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【速報】2020年度、振り返ってみた

どうもお久しぶりです、ベト語四年の新です。先月は気分が上がらなかったので書けませんでした。メリークリスマス、ハッピーニューイヤー、ハッピーバレンタイン。

そういえばあと少しで私も卒業だそうです。そこで、この一年の振り返りをやってみようと思い立ちました。ついでに体裁を整えて文章にすればブログのネタにもなるので……。

2020年度はベトナム語専攻に関係アリ・ナシを問わず、なんか色々な物を作った年でした。家にいる時間が増えたというのもあると思います。でもそれ以上に学生である内に何かしらの創作をしたいという気持ちが大きかったのかもしれません。それと色んな運やら縁やらが絡まり合って、クリエイティブなことがたくさん出来た一年になりました。今回はその中でも、ベトナム語専攻に関係のある物について一つずつ語って行こうと思います。だいぶ長丁場になると思いますが、何卒よろしく……。


①動画
自分にとって一番印象に残っている仕事はこれです。外部に向けて作った物だと「2020年度オープンキャンパスベトナム語専攻紹介」が現在YouTubeに上がっています。もしよければ見てみてください……。
今までほとんどやったことのないジャンルだったので、どんな代物が出来上がるかマジで怖かったです(笑)。文字だけの創作とは違って知識も技術もそれなりに必要で、その分表現の幅とか自由度などはかなり広く印象にも残りやすいので、あらゆる情報が流し読みされる現代において最適な情報伝達法のように感じられます。特にコロナ禍の今では対面で物を伝える手段が限られるので、それの代替としての動画コンテンツは大きな可能性を秘めていると思いました。
オープンキャンパス動画の中で、人が喋っている音声を切り貼りして四分の一ぐらいの長さにカットする作業をしたのですが、これが全体の中で一番面倒でした。ユーチューバーなどは当たり前のように動画を違和感なくカットしていますが、実際にやってみるとなかなか難しいです。彼らも楽して稼いでいる訳では無いんだなぁ。
それともう一つ、映像制作の界隈を色々見ていて面白いと思ったのが、「キネティックタイポグラフィ」というアニメーションの一種です。本来動かないようにデザインされている文字を動かしたり変形させたりして視覚的効果を付けるっていう感じの作品なんですけど……多分言っても分からないと思うのでYouTubeで検索してみてください。それっぽいのを自分でも作ってみようとしたけど全然上手く行きませんでした。


②卒業論文
これが一番長く苦しかった創作活動でした。構想を練っていた留学時代から考えると足掛け四年、帰国後はほぼ毎日卒論のことを考えるほどには自分の中でこれの存在は大きかったです。私のテーマは当初は「ベトナム人の読書習慣」で、留学中にクラスに乱入してアンケートを取らせてもらったり実際に構成を考えてみたりしていました。そこから「ベトナムの出版業界」に鞍替えをしてホーチミン市の本屋通りに目的も無く入り浸り、その後行った映画館の中で突然「検閲かぁ」と閃いた結果、最終的に色々あって『フランス領時代のベトナム文学の検閲』に落ち着きました。
この研究の難しかった所は、とにかく資料が少ないことです。メインの検閲内容を深く考察するような文献があまり見つからず、先生に探してもらったりネットで見つけた記事を全部読んだり、やれることは全部やってから執筆に臨みました。下準備は充分にしたつもりでしたが、途中で構成を大きく変えたり考察に間違いが発覚したり、多くの人が通る道かと思いますがそんな感じで紆余曲折あって最終稿を書き上げました。
反省としては、もう少し日頃からコツコツやっておいたら楽だったかなという感じです。そろそろ始めたほうが良いと思いながら資料をボーっと眺めるだけの日々が続き、結局ギリギリになって焦るというムーブを何回かやらかしました。苦しみの総和を考えると毎日ちょっとずつ集中してやった方が明らかに楽なので、これから始める人は時間の隙間を見つけてコツコツやりましょう。私がやろうとしていたのは対象のwebページなどをプリントアウトして電車の中で見るという方法です。読むべき資料が可視化されて並ぶので嫌でもやりたくなります。


③このブログ
未だにこれをブログと呼ぶべきかnoteと呼ぶべきか分かりません。月イチ+@という絶妙な周期で担当が回ってくるので、飽きもせずいい感じで続けられています。これまでも個人でブログは何回かやってみたことはありますが、どれも長続きせずに更新が途絶えた物ばかりです。インターネットのどこかにはその残骸がまだ漂っているでしょう。
人から頼まれて文章を書くという大義名分があるならまだ続けられますが、私は自発的に自分の情報を公開するという行為には何となく抵抗があります。だからSNSをやるのも苦手なんですね……。その点では、こういった試みは気兼ねなく出来るのでいいです。ただ、これもやはり前々から準備することなく直前になって急いで書くというスタンスなので、結局期間はあるけど時間が無いという現象に陥ります。
書いた内容に関しては、いずれ似たような形で世に出そうとしていた物を使ったので概ね満足といった感じでした。でも学生としては半年ほどしか関われない(予定)なので、例えば留学中とかにやっていればもっとネタ探しに奔走していたのかなとも思いました。これからはOBとして、留学に行く人の記事を楽しみに待っておきます。


④それ以外
上の三つに隠れて忘れられがちですが、他にも規模の小さな作品をいくつか作りました。おそらく近い内に公になるか、私の与り知らぬ所で公開されているだろうと思います。卒論以外の制作にすべて当てはまることなのですが、私はデザインの勉強なんてしたこと無いし、そもそも絵なども全く描けないので、とりあえず見かけだけ良い感じに整えることを心掛けました。でも多分、その筋の人が見たら指摘する箇所は山ほど出てくると思います。
ですが、大事なのは自分の作った物に自信を持つことと、遥か高みに居る人の作品を見て絶望しない事。これは卒論を書く時にも当てはまると思います。あまり焦らず、自分のペースでゆっくりやっていきましょうという事です。


長くなりました、今回はこの辺りで終わりにしようと思います。あと何回これを書けるか分かりませんが、最後まで何卒よろしくお願いします。

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