保護者から信頼を得る為に意識したこと

虫が嫌い、蟻以外はホントに無理!なディーせんせいです。虫嫌いな僕の趣味はキャンプです。でもキャンプで虫に刺されたことは不思議なことに一度もありません。何故なら恐ろしいくらい完璧に赤林香(蚊取り線香の最強ver)をたくからです。焚き火の煙なのか線香の煙なのか分からないほどなので、ある意味それはそれで気を付けましょう(?)全く本題とは関係ないのでスルーしてください。(じゃあ書くな)

今回は「言語化」について。良く言われますよね「言語化することは大切だ」と。言語化することは大切っていうことの意味ってなんとなく分かりますよね。でも実際に言語化って大切だな!って実感する瞬間って、実はあんまりないんじゃないかなって思うんです。

今回は僕が言語化って大切だなって思えた時のことも含め、文字に起こしておこうと思います。結局当り前のことを言っているんだと思いますが、改めて文字として読んでみると気付きがあるかもしれない、あったらいいな、振り返りになったらいいなという思いを込めて綴っていきます。



保育の言語化をしやすくするポイント

まずはここからですよね。言語化、言語化って言うけど苦手なんだよね。っていう人もいるかと思います。僕も最初はそうでした。保育の現場で日誌やドキュメンテーションを書く機会、言葉に詰まってしまうのは、ここから綴っていくポイントをおさえるだけでだいぶ変わるのではないかと思います。

それは「10の姿」です。幼児期の終わりまでに育ってほしい姿を表現したもので、以下の通りになっています。

1.健康な心と体 2.自立心 3.協同性 4.道徳性・規範意識の芽生え 5.社会生活とのかかわり 6.思考力の芽生え 7.自然とのかかわり、生命尊重 8.数量、図式、文字などへの関心、感覚 9.言葉による伝えあい 10.豊かな感性と表現 の10。

子どもの日常生活や遊びを見守っているときに、目の前の子どもの姿はこの10の姿で表すと何を得ているんだろうって考えます。

例えば「鬼ごっこ」をしている子どもたちがいるとしましょう。以下鬼ごっこにどんな要素が含まれているか、僕なりに拾っていきたいと思います。

鬼ごっこを細分化してみると
1.健康な心と体(走ってるもんね)
2.自立心(自分で鬼ごっこしようって決めてるもんね)
3.協同性(どんなルールでやるか自分たちで決めてそのルールを友だち同士守ってるよね)
4.道徳性・規範意識~(ルールを破らないようにしてるよね)
6.思考力の芽生え(どうやったら捕まらないか考えてるよね)
9.言葉による伝え合い(友だち同士ルールの確認とか、どんなルールでやるか話し合っているよね)

ってなると思うんですね。より知識が深い人はもっと出てくるでしょうね。でも、鬼ごっこって凄いですよね…これだけ学びがあるんですよ。

って考える癖をつけていくと案外日誌やドキュメンテーションって書きやすくなるんですよ。

ですから、保護者に伝えるときに「今日鬼ごっこ楽しそうにやってたんですよ」で終わるのではなく

「今日鬼ごっこしたんですけど、何鬼にする?って友だち同士と話し合っていて、ルールの理解をして友だちと話し合えるなんて凄い成長だなって思いましたよ。逃げる時も上手く遊具を使ってて頭使ってるなーって感じましたよ!」なんて表現出来ます。

子どもの姿を10の姿ベースで追っていくと、これが自然と出てくるようになります。日誌なんか書く時でも考察とかは書きやすくなるんじゃないかなと思います。

言語化は信頼を貯めてくれる

僕の経験談です。ちなみに絶対参考にならない部分がありますので、そこは受け止めないでください。(笑)

僕は書類だとか伝達とか本当に苦手でした。今でも気を付けようと思ってマシにはなってきましたけど全然です。保護者に対しても、よく言えばフランク…好き嫌いが分かれるような保育者だと思います。人によってはお前のスタイルは良くないってぶった切られるだろうなとも思ってます。

そんな僕は、保護者からは保育と全く関係ない話とかで盛り上がることが多いですし、保育とは全く関係ない相談事も多々ありました。保護者の方の愚痴などを聞くこと、保育園に迎えに来てホッとしてもらうのも1つの保護者支援だと思っています。そして、伝達事項を忘れることもしばしばでした。(これは本当良くない)

ディーせんせいってチャラいよね、とか、呑み過ぎちゃダメだよーとか、散々保護者にもイジッてもらっていた僕。恐らく、本当にチャラくて本当にただの呑んだくれなら、冗談も言わずに誰も相手にしないでしょう。

それでも僕が保護者の方や職場の人に見限られず、面白おかしく相手にしてもらっていたのは正にこの「言語化」だったと思います。

普段はヘラヘラしている僕ですが、保育の相談、子育ての相談に入るとスイッチが入ります。人が変わったかのように真剣に聞き、真剣に話します。それはみんな同じだと思います。でも、僕はより専門的なことを嚙み砕いて伝え、色々な検証や事例を引っ張り出して伝えていました。

良く言われていたのは「先生って普段チャラいけど保育のこと話すときは別人だよね」でした。知識をインプットすることも大切なんですが、話せるようになったほうがいいんです。

僕の場合は普段とのギャップがあったのでそれも運よく良いほうに作用したのかもしれませんが…。

この「保育のことはちゃんとしてるよね」が信頼であり、その信頼を獲得していったのは紛れもなく「言語化」できていたことだと感じています。

面談、保護者会、人前で保育を話す機会をチャンスだと思って、どんどん言語化していくことをおススメします。

TwitterなどSNSをやっていて、保育者同士話をする機会がある人はどんどんそういった機会に触れていくのがいいと思います。話す場に、話すことに慣れることも大切ですね♪

それでは、明日からの保育、保育ライフがよりよくなりますように♪
ディーせんせいでした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?