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色彩雫 「露草」に想いを馳せて その2

ずっと探している。廃盤になってしまった色彩雫の「露草」の色を。。。
試験的に、最近呉竹社から発売された「うすめの素」を試してみた。

色彩雫の中で露草に一番近そうな青色の朝顔。
それにうすめの素を混ぜて1:1にしてみた。

まず最初に露草のインクをガラスペンに付けて書いてみる。

次に朝顔のインクをガラスペンで書いてみる。

朝顔の方が少し赤みが入っているのか、露草の青々した色と少し違う。
朝顔の色は他メーカーでも近い色を探せる、いわゆる「ブルー」である気がする。
この朝顔にうすめの素を加えて倍量にしてみる。

露草の青々した独特の鮮やかな色味は無いもののかなり近づいて来た、ような気がする。

露草の色味は、今のところ他のブルー系インクでも近い色に巡り会えず、このボトルに残った量を使い切ったら、お別れの時が来てしまう。

今がシーズンの露草は遠い昔、染め物にも使われていた鮮やかな青。
朝に咲いて昼には萎んでしまうところは、朝顔と似ている。

こんなに珍しい色なのに、なぜ廃盤になったのか不思議。
色彩雫の青系インクは、月夜、紺碧、天色、紫陽花、朝顔、深海、孔雀・・・と、たくさんある中で、大好きな露草が姿を消してしまい、未だに似た色を探し求めている。

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