【2ー26限目】がん保険を1分で知る
がん保険は、その名のとおり、がんのみを対象とした保険。
商品のバリュエーションが広く、
「入院」「通院」「手術」「放射線」「抗がん剤」「死亡」「先進医療」といった保障や特約を選べる。
なかでも特徴的な、
「診断一時金」について
これは、「がんと診断されたら100万円」みたいに契約で決めたお金が手に入るで。
手に入ったお金は、もちろん治療に使ってもいいし、ウィッグを買ったり、貯金に回してもよい。
ちょっとここで、がんが他の病気と異なる点を説明するね。
◆手術以外にも受ける治療の種類が多い
◆入院日数が平均15日ほどと短く、抗がん剤治療などで通院が長期化することも多い
◆治療費が全額自己負担(健康保険適用外)の自由診療を受けることもある
◆ステージが進んでいると、ホスピスや緩和ケアを利用するなど、治療をやめることもある
つまり、、、
医療保険に入ってる人が、
「がんで4日入院して、自由診療の高精度放射線治療を受けて、抗がん剤治療を2年続けて、治療をあきらめて緩和ケアを1年利用した」という場合。
トータルの費用が、うん百万円もかかったにもかかわらず、
「医療保険から、入院給付金を2万円だけ受け取って終わり」
ってことになりかねない。
ということで、自由に使える「診断一時金」っていうのがあるんやね。
あと、気を付けてほしいのが、
保険会社によって異なる「がん」の定義
カンタンに言うと、
転移がありうる「悪性新生物」だけを保障の対象としているか、
転移がほぼない「上皮内新生物」も含めて対象としているか。
たとえば、がん保険で有名なアフラックは、
がんの定義に「上皮内新生物」を含んでおらず、
「支払われると思ったけどだめだった」って人がけっこういる。
もう一つ注意点。
「待ち期間」について
保険の責任開始日から90日以内にがんと発覚した場合は、保険金が支払われない。
がん保険を加入しなおしたときに、切り替え前のがん保険をすぐ解約すると、保障の空白期間ができてしまうから注意してね。
ということで、
今回は終わり~
次回は、「がん」も含めた、「三大疾病」について。
【2-27限目】「三大疾病」の保険は気を付けて比較してね
やで~