僕のオススメ野球漫画
面白い野球漫画は、タッチとかグラゼニとかメジャーとかキャプテンとかルーキーズとかホント山ほどあるわけだけど、僕は「クロカン」がとくにオススメです。
クロカンは、ドラゴン桜やエンゼルバンク等の著者三田 紀房先生の作品で、甲子園を目指す高校野球漫画。
で、何が突出してるか?というと、まず高校球児に対し監督が「俺から野球を教わりたかったら金を払え」というスタンスであること。
純粋な高校球児から金を取るとは何考えてんだこいつ。マジもんのクズじゃねぇか。とおもうわけだが、ストーリーを読み進めていくと「金」が発生することで、球児たちの教わる覚悟と監督の教える責任が、取り組みに大きく影響していく。
らーめん才遊記の芹沢さんが「金の介在しない仕事は無責任なものになる」と言ってたのを思い起こされる。
そしてこのクロカンという漫画は坂本という球児が登場することでまた深みを増す。坂本は、150kmの剛球を持った超高校級のプレイヤーなのだが家庭を支える必要がありアルバイトを余儀なく行っていた。そこでクロカンが取った行動は「逆に監督側が坂本に金を払ってプロ契約する」ということだった。
金を払って球児を雇う。この監督マジでぶっ飛んでる。
そうして、金を払って教わる球児達と金を貰って試合に出る球児が甲子園を目指し高校野球に取り組んでいくクロカン。
僕は出張で新潟に向かう新幹線の中で1巻から読みだしたのだが、もう夢中で読み進めてあっという間に全巻読破してしまったのを覚えている。
一番好きなシーンは浅井の選手宣誓のところ。
多くの野球漫画は「熱血」とか「恋愛」とか「勝負」みたいな要素が強いんだけど、クロカンは様々な「教育」という部分が詰め込まれている。
ぜひこの漫画は「金」を払って読んでみてほしい。
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