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【登別市】地獄で極楽!ここは北国、登別の「湯のある暮らし」

はじめまして。
登別市地域おこし協力隊1年目の新村のりこです。
「温泉」「地獄」でおなじみの北海道登別市。
登別温泉には硫黄泉、重曹泉など9種類、カルルス温泉には単純泉、計10種類の温泉を有しています。
そのイメージが強すぎるせいか「暮らし」がなかなか想像できない方のために、今日は意外と知られていない登別市の暮らしにまつわるアレコレをご紹介します。




①[位置]新千歳空港へのアクセス良!交通機関は充実の登別

登別温泉にいらしたことがある方はご存じかもしれませんが、新千歳空港から登別市街地までは鉄道、バス、自動車ともに約1時間ほどです。
札幌市へも車で約1時間半。海と山の景色を楽しみながらあっという間に都会へ到着。
車があるとさらに行動範囲が広がります。
美しい湖のまわりに魅力的なお店が点在する洞爺湖町へは約1時間。
「伊達野菜」でおなじみ、新鮮で豊富な野菜がずらりと並ぶ伊達の道の駅までは高速道路利用するとわずか30分で到着します。


②[気候]北国初心者も安心。雪は少ないほうです

海と山に囲まれた登別市

太平洋沿いに位置する登別市は、北海道の中でも気候が安定しており、真冬でもマイナス10度以下になることがほとんどありません。雪は積もりますが、札幌市が140cm積もるのに対して、登別市はその半分の70cmほど。
わたしも今年の冬(2023年)に除雪用のスコップを使ったのは3回程度でした。集合住宅の駐車場で自分の車まわりのみなら15分ほどで終了します。
初めての北海道暮らしにはおすすめの地域です。

1月中旬の住宅街にある刈田(かった)神社の様子。石畳が見えています。


③[住宅]家探しは比較的容易です

「登別伊達時代村」※城物件はありません

登別市の人口は約4万5千人。
市内には住居や事務所、店舗などの賃貸や分譲物件を扱う不動産取引業者が複数あり、最新の物件情報を紹介しています。登別市のホームページに市内不動産業者のリンク集がありますのでご活用ください。

ちなみにわたしは登別市役所のある<幌別(ほろべつ)地区>に住んでいます。
築30年以上は経っているものの2LDKで5万円。市役所までは歩いて10分ほどの便利な場所です。特急が停車する幌別駅や、比較的大きなスーパー、飲み屋街もあり、ここですべてが完結します。

温泉地区(赤)・登別駅地区(青)・幌別地区(紫)・鷲別地区(黄)


④[仕事]仕事、あります!

地元の企業「カムイ電子」さん

観光業だけではなく製造業や介護など多種多様な求人募集があり、車で20~30分ほどの隣まち、室蘭市まで範囲を広げるとさらに求人募集が多くなります。
ハローワーク室蘭で条件を「正社員」のみに絞り検索すると、約170件の求人募集が表示されました。(2023年5月現在)
大都市と比べると職種は限定されますし、給料も高くはないかもしれませんが「仕事がない」ということはありません。
また、登別市では市内で新たに事業活動を始めようとする方を支援するための補助金を用意しています。
事業活動の開始を検討されている場合など、お気軽にご相談ください。

温泉地区(赤)・登別駅地区(青)・幌別地区(紫)・鷲別地区(黄)

住宅が特に多いのが、<幌別(ほろべつ)地区>と<鷲別(わしべつ)地区>。
この二つのエリアには大型スーパーやドラックストアなどが点在し、暮らしやすい地域です。
<鷲別(わしべつ)地区>はお隣の室蘭市にも近く、買い物や病院通いにも便利な場所。幌別地区には市役所や飲食店街もあり、地元の人との交流も生まれやすい、飲み歩きも楽しい街です。
また<登別駅前地区>は登別温泉が近く、家から車でわずか10程度で日本屈指の名湯に浸かることができます。
温泉や海に近い地域で暮らす時に気をつけなければならないのが、車のお手入れ。潮風や硫黄によってサビができやすい環境のため、こまめな洗車をおすすめします。

1日1万tものお湯が自然に沸き出る登別温泉。硫黄の香りを嗅ぐだけで元気になる気がします。


⑥[医療]市内はもちろん、お隣の室蘭市にも

市内には40か所の医療機関あり、うち小児科があるのは4院です。
自動車で約20~30分のお隣のまち、室蘭市には総合病院や24時間体制の救急病院もあり、田舎暮らしとはいえ不安はありません。


⑦[子育て]エリアごとで子育てサポート

温泉地区(赤)・登別駅地区(青)・幌別地区(紫)・鷲別地区(黄)

登別市では、妊娠前から出産・育みまで、子育ての段階に応じたさまざまな支援を行い、子どもの健やかな成長とご両親がゆとりをもって子育てを楽しめる環境づくりに努めています。
登別市移住ポータルサイト「楽住」の<のぼりべつのまち>ページでは、上記のマップの各エリアにカーソルを合わせると、医療、教育、公共の施設数が表示されますのでご覧になってみてください。
また、妊娠、出産については以下のような助成制度もご用意。
・不育症治療費助成
・妊婦健康診査
・出産応援金
・出産育児一時金
・新生児聴覚検査の費用を助成
・子育て応援金
・児童扶養手当

「楽住」では登別市の子育てサポートについてご紹介しています。


⑧[休日]いい湯だな!

日帰り温泉「さぎり湯」

休日に楽しんでいただきたいのは、やっぱり温泉!
登別温泉に9種類、カルルス温泉は1種類、わたしもまだすべてのお湯を制覇できていません。

上の写真の日帰り温泉「さぎり湯」には硫黄泉と、ここでしか入ることができないミョウバン泉があります。
疲れがたまった週末にこのお湯に浸かり一週間の疲れをリセット。
ここのサウナも大変人気で、時間によっては混みあうこともあります。
水風呂はかなり冷たいほうで、以前震えながら入っていると常連さんから
「手をこうやって、バンザイするといいよ」
とゼスチャー付きのアドバイスをいただきました。
そんな交流も楽しいお風呂の時間です。

カルルス温泉「鈴木旅館」。猫たちのサロンになっています。

登別温泉の奥座敷、山間にあるカルルス温泉は無色透明の単純泉。
こちらは体を芯から温めてくれて帰宅後もしばらくホカホカです。
その中のひとつ「鈴木旅館」さんのお風呂はレトロな木の床。
木の枕が置かれていて、これを使って床に寝転がります。
浴槽から手桶でお湯を汲み身体にかけると、柔らかいお湯が全身を包んで何とも言えない心地よさ。至福の時間です。

木の枕。木の床は年月を経てお湯に削られたのか寝転ぶと不思議と身体にフィット。

登別はもちろんですが、室蘭市とは反対の隣りまち白老町にもまったく異なる泉質の温泉があり、市内市外で湯めぐりを楽しめます。


⑨ 移住相談窓口

登別市では電話、メール、オンラインで随時移住相談を受け付けています。
北海道移住に興味がある方、なるべく雪の少ないまちに住みたい方、そして温泉が大好きな方!お気軽にご相談ください。
お待ちしています。

▼ 登別市移住相談窓口


まってるよー!


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