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保育士試験まであと26日(復習:諸外国の教育制度)

諸外国の教育制度


ドイツ

初等教育「基礎学校」
中等教育「*ハウプトシューレ」「実科学校」「ギムナジウム」などに分かれて行われる。
https://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2017/10/02/1396864_023_1.pdf

デンマーク

初等教育と前期中等教育「国民学校」
後期中等教育  「ギムナジウム」「*商業ギムナジウム」「*技術ギムナジウム」 「職業学校」に分かれる。
https://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2019/07/12/1396864_022.pdf

スウェーデン

初等教育と前期中等教育「義務教育学校」
後期中等教育「上級中等学校」
(就学前に「*プレスクール」がある)
https://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2017/10/02/1396864_017_1.pdf


フィンランド

初等教育と前期中等教育「*総合制学校」
後期中等教育「上級中等学校」「職業教育学校」に分かれて行われる。
(就学前に「デイケアセンター」がある)
https://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2017/10/02/1396864_026_1.pdf

フランス

2019年度から義務教育を3歳からに引き下げることが発表された。今回の政策によって、義務教育開始年齢は欧州で最も若くなります。
初等教育「小学校」
中等教育  「*コレージュ」11~14歳の生徒を対象に前期中等教育が行われる。その後の後期中等教育は「リセ」「職業リセ」 に分かれて行わる。
https://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2019/09/30/1396864_027_2.pdf


イギリス

初等教育「初等学校(*ジュニアスクール)」
中等教育「中等学校」義務教育の 5 年間とシックスフォームの2 年間(シックスフォーム)の計 7 年間
https://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2017/10/02/1396864_007_1.pdf


イタリア

レッジョ・エミリア・アプローチ

レッジョ・エミリアは、イタリア北部にある小さな街の名前。子ども一人ひとりの感性や意思、個性を大切にし、伸ばしていくことを目標としている。

「アトリエリスタ」という美術の専門家、「ペダゴジスタ」という教育の専門家が、保育士や幼稚園教諭とともに子どもたちの活動を支援。子どもたちの活動がテーマを有した「プロジェクト」で構成される教育。


アメリカ

初等中等教育(日本の小学校から高校)は合計 12 年。
5(4)- 3(4)- 4 制が主流で、他にも6 - 3(2)- 3(4)制や、8 - 4 制,6 - 6 制がある。
https://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2017/10/02/1396854_001.pdf


ニュージーランド

1996年には統一カリキュラムである*テファリキ(Te Whāhriki)が制定されたが、乳幼児の発達に基づいたあるべき教育・保育について概念的に示されたものであり、具体的内容・方法については各施設が自由に策定できる。なお、施設の設立主体については特に制限はなく、個人、企業、宗教団体など自由である。
https://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2017/10/03/1396906_002.pdf

 

韓国

初等教育「初等学校」
前期中等教育「中学校」、 後期中等教育「普通高等学校」「職業高等学校」と分かれて行われる。(*サイバー大学がある)
https://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2017/10/02/1396848_007.pdf

中国

初等教育「小学校」
前期中等教育「初級中学」、後期中等教育「*高級中学」「中等専門学校」「技術労働者学校」「職業中学」に分かれて行われる。
https://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2017/10/02/1396848_009.pdf

諸外国(英国・米国・フランス・ドイツ・スウェーデン・ニュージーランド・韓国)における幼児教育・保育の現状や動向についての調査研究
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/youchien/1324805.htm



幼稚園教育要領


▼前文

第1章「総則」

第1  「幼稚園教育の基本」

幼児期の教育は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであり、幼稚園教育は、学校教育法に規定する目的及び目標を達成するため、幼児期の特性を踏まえ、環境を通して行うものであ ることを基本とする。 

このため教師は、幼児との信頼関係を十分に築き、幼児が身近な環境に主体的に関わり、環境との関わり方や意味に気付き、これらを取り込もうとして、試行錯誤したり、考えたりするようになる幼児期の教育における見方・考え方を生かし、幼児と共によりよい教育環境を創造するように努めるものとする。これらを踏まえ、次に示す事項を重視して教育を行わなければならない。


幼児は安定した情緒の下で自己を十分に発揮することにより発達に必要な体験を得ていくものであることを考慮して、幼児の主体的な活動を促し、幼児期にふさわしい生活が展開されるようにすること。


幼児の自発的な活動としての遊びは、心身の調和のとれた発達の基礎を培う重要な学習であることを考慮して、遊びを通しての指導を中心として第2章に示すねらいが総合的に達成されるようにすること。


幼児の発達は、心身の諸側面が相互に関連し合い、多様な経過をたどって成し遂げられていくものであること、また、幼児の生活経験がそれぞれ異なることなどを考慮して、幼児一人一人の特性に応じ、発達の課題に即した指導を行うようにすること。
その際、教師は、幼児の主体的な活動が確保されるよう幼児一人一人の行動の理解と予想に基づき、計画的に環境を構成しなければならない。この場合において、教師は、幼児と人やものとの関わりが重要であることを踏まえ、教材を工夫し、物的・空間的環境を構成しなければならない。また、幼児一人一人の活動の場面に応じて、様々な役割を果たし、その活動を豊かにしなければならない。

第2 「幼稚園教育において育みたい資質・能力及び「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」


幼稚園においては、生きる力の基礎を育むため、この章の第1に示す幼稚園教育の基本を踏まえ、次に掲げる資質・能力を一体的に育むよう努めるものとする。

(1)豊かな体験を通じて、感じたり、気付いたり、分かったり、できるようになったりする「知識及び技能の基礎」

(2)気付いたことや、できるようになったことなどを使い、考えたり、試したり、工夫したり、表現したりする「思考力、判断力、表現力等の基礎」

(3)心情、意欲、態度が育つ中で、よりよい生活を営もうとする「学びに向かう力、人間性等」

2 
1に示す資質・能力は、第2章に示すねらい及び内容に基づく活動全体によって育むものである。

3 
次に示す「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」は、第2章に示すねらい及び内容に基づく活動全体を通して資質・能力が育まれている幼児の幼稚園修了時の具体的な姿であり、教師が指導を行う際に考慮するものである。

(1)健康な心と体
 幼稚園生活の中で、充実感をもって自分のやりたいことに向かって心と体を十分に働かせ、見通しをもって行動し、自ら健康で安全な生活をつくり出すようになる。

(2)自立心
 身近な環境に主体的に関わり様々な活動を楽しむ中で、しなければならないことを自覚し、自分の力で行うために考えたり、工夫したりしながら、諦めずにやり遂げることで達成感を味わい、自信をもって行動するようになる。

(3)協同性
 友達と関わる中で、互いの思いや考えなどを共有し、共通の目的の実現に向けて、考えたり、工夫したり、協力したりし、充実感をもってやり遂げるようになる。

(4)道徳性・規範意識の芽生え
 友達と様々な体験を重ねる中で、してよいことや悪いことが分かり、自分の行動を振り返ったり、友達の気持ちに共感したりし、相手の立場に立って行動するようになる。また、きまりを守る必要性が分かり、自分の気持ちを調整し、友達と折り合いを付けながら、きまりをつくったり、守ったりするようになる。

(5)社会生活との関わり
家族を大切にしようとする気持ちをもつとともに、地域の身近な人と触れ合う中で、人との様々な関わり方に気付き、相手の気持ちを考えて関わり、自分が役に立つ喜びを感じ、地域に親しみをもつようになる。また、幼稚園内外の様々な環境に関わる中で、遊びや生活に必要な情報を取り入れ、情報に基づき判断したり、情報を伝え合ったり、活用したりするなど、情報を役立てながら活動するようになるとともに、公共の施設を大切に利用するなどして、社会とのつながりなどを意識するようになる。

(6)思考力の芽生え
 身近な事象に積極的に関わる中で、物の性質や仕組みなどを感じ取ったり、気付いたりし、考えたり、予想したり、工夫したりするなど、多様な関わりを楽しむようになる。また、友達の様々な考えに触れる中で、自分と異なる考えがあることに気付き、自ら判断したり、考え直したりする
など、新しい考えを生み出す喜びを味わいながら、自分の考えをよりよいものにするようになる。

(7)自然との関わり・生命尊重
 自然に触れて感動する体験を通して、自然の変化などを感じ取り、好奇心や探究心をもって考え言葉などで表現しながら、身近な事象への関心が高まるとともに、自然への愛情や畏敬の念をもつようになる。また、身近な動植物に心を動かされる中で、生命の不思議さや尊さに気付き、身近な動植物への接し方を考え、命あるものとしていたわり、大切にする気持ちをもって関わるようになる。

(8)数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚
 遊びや生活の中で、数量や図形、標識や文字などに親しむ体験を重ねたり、標識や文字の役割に気付いたりし、自らの必要感に基づきこれらを活用し、興味や関心、感覚をもつようになる。

(9)言葉による伝え合い
 先生や友達と心を通わせる中で、絵本や物語などに親しみながら、豊かな言葉や表現を身に付け、経験したことや考えたことなどを言葉で伝えたり、相手の話を注意して聞いたりし、言葉による伝え合いを楽しむようになる。

(10)豊かな感性と表現
 心を動かす出来事などに触れ感性を働かせる中で、様々な素材の特徴や表現の仕方などに気付き、感じたことや考えたことを自分で表現したり、友達同士で表現する過程を楽しんだりし、表現する喜びを味わい、意欲をもつようになる。

新幼稚園教育要領のポイントhttps://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shisetu/044/001/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2017/08/28/1394385_003.pdf

☆要チェック



教育振興基本計画

第3期教育振興計画

▼概要
https://www.mext.go.jp/a_menu/keikaku/detail/1406127.htm

▼本体(P,96まである)
https://www.mext.go.jp/content/1406127_002.pdf

キーワード
「人生 100年時代」
「超スマート社会(Society5.0)」
「可能性」と「チャンス」
「教育立国」
「第4次産業革命」
「ビッグデータ」
「人づくり革命」
「生産性革命」
「夢と志」
「社会の持続的な発展を牽引する」
「学びのセーフティネット」
「政策立案」(EBPM)
「持続可能な社会教育システム」
「ESDの推進」
「アントレプレナーシップ(起業家精神)」
「学び」と「労働」の循環
「教育の機会均等」
「ICTの利活用」

桜子先生:第3期教育振興基本計画について より

前文


今、我が国は、人生 100 年時代を迎えようとしており、また、超スマート社会 (Society 5.0 )の実現に向けて人工知能( AI )やビッグデータの活用などの技術革新が急速に進んでいる。 こうした社会の大転換を乗り越え、全ての人が、豊かな人生を生き抜くために必要な力を身に付け、活躍できるようにする上で、教育の力の果たす役割は大きい。

激動の時代を豊かに生き、未来を開拓する多様な人材を育成するためには、これまでと同様の教育を続けていくだけでは通用しない大きな過渡期に差し掛かっている 。誰もが人間ならではの感性や創造を発揮し自らの「可能性」を最大化していくこと、そして誰もが身に付けた力を生かしてそれぞれの夢に向かって志を立てて頑張ることができる「チャンス」を最大化していくこと、これらを共に実現するための改革の推進が、今求められている。

本計画は、このような考え方の下、第2期教育振興基本計画において掲げた「自立 」、「協働 」、「創造 」の3つの方向性を実現するための生涯学習社会の構築を目指すという理念を引き継ぎつつ、2030 年以降の社会変化を見据えた教育政策の在り方を示すものである。

第 1 部 我が国における今後の教育政策の方向性

Ⅰ.教育の普遍的な使命
改正教育基本法に規定する教育の目的である「人格の完成」、「平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成」と、教育の目標を達成すべく、「教育立国」の実現に向け更なる取組が必要としている。


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