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ファイナンシャルプランナーが学資保険を勧めない理由。

皆さんこんにちは。保険見直しプランナーのみやび。です。
皆さんは「学資保険」と聞くとどのようなイメージをしますでしょうか?


子供の将来の教育資金を効率よく貯める事が出来る。いわゆる銀行に預けるよりお金が増えるというイメージの方が大半ではないかと思います。
たしかに10年前であれば、それも可能で満期金は元本の110〜130%になる学資保険も存在していました。
しかし、ここ数年で学資保険の予定利率も大幅に下がり、良くても満期金の値は103%前後程度です。確かに銀行に預けるよりは100倍ましかもしれませんが、皆さんがイメージされる学資保険はもう存在しないといってもよいかなとも思います。

それでも「えっ!2~3%くらいは増えるのでしょう?それなら銀行に預けるよりいいわ」といって申し込みされる方もいるそうですが、額面が増えただけで将来のお子様のための教育資金と思っているのであれば、本質的には解決にもそして増えてもいません。

まず第一に、授業料・入学金などの高騰。「少子化」による大学入学定員割れもあり、大学側も当然商売ですから今のままでは経営が成立しません。現に国立大学でさえこの30年で約6割も授業料があがりました。

あわせてインフレ、学校で利用するパソコンも文房具も一人暮らしの家賃でさえこのままいくとおそらく価格は上がっていくことに違いありません。

こんなにリスクがあるのに、わずか2~3%で満足されるのですか?

私は保険を取り扱うファイナンシャルプランナーとして本来「学資保険」の意味とは、満期金が増えていく商品ではないとおもっております。

では何かというと「学資保険」の本質は保障です。単純に増やしていきたいのであればNISAや投資信託といった「投資」をした方がより多く増えていきます。「学資保険」はあくまでも契約者が支払っている最中に亡くなった場合に、お子様の将来の教育資金を確保するもので、かつ満期を無事迎えた場合は元本前後の金額を保障するというものなのです。NISAや投資信託を支払っている最中亡くなったとしても、それまでの運用額と積立額は保障されていても、その時の金額であって将来約束された金額ではありません。

ですから、保障というイメージで「学資保険」に加入するのであれば、よいのかもしれません。

では実際にどのような提案をしているかというと、保険取り扱いファイナンシャルプランナーが本気で勧める、「教育資金」の考え方を参考にしてください。


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