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砂防ダムを造る2

床掘を終え、平板載荷試験により地盤支持力の確認が取れればひと段落
型枠大工と日程の調整を行いリフトごとの打設日を決める。
生コン出荷工場のオーダーが混み合っていることが多く中々こちらの希望道理の日程、日時に添えないことがある。
一か月先まで生コンオーダーを済ますが、天候等により1日でも打設日にズレが生じるとその先全部の日程がズレる可能性があるので祈るしかない

発注先にもよるが、スランプ値の小さい生コンを指定されてコンクリートポンプ車の使用不可であること多い。
この場合、何m3あろうが一日中ホッパーに荷下ろしし所定の位置に振り続けるフェーズに移る。ほぼ毎日これを繰り返す

この頃には発注者がらみの協議等も固まっているため
所長としては暇なフェーズになる(時間に余裕があると言う)
事務所にくる商社の方々と談笑しつつ
現場職員に生コン最終数量調整で0.25m3以上余すなと圧をかける。
創意工夫なにか考えなきゃなぁと思うだけで、大概後回しにする。

同じ会社に勤め続け、単独で受注する事が多くJVで繋がることもない
隣接工区等で他現場の所長さんと関わる事も多いが年配の方が多く
業務的な話に留まる。
同年代はあまり会ったことがないし、横の繋がりも薄いので自分が現在どのレベルの技術者であるか、どこに行っても通用するのか
不明で不安なのである。

前回竣工した砂防ダム工事の評定は98.44点と自己ベストであった。
優秀現場代理人表彰の射程圏内だと思っているし、自信にも繋がった

しかし前述のとおり、将来に不安を覚えている。

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