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補助金申請で合格する事業計画書

どうすれば合格する事業計画書が作れるの?

よく、どうすれば合格(補助金の場合は採択といいますが以下合格と記載します)する事業計画書が作れるのかとご質問をいただきます。
事業再構築補助金、ものづくり補助金などは多くのテンプレートが出回っており、その「テンプレートにそって書けば合格するのですか。」などと聞かれることもあります。
補助金の公募要領には記載すべき項目が書かれており、それらが網羅されていないと減点対象になります。そういう意味では正しいのですが、補助金は項目に沿って記載すれば合格するほど甘くありません。
それではどうすれば合格する事業計画書が作成できるかを順をおってご説明します。

事業計画書の採点プロセスを考える

現実の採点の現場について説明します。
事業計画書の採点は中小企業診断士の採点官が行っており、採点官は大量の事業計画書の採点を受け持っています。
1案件の採点にさける時間は30分程度といわれています。
資料は10~15ページ。
仮に15ページだとすると、1ページ1分で読んで残り15分で採点しコメントを記載しなければなりません。
採点は採点項目ごとに点数を入れていきます。
つまり、採点項目にあたる部分がどこに記載してあるかを探して、それを読んで点数を考えて記載するのです。
時間が限られているため、かなりスピーディーに行われることが想像できます。

審査官は事業計画書を読みながら、こんなことを考えているのです。
「この企画は通す価値がある企画だろうか。」
「この前の事業計画に比べるとイマイチだな」とか
「これはこれまで読んだ中で一番良かったな」などです。
そういうことを考えながら事業計画書を読んでいます。
この読んだ時の感想が、採点項目ごとに点数を記入する時に影響を及ぼします。
例えばこうです。「3番目の企画とくらべたらこの企画の方が全体的にいいんだからこの項目も点数が高くて当然だな」などです。

これらのことから、一読して伝わってくる「事業計画の良さ」がないと、高得点をとるのが難しいことがわかると思います。

大切なのは「事業計画の良さ」

それではその「事業計画の良さ」とはどういうものなのか考えてみましょう。
「斬新でぜひこのような事業を成功して欲しいと思うもの」
「補助金の主旨に合ってると思われるもの」
「よく考えられている」
こんな印象を持つ事業計画書が良い事業計画書です。

そのような事業計画書はどのように作られているのでしょうか。
考えてみれば当り前なのですが、
社長が自ら真剣に悩み考え抜いた案、
現状の事業と新規事業の中で模索や研究をしてやっとたどり着いた案
なのです。
こういった案はなぜか「斬新さ」を持っているし、「補助金の主旨」にも合っているし、「よく考えられている」と感じさせます。
なるほどと思わせるストーリーと具体的で新鮮な切り口があります。
事業計画書のコアなところが骨太のストーリーで書かれています。
この課題に対して悩んで考え抜いた結果がどうしても書類ににじみ出てしまうのでしょう。

もちろん、このような「事業計画の良さ」に「近づけた」事業計画書を作ることは可能です。しかし、そこには本物が持つ「凄み」というか「迫力」がないのです。
もちろん「近づけた」事業計画書でも合格することはままあります。
しかし、落ちることも多々あるのが現実です。
また、その事業を実行する段階での成功率も違ってくると思います。

良い事業計画書を作成する方法とは

私たちはこのように考えます。
事業計画書を作るのに最低1か月かかります。
書類の作成は我々にお任せください。
しかし、考えるのは社長が中心です。
社長がが事業について本当に脳に汗して考えることが重要です。

段階的に具体的に説明します。
1-事業計画初期段階 
「どうつくればいいのかよくわからない」とよくいわれます。
私たちがリードしますのでとにかく一緒に悩みましょう。
現在の会社の抱える課題・強みや弱み・どのような会社でありたいかなとです。
これらのことをとにかく悩んで考え抜くことが大切です。

2-悩んだあとの段階
 事業についていろんなアイデアがでてくるようになります。
 それをアレコレ考えましょう。
 どのアイデアは実現したいが、どのアイデアはそうでもないななど。
 自分の価値観に照らして、会社のありたい姿に照らして考えましょう。

3-最終段階
 いろんなアレコレのアイデアを一つのストーリーにシンプル集約しましょう。
 アレコレと説明が必要なストーリーばダメです。
 長くても30秒で説明できるようにしましょう。
 この短くシンプルに考えるプロセスで事業計画が力強く骨太になります。

この3のステップで「悩みつくすこと」が大切です。
そうすることでいろんなアイデアが熟慮の結果出てきた本当に大切なアイデアに思えてきます。この状態になることが大切です。
そうなるとあなたの事業計画はキラキラと輝く誰もが賛同する計画になっています。
あとは書類にまとめるだけです。
このようにできている事業計画書はほぼ合格しています。

皆さんがこの境地になるのをお手伝いするのが補助金フォーラムです。
みなさんのご相談をお待ちしています。

お問合せは下記まで
https://www.hojokinforum.jp/



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