新時代の幕開け

　ごきげんよう。大阪大学ベトナム語専攻4年、今年卒業予定の丸谷です。一発目は真面目に書きます。あくまでブログなので気楽にいきましょう。

　1921年、大阪外国語大学（大阪外國語学校）が設立され、1979年に箕面に移転しました。その28年後の2007年に大阪大学と統合し、今に至っています。そして来年の2021年、我々の箕面キャンパスは新たなるキャンパスへと移転します。箕面市粟生間谷東8丁目にないこの大学は、まるで夏休みのない8月のようです。このキャンパスは文化・自然と調和し、緑たちが豊かで美しいところです。人間味に満ち溢れ、どこか特別な魅力があります。この朽ちたキャンパスにひとたび触れれば、御年100歳の歴史を走馬灯の如く感じることができます。私は、血と汗と涙の通ったこのキャンパスが大好きです。

　1977年に大阪外国語大学外国語学部タイ・ベトナム語学科ベトナム語専攻が開設されました。この箕面キャンパスは我々のベトナム語の学びと、明日の平和への礎となってくれました。そしてベトナムとベトナム語に本気でぶつかった我々を、大自然が柔らかく包み込んでくれました。来たる新キャンパスに、此方より受け継がれしプライドを引き継ぎ、誇るベトナム語専攻の魂を永久に語り継いでいきましょう。一年生は箕面キャンパスを知らずとも、これからの未来と新キャンパスを担う金の卵としてこれらの気持ちをもって貰えれば幸いです。そして、箕面キャンパスの魂を新キャンパスにぶち込んで欲しいです。先輩風吹かせた先輩がいつでも戻ってこれる、実家のような安心感のあるキャンパスになって欲しいと願っております。過去の懐（おも）いをもって、一緒に新時代を築いていきましょう。