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経営者は2タイプ

社員0人の米粒会社ではあるけど、一応、「代表取締役」で、「社長」で、今風に言えば「CEO」、をやっています。
(ちなみに、代表取締役=社長ではないようです。詳しくはGoogle先生に聞いて)

社員0人なので「経営者」と呼ばれるのには違和感あるのですが、「株式会社」を「経営」しているので、形的には経営者という立場になります。(気持ち的には個人事業主の自営業)

「社員は雇わないんですか?」

たまに聞かれます。答えは「後にも先にも雇うつもりはありません」です。「社員採用はしていますか?」と学生から問い合わせをもらうこともたまにありますが、丁重にごめんなさいをしています。(でも嬉しい)
イベント会社なのでイベント時に人手が必要な場合は多々ありますが、その場合はアルバイトで参加してもらったり、最近では「ボランティアでもアシスタントをやりたい」という大変奇特な方(失礼)が何名もいて、その方々に支えられています。(感謝しています)

「なぜ雇わないんですか?」

答えは「人の人生を背負える会社ではないから」です。社員として雇うということは、毎月の給料を払ってその人の生活を保証するということで、その人の人生、ひいてはその人の家族の人生をも背負うことになります。10年やってきた会社ですが、「なんとかかんとかやっと」の10年なので、1年後、3年後、5年後どうなるかはわかりません。(本当に)
何より、僕の経験と人脈と信用で仕事をしている個人会社なので、万が一にも僕が倒れたら、たぶん会社も倒れます。
そんな会社で「どうぞうちであなたの人生を背負います」とは到底言えません。(自分の給料がやっとで、他人の20万30万円の給料を毎月払えるほど売り上げていない、が真実)

「じゃあ、どうなりたいんですか?」

答えは「なんとか食えて、二人の子どもの将来を不自由させないレベルに稼げればそれでいい」です。年収1000万もらっても休みなく朝から晩まで仕事ばかりで家族の時間が取れない、趣味も楽しめないようなら、僕は1000万稼ぎたいとは思いません。(でも1000万は憧れる)

経営者は2つのタイプに分けられる

①社員雇って、どんどん会社を大きくして、株式上場を目指すタイプ
②ずっと自分の範疇で全ての仕事をしていきたいタイプ

ラーメン屋で例えると、
①は、店舗をどんどん増やしていって、フランチャイズや居酒屋経営などもしていくタイプ(店は部下に任せて経営や渉外に徹する)
②は、1つの店でずっと厨房に立っているタイプ(奥さんとアルバイトと)

多くの経営者は①だし、それが当たり前だし、そうあるべきだと思うし、実際僕の知る経営者は①ばかりです。最近では「スタートアップ」という言葉をよく聞きますが、特にITベンチャーを起業する人たちはほぼ全員が上場を目指していると思います。(違う人いるのかな?)

でも僕は完全に②です。自分が1つ1つラーメンを作りながら、行列店を目指したいと考えます。(②の経営者ってはたしてどれくらいいるのだろうか…)

②のメリットは、「全てが自己判断、自己責任でやれる」「自由がある」などいろいろあると思いますが、たぶんもう僕は普通に会社勤めができない人間になっています。

株式会社ホイミは一人会社なので、僕が仕事しようがサボろうが、どんな事業をしようが、誰と仕事しようが、全ては自分次第です。上司に怒られることも、部下に頭を悩ませることありません。
田植えの春と稲刈りの秋は農業の方を優先できるし、基本的には休みたい日に休めるし、自宅=会社なので赤ちゃんの世話をしながら仕事もできます(してます)。

これって最高の働き方なんじゃないかと、10年やってきて今改めて思っています。(特に平日昼間も子どもと一緒に入れること!)

「そんな自由な社長さん、クリスマスも年末年始もさぞかしゆっくり休んだんでしょう?」と言う声が聞こえてきそうですが(誰から?)…いやいや、クリスマスも大晦日も元日も、休まずずっと自宅作業していました。(子どもの世話もしながらですが)

次に主催するファミリーコンサートのチラシを、長野・石川の全ての保育園・幼稚園・こども園、加えて富山と福井の半分くらいの園、計14万枚を約1400園!に送りました。

テレビCMなんかで大々的な宣伝をやる予算がないので、来てもらいたい園児たち(正確にはそのママ)に直接届くように、「宣伝費」はチラシの印刷と郵送料に使いました。全ての保育園・幼稚園・こども園をリストアップし、住所と定員を調べて、その枚数(最少で10枚、最大で400枚以上)を封筒に入れていくという、とてもとても地道な作業。

でも、「お金がないなら汗をかくしかない」んです。社員がいないから、社長自ら頑張るしかないんです。(妻と母にも手伝ってもらいましたが)

僕が魂削って作っているファミリーコンサート、応援をしていただけると嬉しいです⇒https://cf-shinshu.jp/project/detail/585

あれ?またクラウドファンディングの宣伝?
そうです。今は残り17日になったクラファンが成功できるのかという不安の毎日なので、必死に宣伝もします。

僕も2度挑戦して、世間的にもここ1、2年でだいぶ目にするようになってきた「クラウドファンディング」。そんな話もまた後日。


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