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北海道の岬めぐり13 沙留岬

沙留岬(さるるみさき) 興部町


国道238号の興部市街を過ぎて、紋別に入る中間地点にオホーツク海に突き出てるように沙留岬があります。

「さるる」はアイヌ語で、「小川で支流はないが、川口の砂深く、人が渡るのに極めて危険である」という意味です。

今は釣り場として知られており、岬の北200mほどの所に流れ込んでいる無名川の河口から岬までの砂浜で6月のカワガレイ、スナガレイに始まり、初夏にはマガレイ、秋口からはクロガシラと移っていくといいます。

岬には駐車場がありオホーツク海で数少ない海水浴場とキャンプ場があります。

駐車場の南側に碑石が建っており、興部町の開拓発祥の地です。

碑文
酷寒風雪とたたかいながら、不屈不撓の精神をもって興部町開基の礎を築かれた幾多先人の偉業に感謝を捧げ、その事蹟を後世に伝えていくために、明治22年興部町で和人がはじめて定住越冬した発祥の地である沙留に開基百年を記念してこの碑を建立する。
                      昭和63年10月1日


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