違和感

現代の社会システムと人間に馴染めないの。

誰かせいだとか、私のせいだとかそういう問題じゃない。

鬱だとか虐めだとか画数の多い難しい話でもない。(現代社会システムの定義的にはそう診断されるのかもしれないが、それは強烈な違和感に長時間さらされていたことにより副次的に発生した現象だ)

むしろ私の精神状態はそんじょそこらの現代人よりは極めて冷静で満ち足りているのだ。

だが、何かが違う。

掛け違えたボタンが分からない。
そもそも、ボタンが違うのか。
ボタンではなかったのか。
衣類ですらなかったのか。

何年生きたとて。
否長く生きれば生きるほど。
違和感は強まっていく。

“いったいぜんたい、何だと言うんだね?“

その源は。

私は何がお気に召さないのだ?

この腹に貯まる違和感を、キレイさっぱり消化するためならば、
どんな劇薬だって飲もうではないか。

ここじゃない
その違和感が
ぬぐえない
――2008年 ほかる

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