選択肢保育すすめていきませんか?

保育界ではよく耳にするようになった

【自由保育】

こどもたちの興味関心に寄り添い

こどもたちが今何をしようとしているのか?それを尊重して見守っていったり環境を整えたりする

僕自身が新しい指針が告示され勉強していく中で一斉保育の壁にぶつかり
じゃあどうすれば良いのか?

そう考えている時に出会ったのが
宮崎県の三股町にあるひかりの森こども園の副園長

そこではこどもたちがイキイキと生活していて

本当に目が輝いていた

初めて行った時には衝撃だった
一斉保育の頭ガチガチだった僕は

『こんな保育が成立するのか』
と感じざるを得なかった

副園長・園長と話すうちに
この保育の魅力にどんどん引き込まれていった

この保育は素晴らしい!
そう思って自分にもできることを!
と何度も遊びに行かせてもらった

その中で園長が言った
『自由と言ってもなんでもかんでも自由にできるわけじゃない。自由って言ったって、こどもたちは不自由を感じる。完全な自由は難しいのだから』

続けて副園長が
『だからこどもたちが興味のある事を選択して取り組む。うちでは【選択肢保育】って言ってるよ。』

素晴らしい考えだなって一瞬で虜になった

自由保育を推進する園も増えて
実に様々な自由保育の形がある

自分が実際に現場を見て触れて
これだけは間違いないと感じた事が1つある

それは
自由を保証する保育者の思考が自由でなければ
自由を支える事はできない

なかには自由保育を謳いながら保育者を管理したがる経営者もいる
保育者自身も固定概念の垣根を越えて考え思いを巡らし試す事をしなければ
こどもたちのそれを保証する事は難しい

指針や要領が改定され
小学校教育でも盛んに
【思考力】が叫ばれている

こどもたちが自ら考え試し結果を知っていく為には
こどもたちが自ら選択しチャレンジする環境が必要だと僕は思う

その為に必要なことの1つとして
保育者が固定概念に捉われず
思考を止めずに考える事
それがこどもたちに直接還元されると思う

これはこうするべき
ではなく

多角的に物事を捉え考える事
そしてこどもたちの興味関心に寄り添い共に試していく事
が今後より一層大切になってくると思う

それぞれの興味関心や自由
と聞き誤解している人もなかにはいる

個人主義に走りすぎてめちゃくちゃになるのでは?
と思ってる人もいる

だからこそ
この【自由保育】という言葉の独り歩きは保育界にとってあまり良くないんじゃないかと思う

自由と無秩序・自分勝手は全く違う

社会へ出て行くにあたりルールは必ず出てくる

でも自由と聞くと無秩序を連想してしまう人だって少なくない

こどもたちは自分たちが楽しく遊ぶ為に自らルールを作る事ができる
これは見守っていたらすぐに分かる

そうやって遊んでいく事も小さな社会を経験するという事だと思う

こどもたちは大人が教えなくても
自ら学んでいる事がとても多くある

だとするのなら
こどもたちの興味関心に寄り添い
チャレンジできる環境を整えるのが保育者の最大の仕事ではないかと僕は感じている

一斉保育が全て悪だとは思わない

一斉保育
その逆の意味として使われる事の多い
自由保育

これを【選択肢保育】に移行していったら弊害や偏見も少なくなるのではないかと思う

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