自分で自分に100の質問:「341~360」
341.あなたは「食事を楽しむことこそが日々最大のイベント」と言ってい
ますが・・・あなた自身、実際そういう生活をしているんですか?
「当たり前だ」
342.毎日ご飯のことを考えて生きてるんですか?
「当たり前だ。逆に聞きたいんだが、おまえは何を考えて生きてるんだ?」
343.エロいことです!
「迷わず即答したな。自分の考えに自信を持てるのは素晴らしいことだ」
344.冗談ですよ
「わかっとるわ!」
345.本当は・・・数年後の自分のことや世界のことなどを考えています
「出来ればそっちを冗談にすべきだがな」
346.でもやっぱり、どうしても考えてしまいますよ・・・
「それで?考えて何か答えは出たのか?」
347.来たるべき老後に向けて、ぼちぼち色々と準備してますよ
「その時になって慌てないようにか?」
348.そうですね
「質問者と回答者が逆になったままだな」
349.あなたはそういう、老後に向けての準備はしないんですか?
「するわけないだろ」
350.毎日食事を楽しむだけですか?
「あのな・・・お前は難しく考えすぎなんだよ。10年後も20年後も30年後も
私は食事を楽しんでいる。もしそうじゃないとしたら死んでるってことだ。簡単だろ?」
351.病院で無理やり栄養を注入されているかもしれませんよ?その場合も
食事を楽しんでいると言えるんですか?
「それだと多分、楽しめてないな」
352.ほら!ダメじゃないですか!あなたが言う「食事を楽しむことこそが
日々最大のイベント」って、論理破綻してるじゃないですか!?
「論理破綻だと?お前が来たるべき老後に向けて、何を準備しているのかは知らんけど同じく病院で無理やり栄養を注入されている状況の中で、それが何かの役に立つと思うのか?」
353.う~ん・・・
「食事を楽しめないその状況だと、私だったら耳が聞こえてさえいれば音楽を楽しむだろう」
354.なるほど!老後に向けての準備というなら、思い出の音楽をいつでも
すぐ聴けるようにしておくのがいいかも知れませんね!
「すでに私は膨大な量の楽曲(デジタルデータ)を所有していて、いつでもどこでもすぐに聴ける状態にある。その数はもはや数千曲にも及んでいる」
355.しかし・・・耳が聞こえなくなっていた場合は?
「とにかくお前はネガティブなイメージばっかり頭に浮かぶんだな?私はあまり動画を見ない人間だが、その時はもうテレビや動画コンテンツを楽しむしかないんじゃないか?スポーツや格闘技なら音がなくたって何が起こっているのか分かるし、なんならサイレント映画(無声映画)とかもある」
356.め・・・目も見えなかったら?
「言うと思ったわ。じゃあもうイメージするしかないだろ」
357.何をイメージするんですか?
「お前は自分で何も考えられないんだな・・・」
358.ああごめんなんさい・・・どうか教えてください!
「イメージというよりも過去に思いを馳せるんだ。自分の人生を振り返れ」
359.分かります。自分はここまで、決して一人で生きてきたわけではない
ですもんね。大切な人・・・家族、友人、恋人、人生の様々な場面で
助けてくれた人たち、気付きを与えてくれた人たち、その一人一人を
ゆっくり丁寧に思い出して、その一人一人に感謝を込めて・・・心の 中で・・・ありがとうと・・・
「違うわ!」
360.えええ~~~!?違うんですか?じゃあ過去に思いを馳せるとは?
「今まで何食ってきたか思い出すんだよ!味も香りも全部!しっかり集中
して、細部まで記憶をよみがえらせろ!もう一度思い出せ!何十年も前の、あの死ぬほどウマかった不二家のクリームあんみつとクリームソーダを!」
「人生の最後は童心に近づくとも言われている。要するに脳内がクリームのイメージで満たされ、ヨダレを垂らしたまま死んでいくことになるのだ。
そして次に気が付いた時、また食事を楽しむために生まれてきているのだ!
これこそがニーチェが本当に伝えたかった、真の永劫回帰なのだ!!」
それでは今日も美味しい食事を楽しみましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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