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主要な補助金の採択率はどのくらい?

補助金の採択率はどのくらいなのだろう?とそんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。そもそも補助金といっても規模が小さなものから大きなものまで様々なものがあります。

そこで今回は、特に注目されている「ものづくり補助金」「事業再構築補助金」「IT導入補助金」の3つの採択率について紹介します!

ものづくり補助金

概要

ものづくり補助金は「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」が正式名称となっており、中小企業と独立行政法人中小企業基盤整備機構が制度化した補助金のことを言います。

補助額は一般型で最大1,250万円までとなっており、グローバル展開型では3,000万円です。このように規模が大きいことから、幅広い事業者が申請を行っています。

採択率

12次公募 
一般型:58.9%
グローバル型:39.2%

13次公募
一般型:58.3%
グローバル型:39.3%

14次公募:50.8%

ものづくり補助金公式HP

一般型(14次からは類型変更)の採択率はだいたい50~60%で推移しています。思っているより難易度が高くないと感じる方もいるでしょう。しかし、応募者の中でも半分程度の事業者は不採択となっており、ポイントをしっかり抑えて申請することが大切です。

事業再構築補助金


概要

事業再構築補助金は、ポストコロナ・ウィズコロナの時代の経済社会の変化に対応するため、中小企業等の思い切った事業再構築を支援する目的として創設されました。

規模は大きく、枠によっては最大1億円や3億円といった補助額に設定されています。

採択率

第7回公募(通常枠):47.3%

第8回公募(通常枠):49.1%

第9回公募(通常枠):41.1%

事業再構築補助金公式HP

事業再構築補助金は、40~50%で採択率が推移しており、ものづくり補助金に比べて少し低くなっています。注目度が高い補助金であり、応募者が回を重ねるごとに増えています。不採択とならないためには、最低限要件に当てはまっていることを確認し、公募要領などもしっかりと確認しておきましょう。

IT導入補助金

概要

IT導入補助金には通常枠A・Bとデジタル化基盤導入枠があります。

通常枠A・Bは、中小企業や小規模事業者が自社の課題やニーズに合ったITツールを導入する際に活用できる補助金であり、その経費の一部を補助してもらえます。

デジタル化基盤導入枠については、中小企業・小規模事業者が導入する会計ソフトや受発注ソフト、決済ソフト、ECソフトの経費の一部を補助してもらえる制度です。

ITツールは今後のビジネスに必要不可欠と言われていますが、ITツールの導入にはそれなりに費用も必要になります。これらの負担を少しでも抑えられるように登場したのがIT導入補助金です。

採択率

2023年1次締切
A類型:55.6%
B類型:41.3%
デジタル化基盤導入枠:63.2%

IT導入補助金公式HP

通常枠については、全体的に見ても採択率が約50%程度となっています。IT導入補助金の中では比較的難易度が高い部分となっていますが、それでも50%程度は採択されていることを見れば、しっかりと要件を満たしており、必要書類などに不備がなければ審査には通過しやすくなるでしょう。デジタル化基盤導入枠に関しては、比較的高い採択率となっています。