する、という日も設けていて、そういう場合でもだいたい20分から30分で自然と集中力が途切れますね。
なので、自分にはそれくらいが自然でちょうどいい時間設定なのかもしれません。

③瞑想中は何をするのか?
最終的には「何もしない、何も考えない、無の状態」が説明としてぴったりだと思いますがなかなか難しいと思うので、最初のうち私が意識したのは、

(1)深い腹式呼吸をくり返す
(2)体の感覚をなくす
(3)頭に浮かんだことを脳内の川にぜんぶ流す

この3つです。

(1)について言語化するとしたら、鼻から息を吸いながら頭のてっぺんからお腹(丹田を意識する)へ良いイメージを取り込む。例えば、宇宙にある無限のエネルギーだとか、大いなる愛だとか。ちょっとスケールの大きいもの。目には見えないものやパワー、キラキラした光などをイメージして、丹田へ取り込む感じ。

最初は難しいかもしれませんが、慣れてくるといろんな良いイメージが湧いてくると思います。美しい地球の全体像とか、さらにはその上の果てなき銀河とか。異星人になったつもりで、ちょっと「自分の存在を遠くの目線から感じてみる」と面白いかも。

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反対に、息を吐く時は口から。「自分の内側にある要らないもの」をイメージします。例えば、心配事、ネガティブな感情、雑念など。ふだん自分に課している役割とかルール、魂を縛るものだとか。色に例えるとしたら黒いものだとか。
そういった主には悪いイメージを、息といっしょに吐き出しちゃってください。

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思いきり吐き出しましょう。

丹田を意識して息を吸い、お腹が凹むくらい意識して息を吐くと、自然と腹式呼吸になります。
ここまでの手順をゆっくりゆっくり進めると、瞑想を始めてからたぶん5〜6分ほど経過していると思います。


(2)は、センタリングの作業です。
簡単に言うと、体の一部などの一点に意識を集中していくこと。
例えば、足先、膝から下、腿、などのパーツに分けて、その部分の感覚をなくしていく感じ。

もうちょっと複雑に表現するとしたら、肉体から感覚を切り離す感じ。
場合によっては瞑想中、肉体により地上で縛られていた状態から切り離されて、宇宙で飛び回れるような自由な感覚を楽しめることもあるかも?(個人差あります笑)

前述した丹田の存在と位置をなんとなく理解できるようになったりするのも、こうして瞑想を通じて自分の肉体と向き合う時間を毎日積み重ねるからかもしれないですね。

こういった体の一部に集中して「寄せていく」作業は、体が資本のアスリートの方にも有効なんじゃないかな、と思いますし、実際エアレーサーとして有名な室屋義秀さんのアスリート向けの動画には、瞑想の概念にも繋がるのでは?と感じるような内容もいくつかお見受けします。すごく興味深く、ためになる動画を作成していらっしゃいますので、これについてもnoteの最後でもう少し書きますね。

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(3)については、瞑想中につい考えてしまったり、勝手に浮かんでしまう物や事を、良いことも悪いこともひっくるめて、とにかくぜんぶ、脳の中の大河に放って流してしまう感じです。

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私の場合はこれらぜんぶ、妄想の中でアクションします。

簡単にいうと、頭の中に描いた大きな川へ体ごと飛び込んで、脳内にある不満や怒りをちぎっては投げ、ワーーーーッ!!!!って、水で洗い流すっていうか、もはや水中で暴れる(笑)。

そうやって気が済むまで川の中で洗い尽くしたら、陸に上がって再び瞑想する、を約20分間くり返しています。

不思議なことに、瞑想の回数を重ねていくと、流すことがなくなってきてだんだん川に飛び込まなくなります(笑)
そこまでになるとおそらく、瞑想のメリットを感じられるような出来事も身の周りに増えてくると思うので、お楽しみにしてください。

ちなみにちょっと待って、良いことも悪いことも流してしまったら最後に何も残らないのでは?と思うかもしれませんが、最終的には自分にとって必要なものだけ内側に残ってるので大丈夫みたいです。

④力を抜くコツ
瞑想中は出来るだけ力を抜いてリラックスすると集中もしやすいと思いますが、なかなかその力を抜く、という作業が難しい。

そんな時はインスタントリラクゼーションをやってみるのもおすすめの方法のひとつです。

どんなやり方かというと、
「全身にぎゅーっ!!!と思いきり力を入れてから、一気に弛緩させる」。
これだけ。

瞑想中じゃなくても、普段の生活の中でも使えるやり方なので試してみてください。



スポーツシーンにも通じるであろう瞑想の概念

さてここからは完全に私の趣味のコーナーです(笑)。

今回瞑想の記事を書くにあたって細かな点を整理していく中で、スポーツシーンの中に「これは瞑想にも通じるものがあるのでは」と直感するものをいくつか思い出しましたので、ご紹介します。


①2人の稀代のバッターが持つ強さの秘密

2016年、野球殿堂顕彰者(エキスパート表彰)に選出された榎本喜八さんというプロ野球選手がいらっしゃるのをご存知でしょうか?

今シーズンからMLB、タンパベイ・レイズでプレーしている筒香嘉智選手もかつて読んだという松井浩さんの著書「打撃の真髄 榎本喜八伝」には、榎本さんが試合前のベンチで座禅をしたり、丹田に精通して素晴らしい打撃成績を残したという様々な逸話が記載されています。(Wikiでもいろいろ読めますので、興味がありましたらぜひ)

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当時、筒香選手の影響で私もこの本を読みました。
榎本さんのベンチでの座禅などは「奇行」と括られ、引退後は野球に関する職へ携わることが出来なかったりと、周りの理解をなかなか得られなかったようです。

けれど、私が今こうして瞑想や丹田を学び始めて感じるのは、決して「奇行」などではなかったのではないか、ということです。
むしろ理にかなってることの方が多いのです。

座禅というひとつの瞑想テクニックを用いて、集中力を高める。
一切の無駄を省いたその精神は、理想とする打撃を実現するために必要な情報へ最短距離でアクセス出来たことでしょう。

榎本さんのWiki文中には、
「臍下丹田(せいかたんでん)に気持ちを鎮め、そこを体の中心として指先や足先などの体の隅々までを臍下丹田と結び(五体を結び)、連結させるというトレーニング方法を実践するようになる。同トレーニングをすることで、榎本は体の隅々が意識されて、自分の臓器の位置までがわかったという。これらによって効率的な体の使い方ができるようになり、「以前の自分は無駄な力が入りすぎていた」ことや、「バットを振り回すのではなく、バット自身の重さで下に落ちる力をも利用する」ことに気がつき、打撃への理解を深めた」
という記載もあります。

前述した瞑想のやり方の項で、丹田の存在に気付くと自分の体に意識を集中し感度を上げることが出来る旨記載しましたが、その感覚をうまく打撃に落とし込むことが出来る異色の才能が榎本さんにはおありだったのではないかと私は思います。


ちなみに筒香選手もこの著書を読んでしばらく経った頃に、「毎朝、重心の位置を確認する」という記事が掲載されたことがありました。

(以下、記事文中より抜粋させていただきます)
朝、筒香は寝起き直後にベッドの横に立つ。
両足を肩幅に広げ「毎朝、まずは重心の位置を確認するところから始まる」と説明する。
試合開始までに微妙にずれた重心を定位置に戻す作業に入る。
「廊下を歩くときにも意識する。シャンプーするときに脇を上げすぎると重心が上がる。
重心を意識して準備をするのってすごくしんどいんです」と、体を支える重心にとことんこだわる。
打つために、勝つために、一切の妥協を許さない。

どうでしょうか。この部分、「瞑想により私が得た効果」の項にて前述した「現代人の体は、軸がブレている」の文面『ヨガでは人間の体の重心はこの「丹田」にあると言われる。』に繋がってきますよね。


丹田、重心、というキーワードが繋ぐ、2人の稀代のバッター。
榎本さんはたぶん、探究の先に存在した「良いもの」を素直に取り入れただけ。そして無心の境地へ行き着くことが出来た、純粋な方だったのではないでしょうか。

今、時を超えて2020年、私は声を大にして言いたいと思います。
あれは「奇行なんかじゃなかった」と。
瞑想を知ることで、榎本さんへの理解も深まるといいな、と勝手ながら願っております。



②空飛ぶ哲学者

残念ながら2019年に終了してしまいましたが、私はレッドブル・エアレース・ワールドシリーズが大好きでした。

エアレースとは飛行機を用いて飛行技術や機体性能を競いあうモータースポーツで「空のF1」とも呼ばれています。
中でもこのレッドブル・エアレース・ワールドシリーズは日本(千葉・幕張)でも開催され、2017年には日本人チャンピオンも誕生しました。

それが、エアレーサー・室屋義秀さんです。

いや、今見ても鳥肌が立ちます(笑)。興奮しましたねぇ。

室屋さんご本人のカッコよさもさることながら、このファルケンカラーの機体がすこぶるカッコよくてうっかり今からエアレースについて朝まで語り始めてしまいそうなのですが、グッと堪えて話を元に戻しましょう。



ちなみに、筒香嘉智選手の登録名がMLBでは「Yoshi Tsutsugo」になっていますが、室屋さんも2017年に登録名『YOSHI MUROYA』へ変更しております。(余談が多すぎる)



さて、その室屋さんが開設しているYoutubeでは「アスリートの哲学」というシリーズ動画が公開されていて、メンタルメンテ法やゾーニングなど、数々のレースを戦う中で培ったアスリートとしての「ノウハウ」や「気づき」を大変わかりやすい解説と画面構成力で語っておられます。

室屋さんのよくまとまった話し方も、必要最低限の要点に集約したテロップの出し方なども、本当にわかりやすくて見ていて唸るくらい高クオリティな動画なのでおすすめです。世界チャンピオンに輝いたエアレーサーの精神の極意がぎゅっと詰まっていますので、ぜひご覧になってみてください。
1本1本の動画の長さも短めなのでさほど時間はかからないと思います。

現在第8話まで公開されていて、その中でも個人的におすすめなのが、こちらの動画。


アスリートの哲学 第7話 集中力Ⅴ「ゾーン」の威力

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室屋さんは、いわゆるゾーンに入った状態を「集中しているというよりは、リラックスしている状態」「集中状態の極み」と表現されています。

また、そのゾーンに入る直前には「エゴが消えた」とも語っているのですが、こういった状態へ突入していくのは瞑想中のそれととても近いな、と私は思いながら拝見しました。

いざ本番を前に集中しよう、リラックスしよう、としても、日々の積み重ねにより自分なりの導入方法を理解していなければなかなか出来るものではないですよね。
そこで、この動画の中で室屋さんが語る、集中力を保つためのいくつかのトレーニングが参考になります。

(動画のポイントを要約すると以下3つのトレーニング)

①インスタントリラクゼーションを活用する
②呼吸をコントロールする(吸い込む時は良いイメージを描き、吐く時は不安などを出す)
③意識をセンタリングする(意識を体の一部や一点に集中させることで、自分が今どのような状態にあるのかを把握していく。最終的には丹田、サードアイへと意識を寄せる)

これらを実践するのに、先に書いた瞑想の手順の中によく似たプロセスがあることをおわかりいただけるでしょうか。
アスリートではない自分でも、瞑想を用いることでこのトレーニングは取り入れやすいのではないかな、と感じましたので、ご紹介させていただきました。

この他、アスリートの哲学 第4話 集中力Ⅱ”集中力を鍛えるトレーニング” では、集中した状態では体にどのようなことが起きているのか?も解説されていて、こちらも大変興味深い内容になっています。

シータ波、座禅の解説の部分は特に必見ですよ。


このように、瞑想を通じて自分が得た感覚を活かすことで、アスリートの方が語られる内容の中にも「あ、言ってることがなんとなくわかる気がする…」と感じる場面が格段に増えました。

note前半部分で言葉を尽くし瞑想がもたらすメリットを書き連ねはしましたが、じつは私にとっては、こっちの方が最高最大のメリットだったようにも思います。(それ言ったら前半部分何だったんやって話ですが)


まとめ

というわけで、いかがでしたでしょうか?

あまりの長さに最後、どうまとめて良いのか私もよくわかりません(笑)。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました!としか言えません。
本当にどうもありがとうございました。

少しでも瞑想を身近に感じ、「やってみようかな」と思っていただけたら幸いです。また、質問等があればお気軽にお寄せください。


先月からお試しいただいている「遠隔レイキヒーリング」も、次のフェーズへ移行して再開したいなと考えています。
まとまり次第、またnoteにて告知させていただきますので、ご縁がありましたらどうぞよろしくお願いいたします!



それでは、また!



いただいたサポートは形而上学と魔法の学び、そしてヒーリングサロンを通じて必要としている方へのサポートとして循環させていただきます。