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ヴィジュアル系バンド「0.1gの誤算」の緑川裕宇さんのPRセンス、ズバ抜けてる!! PR担当は真似すべし!!!

タイトルでぜんぶ言いたいこと言ってますが、要はこれが出来てる人なかなかいないんじゃないか、って話です。
ちなみにヴィジュアル系バンド「0.1gの誤算」に対しての知識はかなり少ないオバンギャが書いてます。

  • 書いてる人:オバンギャ、グループウェア作ってる会社で働いてる。技術広報からのインターナルコミュニケーション担当。

  • 詳細:現役ギャは2008年頃まで

  • 現役のときの流れ:L'Arc~en~Ciel→PIERROT→SOPHIA(以降本命)→ムック→Fatima,SCISSOR→the Pumpkin Head→SOPHIAの活休で一旦上がる

  • その他:ゴールデンボンバーで再びギャに戻って、ゆるくバンギャやってる

  • 補足:転職したら「バンギャですよね」って話しかけられて友だちができる。ギャはギャを見抜けるしギャはギャを呼ぶ

ヴィジュアル系バンド「0.1gの誤算」とは

日本のヴィジュアル系ロック・バンド。メンバーは緑川裕宇(vo)、河村友雪(g)、水田魔梨(g)、眞崎大輔(b)、神崎流空(ds)の5名。2016年に結成。同年に「有害メンヘラドール」でシングル・デビュー。以来、精力的にライヴ活動を展開し、人気を拡大。

https://recochoku.jp/artist/2000541275/

AIDCAの法則に沿ってる

一般層、昔そのジャンルが好きだったライト層(オバンギャ)、既に顧客へのアプローチがどれも素晴らしいんですよね。

驚きで一般層の注目を集める

ヴィジュアル系に興味がなくても、「0.1gの誤算」を知らなくても思わずクリック・RTしたくなるポスト。
ぱっと見て強く印象に残るようなポストを端的な文章で載せてるのもセンス〜〜〜〜〜。

あるあるネタでオバンギャに関心をひく

こんなん絶対クリックするだろ。古のギャのクリック率絶対高い。
タイトルにバンド名や自身の名前を入れることなく、「13年前」という具体的な時代を想像できるワードをいれてるのもうまい。クリックしちゃう(した)。

日々のTweetで「絡みやすい仕掛け」を作り、接触回数を増やす

上記はボーカルの緑川さんのある日のTweet。「おはようちょうだい」は、リプライで挨拶をしてねの意味らしい。ギャが麺(= バンドマン)にSNS上で絡むのはハードルが高いはず。でも、このTweetは気軽にリプライしてねが詰まっててすごい。

  • ギャが「なんて言ったらいいのか」とか「うざがられるかも」みたいな不安を理解して

  • 自ら「気軽にリプライしていいよ、言葉に迷わないように挨拶だけでもどうぞ」と発信する

  • 満足にライブができないこの状況下でも、顧客に接触できる回数増やす

天才なの?
製品PR担当がSNS運用をするときに真似できるTipsだ。
そして私が現役だった時代なんてそんなものはなかった……!

※AIDCAの後半は省略(*ノω・*)テヘ

コンテンツ力がとにかく高い

ピンチだってコンテンツにする

動員が一桁のライブを「クセが強すぎて」とコンテンツ化できるのすごい。このインプレッション数すごそう(小並)

前売り・当券の販売状況を見て、ライブ当日のどこかで「逆にネタにできるのでは?」と気がついてカメラ位置を調整したのかもしれない。(もし仮にそうだとしたら)きっと赤字なのに、そこで落ち込まずコンテンツに消化できる潔さが素晴らしい!

SNSで発信するときの動画はハイライト版でお手軽視聴を誘う

Twitterで載せた動画は40秒ほど、まさに再生しやすいサイズ。思わずタイムらいで手を止めて見てしまうし、気になったらそのままYouTubeに遷移して、とフルバージョンが見られる。
企業SNSならよくある手法かもしれないけど、これを自分たちで気づいて出来る強さよ。

「過程」もコンテンツにする

ワイが現役のギャだったころは、麺(バンドマン)がすっぴんを見せるなんてこたーなかった…!

YouTubeならメイク動画は王道コンテンツ。「よくある」コンテンツに「バンドマン」をかけ合わせたときの面白さもそうだし、すっぴん時に目にモザイクいれてないところが潔くて好き。

時代を築いてきた人たちへのリスペクトで、ぐっと惹き込まれる

ヴィジュアル系シーンになくてはならないハコ(ライブハウス)、高田馬場AREA。2021年12月31日で24年間の営業に幕を下ろしました。
エリア盤(高田馬場AREAによく出てるバンド)という言葉を生んだほど。ヴィジュアル系シーンに高田馬場AREAはなくてはならないハコだったし、数え切れないほど行きました。

そのエリアに2008年頃、こういうバンドでこういう曲調あった〜あるある〜!!というのを詰め込んだのが「2008年高田馬場AREA」という上記の曲。

高田馬場AREAでMVを撮影して、まさに2008年頃にいたようなコテヴィ(コテコテのヴィジュアル系バンド)っぽい衣装で、2008年頃に聞いたようなメロディーライン満載の曲です。

ネタ曲ではなくて、エリアに敬意を払い、その時代を気づいてきた盤(バンド)への想いが詰まっていて、なんかこう胸がつまるような……。

最初は「なんか面白いことやってるバンドだな〜」くらいから、だんだんと興味関心が湧いて、ぐっと惹き込まれ、「この曲をライブで聞いてみたい」という欲求に持っていく流れが見事です。

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現役のギャの盛り上がり方が分からなくて不安だけど、ライブ行ってみたいなぁなんて思ったら

こんなコンテンツが…!!顧客への寄り添い力高すぎでしょ!!

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この状況下でなかなか大変だと思うし、満足行く活動ができないかもしれないけど、音楽は絶対必要だと思うし、素晴らしいヴィジュアル系バンドです。応援してます!

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