藤本タツキ先生のルックバックがマジでやばい件

藤本タツキ先生最新読み切り「ルックバック」が、マジやばい。

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下記リンク先で読めます。ルックバック - 藤本タツキhttps://shonenjumpplus.com/episode/3269754496401369355



で。僕の感想。
素晴らしい漫画でした。何回震えて涙したかわからないです。Twitterの感想で「漫画星人が攻めてきて1:1で戦うことになったら藤本先生が地球代表で出てほしい」という内容があり、僕はアゴが外れる程うなづきました。

143ページのちょっと普通じゃない量の読切ですが面白すぎて体感2ページでした。ただし読み切った直後は、この漫画の中に30年くらい浮遊してたんじゃないかなという感覚があり、漫画から現実へ意識が戻るまで数分掛かりました。

内容について触れると、小学生の学校新聞で4コマを描いてる藤野さんが、自分より画力が高い不登校の京本さんに負けないように絵の練習をするところからはじまります。

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みせ方・読ませ方こそ藤本タツキ先生らしく、素晴らしい絵の表現でストーリーは展開されていきますが日常的な部分が強く、ファイアパンチやチェンソーマンを描いているあの藤本タツキであることを途中まで忘れてしまいます。そう途中までは・・・

タイトルのルックバックは直訳で”振り返る”ですが、色んな意味が込められてそうでした。たとえば背中のシーンがとても多いです。

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背中・みるでルックバック?

また物理的に人物が振り返ったり、思い出や時間軸を振り返ったりルックバックとしての要素が詰まった作りになってるなと思いました。

あとやっぱり映画要素を作品に入れてきてました。

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※おなじみの映画館

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※部屋にワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドっぽい雑誌(たぶんシーンをオマージュしてることを示唆してる)

ストーリーも映画一本みたようです。タランティーノ監督もこの漫画にはスタンディングオベーションで全力拍手なんじゃないかとおもいます。

京アニ事件からほぼ2年目の7月19日(月)に本作品はジャンプ+で公開されてましたが、当時僕は犯人に対して、作品を作る人間なんだったら暴力じゃなくて作品で語ってほしかったなと思った事も思い出しました。
勿論みんなが評価されるわけじゃないけどね。

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