イラストではじめてお金を稼いだ話
※こちらはライティングゼミに4回目に投稿した記事です。
残念ながら掲載はNGでした。
よくある、読書感想文の本の内容だけを書いて感想が全然ない状態になってしまっています。
文章構成をもう少しわかりやすくすること。
そして説明文っぽくなりがちだったので、会話文を多く取り入れ伝わるように書くことが必要だなと思いました。
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「ママはさー、何になりたいの?」
「!」
曖昧な返事しかできず、きちんと答えることができなかったあの日。
娘と何気なく話していたときに聞かれた、この一言がきっかけで、
わたしは自分自身を見つめ直し、「心からやりたいこと」を探しはじめました。
30歳を目前に、わたしは急遽実家に帰り、久々に自分の部屋を見てみることにしました。
机には、学生時代に使っていた物がそのまま。
ふと、本棚の横にあった一冊のノートを開いた瞬間です。
一瞬でフラッシュバックした記憶と共に、
小さい頃に自分が描いた、たくさんのイラストたちが現れたのです。
「そうだ……わたし、小さい頃イラスト描くのが大好きだった。」
そのことを思い出したわたしは、ちょっと悩んだけれど(いや、かなり悩んだけれど)
思い切って、iPad proとApple Pencilを購入しました。
そしてここから、わたしがはじめて「イラスト」で、収入を得たときのことをお話したいと思います。
*
まずはじめに、イラストレーターの仕事はどんなものがあるのかを調べてみました。
ネットで探しまわって見つけたのが、「クラウドソーシング」というものです。
オンライン上で、仕事の受発注を行えるというものでした。
登録自体は無料なので、すぐに会員登録しました。
CMでもよく流れている、クラウドワークスや、ココナラ。
ランサーズやイラストACなど様々なプラットフォームに入り込みました。
登録して色々と見ていると、3つのやり方に気づきました。
①企業や個人事業主などが、必要なイラストの募集をかけ、イラストレーター側がその求人に応募をする。
②似顔絵描きます! や、SNSアイコン描きます! など、イラストレーター側が出品したものを、依頼形式で購入してもらう。
③依頼や指示を受けず、自分が描いたイラストを載せて、購入してもらう。
なるほど!
「イラストレーター」と聞くと、自分の「オリジナル」のテイストがあって、それを見た企業が依頼をくれる、というイメージが強くありました。
だから、自分を見つけてもらうまでは無一文。
技術が必要で、好きじゃなきゃ続けられない仕事。
と、勝手に思い込んでいました。
今は、自分からどんどん仕事を獲得して、どんな場所からでもアピールができます。
*
次に、興味のある案件に思い切って応募してみました。
「イラスト」といっても様々で、何千、何万の依頼内容があります。
企業のロゴや、サイトのイメージキャラクターなど、単発のお仕事から、継続的なお仕事まで多種多様です。
わたしが応募をしたのは、YouTubeの漫画動画用イラストを作成するお仕事でした。
クライアントから話のネタをもらい、その内容にあった漫画を描くという仕事です。
といっても、漫画を描いたことはなく、本当に自分にできるのかわからない状態で、ただやってみたいなという気持ちで応募しました。
応募前にサンプル動画を見せてもらえたので、頭の片隅で「自分にもできるかも」という気持ちがあったのかもしれません。(今思うとなんて浅はか……笑)
ですが、この一歩がなかったら今の自分はないと思うと、あの時の自分にグッジョブを送りたいです。
クライアントから頂いたシナリオの文面やセリフはそのままに、構図、キャラ設定などは自分が全て決めます。
漫画は好きでよく読みますが、いざ描くとなると本当に難しかったです。
ど素人の私は、1作品出来上がるのに2週間。
そのうち3日ほど徹夜で作業をしました。
主人にも協力を仰ぎ、子供を見てもらっている間、ひとりもくもくと描き続けました。
仕事に行き、帰ってきては夜中まで制作作業。
毎日栄養ドリンクを飲み、終わりの見えない漫画を描き続けました。
描いていると、同じキャラなのに髪型も顔も全然違う……。
平面的でシワや影の書き方が下手くそ……。
など、納得できるイラストが全然描けずに悔しい思いをしました。
余談ですが、イラストを描くとき、あごに手を当てながら描くのが癖らしく、気づけばあごがニキビだらけになっていました。
それでも必死に完成させて、1つの作品を納品したときの、なんともいえない高揚感と、やり切った! という達成感は今でも覚えています。
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徹夜込みで2週間、やっとの思いで納品して、いただいた初収入は3000円でした。
応募の時点で、依頼料は提示されております。
金額に文句のつけようはありません。
しかし時給換算したら、とんでもなく安いお給料でした……。
ちなみにクラウドソーシングの仲介手数料が15%くらい引かれますので、実際の手取りはもっと少なかったです。
※数年前の事で、YouTube漫画動画の先駆けだった為、単価がとても安かったです。
現在は、もっと単価があがっています。
今回のことで、「金額以上に得たものが多かった」というのがわたしの第一の感想です。
他にもイラストのレベルの低さ、練習不足を実感できました。
そして改めて、お金を稼ぐという事について、自分の価値や、人のためになにができるかなど、この仕事をきっかけに考えることができました。
「自分の絵でお金を稼ぐ」という行為が、わたしにとって、とても大きな一歩だったと思っています。
*
その後も継続して、漫画を描く仕事をしました。
YouTubeチャンネルの収益もあってか、単価もあがりました。
別のクラウドソーシングでもお仕事の依頼を受けられるようになってきました。
はじめは、自分のイラストに自信が無く、交渉などもうまく出来なかったのですが、徐々にお金を稼ぐことへの壁を取り払うことができています。
以上、わたしが「イラスト」で収入を得るまでの流れでした。
Instagramやツイッターなどで、すでに人気のイラストレーターさんをみていると、
「いいなぁ」「わたしもこうなりたい」という気持ちばかりが焦ってしまいます。
だけどまずは目先のところから、ちょっとずつでもチャレンジしていけば、きっと何かが変わります。
わたしは身をもってそれを実感しました。
どうかこの話が、あなたの一歩を踏み出すきっかけになりますように。
<終わり>
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