ゴルフの飛距離アップトレーニング2022~第1章~

テクノロジーによる2022年に発見した事実
測定条件は完全に統一されているわけではなく、私は統計の専門家ではありません。
極力先入観や個人の主観を排除しようとしていますが、見解が偏っている可能性も御座いますので予めご了承ください。ゴルファーはあくまでも情報の一つとして参考にしていただき、また、これらの情報をきっかけに興味をお持ちいただいた統計の専門家が正確な情報を収集し、発信してくださることを祈っております。
 
測定圧と飛距離
更なる飛距離アップを目指し2022年ジャパンゴルフフェアに出向き情報収集を目指しました、そこで株式会社ノビテック様のSALTED GOLFに出会います。この商品はインソール型のデバイスで足底圧を測定でき、これを使用して以下の情報を収集しました。
人数:11名(男女ドラコン選手)
※測定条件はかなり異なりますが個人個人の傾向に大きな変化は少ないと思われます。

1.テイクバック~トップ時の重心について
テイクバック時~トップ時には全員右足優位になっていました。
また、その時の左右の重心比率は9名が右足90%以上、2名が76%以上です。
(プレ動作時には左足に1度乗せる選手も3名いました)
 
2.インパクト時の重心について
基本的には左足重心になります。11名中8名が左足に重心があり、3名だけ右足重心でしたが、この3名の中の2名はまさに明治の大砲の様なイメージで極端に右足に重心が残る選手の為、特殊な例として除外して考えても差し支えないと思われます。
また左右の比率は左足80%以上で中には100%の選手もいました。
何らかのラグや誤差はあるとしてもこれだけしっかりと左足に重心を載せていることが分かります。
 
これから見て取れることは「重心移動はした方が良い」という事です。スウェーしてしまう事を恐れ重心移動しないような指導をされる方もいらっしゃいますが、きちんとした重心の移動は飛距離に好影響を与えているようです。
 
3.頭の位置の予測
インパクト時に頭の位置を(目視)確認したところ、基本的には全員身体の中心からやや後方にいます。
つまり、インパクト時に重心が左足に載っていようとも頭部は左足より後方にあった方がよさそうです、いわゆるビハインドザボールです。重心は左足に、頭部は後方に!お試しください。
 
4.インパクト時の右足測定圧の分布
インパクト時の右足測定圧は全員が母指球にありました。当然と言えば当然でしょうか。
ただ、これから予測できるのは右足を回してはおらず母指球で押し込んでいるという事です。
機械の特性上若干のタイムラグがあるため、インパクト時なのか直前直後なのかは明確な答えは出せません、ただ、インパクト時に左足100%になることを考えると、右母指球で蹴り押すのはインパクト直前であるか、左足に重心移動するのがインパクト直後であることが予想されます。
 
5.インパクト時の左足の測定圧の分布
インパクト時の左足の測定圧は10名が外側でした。
(外側の中でも小指の外側の選手もいれば踵気味の選手もいましたが概ね外側で統一をしております)これからできる予測は左足の外側で壁を作る方が飛距離を生み出せるという事です。1名だけつま先に載っている選手がいました(日本トップクラスの女子アマドラコン選手)この選手はデッドリフトが女性にも関わらず100kg挙げることができるので、身体が非常に強く、この様な選手はつま先重心でも飛距離を生み出せるかもしれません。
また、動画での目視ではありますが、ドラコン世界チャンピオンのカイル・バークシャー選手もつま先重心に見えますので、必ずしもつま先重心が飛ばないという事ではありませんが、少数例であり、外側重心の方が(左の壁を作ることができ)容易に飛距離を生み出せると推測しています。
 
まとめ
これらの結果は「こうした方が良い」という見方と「自分のタイプを判断しそれを追求する」のどちらが正しいかは不明です。
ただ、あなたがもし飛距離に悩んでいて、少数派の動きをしていた場合は改善の余地はあるかもしれません。

さいたま市浦和区のパーソナルトレーニングジム 
ネクサスフィットネス浦和 代表トレーナー保條


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