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私と自分とほかると。

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【私】無意識を含めた全て。【自分】理論・意思の及ぶ範囲。【ほかる】物理的な存在としての私。
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#希死念慮

私、失敗したいので。

“恥の少ない人生を送ってきました。” トライアンドエラー。 プログラミングでは当たり前のことである。どれだけ努力したって一発でエラーのないプログラムなんて書けない、否、そんなことに神経を遣うより、ゴリゴリ書いてチェックは走らせながらor機械に任せるほうが速くて正確だ。 インターネットの通信方式にしたって、たいていは「ベストエフォート」=「善処します(あるいは、最大限の努力はします)が結果は知らんがな」そして、途中で伝送失敗したら、もう一回チャレンジする。そういう方式だ。

「世界」に復讐するまで死ぬな

過去最悪の現状。 何もかもうまくいかないし、あろうことか全てが最悪の状態に落ち着いたし、これでもかという位に嫌なものが降ってくるし、今までにないくらいに最低の状況に追い込まれている。 いつだって過去最悪を生きているんだけど。 -- 「世界」は理不尽だ。むちゃくちゃ理不尽だ。 意味もなく生むくせに、意味を求めたがるように作る。 望んでもいないのに生まれさせられた上に、さらに望んでいないものを与え続ける。 おもちゃのように好き勝手に人間を弄んで暴れては、 取り上げたり理詰めで叱

夜の来ない朝はない

太陽が差し込む。 眩しさに包まれ、目を覚ます。 海のきらめきと行き交う船の挨拶が聞こえ、 窓の外では、小鳥たちが楽しげに飛び交う。 私は、それらに、 おはよう、と―― ――言う前に。 布団に爪を立て、 布団に顔を押し付け、 呻く。 「嗚呼また朝が来た」 希死念慮をシーツで拭う。 あとは時計仕掛けに任せればいい。 服を着せて、 重力に任せて坂を下り、 人の流れに押されて電車に乗る。 脳は、未だ、眠ったまま。 心は、未だ、泣いたまま。 そうこうしているうちに、 夜が来