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ふと、あの頃の保育士の自分と対峙してみる


こんばんは!
保育士ベビーシッターの小西なつきです。


9月に入って、コロナで自粛の保育園や幼稚園もあるようですね。


自宅でご家族が在宅のシッターもこのコロナ禍で多くなったように感じます。補助も使えるようになったことでシッターの存在がかなり大きくなったのではないかと思ってます。

今後は働き方もどうなるか・・誰も分からない状況ですが、少しでもシッターという存在が社会の中に浸透していくことを願います。


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シッターを始めて4年目となりましたが、随分と働き方改革もできるようになりました。

こうして発信の時間ができたり、様々な勉強をできる時間、そして自分自身を日々ブラッシュアップする機会を作ることができるようになりました。


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そして、度々思い返すのは、保育士として働いていた頃の自分自身です。



諦めるしかなかった保育士


私は人生で2度、保育士を諦めました。

子どもが嫌いになったわけではないですし、保育士である自分を嫌いになったわけでもありませんでした。


保育士でありたい自分と、そうさせてくれない保育を取り巻く環境に耐え切れなかったからです。

自分を押し殺して働くことは意地でもしたくなかった・・・。

苦しいなら、納得いかないなら、辞める。それは心に誓ってました。


でも、やはり大好きな仕事を離れるのはとても辛い決断でした。


保育がしたい・・

保育がしたい・・


でも今のままだと自分が自分らしく生きることはできないと思い、保育士を離れることを決意しました。


保育士さんたちは今の現状にどう感じているのでしょう?

日々、問いかけてみてほしいです。自分自身がどう感じてるか、どうしたいのか、しっかり心の声を聞いてあげてほしいです。


今の働き方に満足できてる?

私は常にこう自分自身に問いかけています。問いかけて、行動してきたからこそ、今の働き方は私にとって100%理想の在り方だと信じています。

忙しかったり、考えることがいっぱいあると後回しになりがちな自分自身の心の声ですが、ぜひ聞いてあげてほしいです。



本題ですが、私が泣く泣く保育士を離れた理由はいくつかあります。

どれが決定打とか、順位はないのですが、どれも理由の一つです。


①待遇の低さ

保育士さんなら皆さんご理解いただけるだろう、待遇の低さです。

私が新卒で勤めた埼玉県の某保育園の初任給もなかなかのものでした。。

(最近、改めて書類を整理していて明細を見て愕然としました・・)


決してお金欲しさに保育士になったわけではありませんでしたが、やはり生活していくにはお金は立派な対価だと思い知るわけですね・・

保育士というお仕事を続けていく中で「割に合わなすぎる」が率直なところでした。

現在はどのぐらいの待遇になっているのかは分かりませんが、少しでも待遇が上がっていることを願います。


②一人では抱え切れない仕事量

正規の保育士さんなら誰しもに与えられる使命ですね。書類地獄とはまさにこのことです。

以前、年配の方との会話の中で保育士をしていると話をした時に「お昼寝は先生も寝てるんでしょ?」と言われた時には口が塞がりませんでした・・!

いやいやいや・・・お昼寝中なんて一番鬼のように動く時間です・・。

連絡帳を片付けて、次は製作の仕上げして・・あぁ・・会議の時間だ・・・

という感じで日々やることは尽きませんでした。


そして加えて、年間、期案、月案、週案、日案など・・カリキュラムに追われる日々。

行事の企画に準備誕生会。毎月のようにイベントはあり、常に頭の中は同時進行で進めていかなければならないほどの仕事量でした。今考えても仕事量に怯えます。。


③保育士不足

私は保育園を3つほど渡り歩きましたが、どこも保育士不足でした。

大変な時は2人担任のところ、1人で見ていたところもありました。いつ怪我をさせてしまうか・・冷や冷やしてしまう日々も正直ありました。

年度途中で急に保育士が退職してしまった時もあり、本来二人の担任で振り分ける仕事も一人でこなす、そんな辛い日々もありました。

保育士不足の中で働いて、保育士の質が上がっていくとは到底思えません。日々子どもたちが無事に帰れるか、本来の保育とはかけ離れた思考があったことが今でもゾッとします。


④変わらない国の対応

こんなにも保育士不足だ・・保育園が足りない・・という現状にも一向に変わっていかないことに常に悶々としていました。

保育士の待遇を改善していかなければ、潜在保育士という貴重な存在を無駄にしているようでなりません。

保育士を目指して資格を取った方は、少なからず、本当に子どもが好きで資格を取った人たちばかりだと思います。待遇の低さに続けられない人が私も含め、たくさんいると思います。

待遇次第で戻ってくる保育士さんはいっぱいいると思います。

こんなにも価値のあるお仕事なのだから、もっともっと優遇されるべき職業。


保育士はもっともっと声を上げるべき!

保育士って、もっともっと認められていい職業だと常に感じています。

人間の基盤を作る大切な時期に、命を預かって保育をするわけです。

今の時代は教育に目が行きがちですが、私は人格を形成する時期がもっともっと重要だと思っています。

保育士が今のお給料の倍・・いや3倍もらっても全然いいと思います。


自分らしく働けているのは行動したから

私は現在、保育士ベビーシッターとして自分らしく働くことができています。

自分のスケジュールは自分で決めますし、保育士時代の勤務時間を考えると半分くらいしか働いていないかもしれません。

今の働き方が私にはすごく合っています。

個々の子どもを丁寧に見て、その子に合った保育ができること(準備も含め)に幸せを感じます。


今、悩んでる保育士さんにベビーシッターになったら?なんてことは言いません。

でも、あなたらしく働いてほしいと思います。


私が保育士時代に感じていた悶々とした思いを保育士さんたちには感じてほしくないと切に思います。


保育が大好き、子どもが大好きな保育士さん

あなたは自分らしく働けていますか?今の環境に満足できていますか?


私は納得いかないことは声に上げてきましたし、行動してきました。

大好きな保育にしがみついてきたからこそ、全てが好転して戻ってきています。


保育士であることを諦めないでほしい。きっと、あなたらしく働ける場所があるから。



保育士ベビーシッター 小西なつき

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