ドクアリグモ?の話
これは僕が小3ぐらいの話。
寒い冬だったので僕は部屋でずっとゲームをしてた
10時ぐらいに友達とその弟が家を訪ねてきた、
「ほいちゃ!『ドクアリグモ』がいるよ!」
僕は「はぁ?」と言って友達についていった
すると、
えげつないぐらいの虫が木にくっついていた
こんな感じ↓
幼虫がほとんどで少し成虫もいた。
その日は寒かったので家にすぐ帰った。
2週間ぐらいあと日のこと、
学校の図書室で借りた図鑑をみるとその虫は
ドクアリグモではなく「ヨコヅナサシガメ」である
ことがわかった。
あれからしばらくたってさっきの友達とは別の友達と遊んでいた。
すると木にヨコヅナサシガメの成虫↑がとまって
いた。「おお!キモい!」と一緒に叫んだ
すると僕はカッコつけて家から勝手に持ってきた
家のカギをサシガメにちょんと当てた。
するとドクアリグモはブチギレ!
えげつないぐらいのスピードで僕たちを追いかけて
きた。僕たちは生まれたばっかの赤ん坊のように
叫んだ。
いつもは普通のカメムシに見えたが
そのときは恐ろしかったので、まるで
気合いの入った琴ノ若↓に見えた。
そして僕はずっと怖いサシガメのことを
思い出しながらわざと持ってきたカギを使って
家に入った。
するとお母さんも琴ノ若のように怒ってきた。
もしかしてお母さんとドクアリグモは同一人物?
と冗談抜きで思った。
そのあとずっとドクアリグモのことを考えながら
眠りについた。
予想通り夢に出てきた。あまり覚えていないが
ドクアリグモが巨大してまた追いかけてくる
という夢だった。体重を500kgまで増やした琴ノ若
のようだった、僕は怖すぎて夜中に目を覚ました。
なぜかジンジャーエール↓!と叫んで起きた。
目の前のタブレットに自分の驚いた顔↓
が映り
あまりの気持ち悪さにまたジンジャーエール!と
叫んだ。
最近は昆虫カタストロフィが進んでいるため
前より虫を見なくなり、今年初めて会った
ドクアリグモは死骸だった。僕は悲しくて泣いたことはあまりなかったがそのときは家で泣いた。
多分もう思い出のドクアリグモはもう見なくなる
と思っていたからだろう。
でも今年生きているドクアリグモを見つけてまた
嬉し泣きした。だいぶ時がたったがまた友達と
一緒にドクアリグモを捕まえたいなと強く思った。
一体僕はドクアリグモに何回泣かされたんだろう。
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