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琴似発寒川に初夏の到来 濁りの下にサクラマス

今シーズンもサクラマスたちが琴似発寒川に帰ってきています。雨の日の彼らの様子は、2つ前の記事でお伝えしました。もう少し落ち着いたところを確認しに、流域を探ってきました。
この時期はイネ科の植物の花粉で、ちょっとヤブを探るだけで、涙目になってしまいます。それでもヤブに入ってしまうのが、観察者のサガ(一応住宅街なのですが)。ようやくたどり着いた深みにカメラを向けてみると…。

サクラマス、きちんと群れで入っていました。水量が多いのはいいことなのですが、濁りが激しくて水上からは観察できないのが少し残念。この濁りのなか、ノゴイだけは足元まで近寄ってくれます。

オオヨシキリの鳴き声が聞こえる水辺で、ときどきサクラマスがジャンプして、水音が響くのは初夏の札幌ならではの野生です。
水面直下の水温は20度。一緒に泳いでいるノゴイにとっては、適温なんでしょう。ものすごく元気にサクラマスたちを蹴散らして泳ぎます。この水温は、サクラマスにとってはちょっと熱めかもしれません。

サクラマスたちが産卵行動を始めるのはまだ3ヶ月先。ふるさとの川で、無事に子孫たちに命をつなぐことができますように。

川ではサクラマスは禁漁です。

2023年6月中旬撮影


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