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会社案内をリニューアルしました

 法規書籍印刷株式会社 戦略デザイン企画室の渡辺です。

 このたび戦略デザイン企画室のメンバーを中心に弊社の会社案内のリニューアルを行いました。

 昨今の就活事情を見る限りにはなりますが、企業に関する情報を求めている方々のほとんどは企業のwebサイトや求人サイト、またはSNSを中心に情報収集をされているように思えます。弊社のリクルート情報を求人サイトなどでご覧いただいて面接に来られた方が、私たちのnoteを読み弊社に興味を持ったとお話いただくことも少なくなく、企業のインターネットでの情報発信については発信する側もこれまでよりも一層敏感でいなければならないなと思うことも多々ありました。

 このような状況のなかでも、わざわざnoteで記事にするほど意識的に「紙の会社案内を作りました」ということを声高にご紹介しているのは、私たちがペーパーメディア(紙媒体)の制作に関っているからということにほかなりません。
 会社案内のリニューアルの話があった時点で、「紙面制作における組版・校正技術」を「私たちの技術的なアイデンティティだ」ととらえている以上(今回の会社案内にもこの言葉は一番知っていただきたいこととして盛り込んであります)、会社案内のように私たちのアイデンティティを一番知っていただけるものであれば「ペーパーメディアでお伝えしなければならない」というところに行き着くのは必然であったはずです。
 そして平置きにされていても、ぱっと目に飛び込んでくるフィジカルなメディアの圧倒的な強み。これはペーパーメディアでなければ決してできないものだとこれまで長い時間をかけて常々お客さまへ訴え、信じてきたことでもあります。

 また、表紙イラストを担当した企画室メンバーには「ペーパーメディアや電子コンテンツ、動画やオーディオブックの存在を意識できるもの、自分たちが手を動かして制作しているものが、生活の中に自然なかたちで溶け込んでいるということを改めて意識できるものにしたい」というおねがいをさせていただきました。「生活の中に溶け込んでいる」というところを非常にポップなかたちに落とし込んでいただいたことで、私たちが標榜する「あたらしい紙媒体のあり方」や「あたらしい読書」のようなものまでイメージしていただけるものを目指したつもりです。

 先日マイナビさん主催の転職フェアへ出展したタイミングではじめて、この会社案内で弊社のご案内をさせていただきました。表紙イラストのイメージからブースへ足を運んでいただいたり、会社案内をお渡ししたときにも私たちの社名とのギャップもあって、すこしの驚きとともに私たちの取り組みに対するご興味を持っていただくことが多くあったと聞いています。まさにこれが書店での偶然の出会いのような、フィジカルなペーパーメディアが人とのつながりへのきっかけを生むという強みなのだと思えてなりません。

 こうした会社案内ひとつとってもペーパーメディアの可能性を感じることはまだまだあるなと感じています。これまでの「大量生産/大量消費」を象徴するようなものではなく、確実な効果を得られるところに必要な分だけピンポイントで使えるメディア/ツールとしてのペーパーメディアのあり方を私たちはこれからも考えていきたいと思っています。

 ここまでお読みいただきありがとうございました。