自分だけではない。見ている人はどう感じているかな?

 SNSは人それぞれ活用法が違うと思います。私のように発信をメインにする方もいれば、日ごろの悩みや愚痴をこぼす捌け口にされている方もいらっしゃいます。
 私は本格的にSNS発信を始めてまだ2か月経ったくらいですが、色々な方の投稿文を見させていただく中で気になることが2点あります。
 1点は、愚痴をこぼされている方に対してです。愚痴や不満を書いて、誰かに共感してもらったり、助言をもらったりすることって実際はとても良いことだと思います。ただ、書き方に気を付けないと「不満ばっかだなこの人の投稿。みんな同じだわ」「辞めたきゃ辞めれば?」と共感どころか、誹謗中傷の対象に変わってしまう恐れもあります。そうなると、「仕事でもストレス発信してもストレス、もう生きているのが嫌」なんてことにもなりかねません。そのため、単に「仕事場の上司うぜー」「思いが伝わらんわもう辞めてー」と単発的且つ、荒い言葉遣いを使わないように気を付けた方が良いですね。折角辛い思いを伝えるのでしたら、「○○が良い(であるべき)と日ごろから伝えているのに伝わらない。その結果子どもたちが辛い思いをしている。だから、ここで働くのが辛い」など具体的に書くと、「それは辛いですね。私も同じ経験がありますよ」「それなら思い切って新しい人生歩みましょうよ♪」と共感してくれる方も増えるかもしれませんよ!
 もう1点はSNS発信をしている方です。私もそうですが、SNSで発信をするということは、自分の知識に自信と誇りを持って伝えているかと思います。しかし、ここで注意すべきは“自分の知識を押し付けない”ことです。「○○は大事なことです」と言い切ることは、読み手にとっても「なるほど。それだけ言い切るならこの人はそれだけ自信があるんだ」と感じてもらえるかもしれませんが、「○○をしてはいけません」と片方のやり方を否定する言葉は、実際にそのやり方をしている方、もっと言えばそのやり方の方が正しいと思っている方にとって、「いやこういう思いでこっちはやってんだけど」「それってあなたの~以下略」と不快に思われる可能性もあります。勿論、誰がどう考えてもそのやり方が間違っていると分かることに対しては、やむを得ず使う場面もあると思います(保育で言えば、指針から大きく外れた保育をしている。見守りではなく放任保育になっている。子どもを叱るのではなく怒っているなど)。折角素晴らしい発信をされるのですから、見てもらう見てもらえないよりもまず、”誰にとっても不快感を感じさせない”発信を心掛けたいですよね。

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