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【北海道生活】札幌~狸小路を探検してみた
狸小路、夜は地元の人が集まるディープスポット
たくさんの人でにぎわう、すすきの交差点。
ここからわずか数分のところにある狸小路商店街は、
昼は観光客向けの大きなおみやげ店やドラッグストアなどが軒を連ね、
夜は雰囲気が一転、地元の人向けのお店がオープンするグルメなストリートになります。
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ロケハン、撮影、そして入稿後と、この界隈を何度も通わせていただきました。
アーケードの真ん中にある狸小路市場も、なかなかのディープな場所。
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ぜひ、昼と夜それぞれにのぞいてみてほしいです。
昼は八百屋さんやお魚屋さんがオープンし、夜ともなるとシャッターが降りる代わりに、飲食店が次々とオープンするという。
カメラマンと、ずーっと外を張っていました。お客さんの顔が映らないように、それでいて、人通りがなんとなくあるように、その絶妙なバランスを狙っていたのです。
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あまりに長時間、カメラマンを張らせていたので、
すぐ近くにあった「札幌新倉屋 本店」にて花園だんごを買って、
カメラマンにおすそ分けしました。
だんごで働かせるって、桃太郎じゃないっつーの。
ちなみに私は甘くないだんご、みたらし、ごま、よもぎを選びました。
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次は西の端っこ、二条市場へ。ここに、「のれん横丁」があります。
二条市場も日中はにぎやかで観光客も多く訪れていますが、夜になると様子が一変。
おそらく、ほとんどが地元の常連ではないかというディープスポットになります。
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そのひとつ、のれん横丁の看板も長らく更新しておらず、自分で店に行かないとよくわからない。
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思いきって3軒ほど、飛び込みで入ってみました。
のれん横丁は小さい店が、ちょこちょこと入っているのですが、一瞬入るのに勇気がいる割に、入ってみるとけっこう安心できるお店が多いです。もちろん明朗会計です。
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個人的には、2階にオープンしたばかりのお店で頼んだ、焼きたらこの焼きかげんが、ほぼレアで最高でした!
店主さん「どうして、うちの店に来られたんですか?」
私「表の看板を見て、なんとなく……」
そう、知らないお店に次々入ってみるのは、まるで大人の冒険です。
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今回ご紹介している「いごこち日和。」さんも、電話も全くつながらず、思いきってのれんをくぐったという次第。
突き出しは、ニシン漬け。冬の北海道、うれしい一皿です。
店主と常連がおだやかにお話しされているのを、邪魔しちゃいけないと静かに飲んでおりました。
……が、
「谷村新司が亡くなったね~」「ほら、夕張の、大橋純子も亡くなって……なんだっけ、流行った歌……」と店主と常連がなかなか思い出せないところで、
「たそがれマイラブ!」
と叫んでしまった私。
少しだけ常連さんともお話しできてしまいました。こうして、知らない方と仲良くなれるところも楽しい。
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狸小路のアーケードにある「ラーメン一徹」も、昼間はラーメン屋さんですが、夜になるとジンギスカン屋が奥にオープン。
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しかも、ビールを頼むと、突き出しが出てきます。
ラーメン屋さんならメンマや枝豆が出てくるところ、
その夜の突き出しはカツオのたたきでございました。
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夜は様々な創作メニューもお目見え。
ポテトとコンビーフの「ポテトアミー」も店主オリジナルです。
ジンギスカンで仕入れる羊の肉を、煮込みやラビオリ(餃子)にするなど、ビールやワインに合う料理がいろいろあって、カウンターで飲んでいる人、ラーメンだけを食べてさっと帰る人、それぞれいて自由なお店です。
ただひとつだけ、夜7時30分に閉店するのが悲しい。サラリーマンにはなかなかハードルが高いのです。
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東の端っこまで行ったところで、アーケードが終わり、ふらりと1本北側の道へ。
昨年移転した「たかさごや」がすぐ見えます。
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この時期にしか出ない「真だらの塩焼き」があったので、即オーダー。
好物の焼きたらことともに出していただきました♪
おいしいなあ、たらの親子だなあ、とよくよく考えたら、たらこの親はスケソウダラなので、親子ではありませんでした(笑)
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「北海道生活」冬号が校了した夜は、札幌でホワイトイルミネーションが始まった日でもありました。
札幌は星の数ほどお店があり、この狸小路だけでも相当いい店がたくさんあるので、今回の冬号で紹介したのは、ほんの一部。
それでも札幌のガイドブックではお目にかかれない、なかなかユニーク&ディープな情報を厳選していますので、ぜひ、ご一読のうえ美味しい料理とお酒を楽しんでみてくださいね!
(編集長)
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