一人称単数 品川猿の告白 

一人称単数 品川猿の告白 村上春樹

郊外の温泉で働く品川出身の猿との出会いを書いた短編小説。猿に恋愛感情を抱けず、人間には恋愛できない品川猿。そんな彼の恋情発散方法は女性の名前を盗むこと。何かしらのIDカードを取得し念をこめることにより猿は女性の名前を自分の中に取り込むことができる。

現実と非現実が混ざり合ってて、何が現実なのかわからなくなる小説。
終盤の女性編集者の場面で、あれ?村上春樹の妄想じゃなかったん?まさか猿実在する?ってなった。
面白かったー!
#読書記録

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