4回生の藤川遥太です。今週2本目の記事です。前回は趣味についてツラツラと書かせていただきましたが、今回はベトナム人の友達についての話です。
 
今週の水曜日、日本に留学に来ていた友達がベトナムに帰国しました。その友達は元々8月下旬に帰国する予定だったのですが、新型コロナウイルスの影響で1か月半ほど帰国が延期になってしまいました。

日本からベトナムへ渡る飛行機は、定期便は全て運休。成田空港から週に1、2回飛ぶ特別便は抽選に応募しなければならず、出発の1週間ほど前に当選通知が来るまではいつベトナムに帰れるのかも分からない状況でした。友人も元々帰国を予定していた8月末から抽選に応募していましたが、待てど暮らせど当選通知は届きません。さらに、9月半ばには同じ大学から日本に来ていた親友が先にベトナムに帰ってしまい、その友達だけ一人取り残されてしまうことに……。最後の2週間は日本人の友達がたくさん遊びに誘ってくれてなんだかんだ楽しい時間を過ごしたようですが、親友がベトナムに帰った直後はかなり心細かったそうです。

ベトナム人ですらこんな調子なので、日本人がベトナムに渡るのは尚更簡単ではありません。旅行なんてもってのほか、今年度に留学を予定していた後輩も中止や延期にせざるを得なくなってしまいました。10月末から再開するはずだったベトナム航空の定期便も今年いっぱいの運休が発表され、当分の間日本とベトナムを自由に行き来することはできなさそうです。これまではある程度のお金と時間があればいつでも行けたのに…

いつ帰国できるか分からず不安がっていた友人の帰国が決まった時は、嬉しいような寂しいような何とも言えない気持ちでした。新型コロナウイルスが広がる前は、一緒に遊べるのが当たり前のように過ごしていたのですが、今となっては次にいつ会えるかも全く分かりません。これまで4年半ベトナム語を勉強してきて、ベトナムをこれほど遠く感じたことはありません。

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