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JO1のエース・川尻蓮さんの、NiziUマコさんとも重なる“マイケル・ジョーダン”性

地球上のみなさん、グローバルボーイズグループ・JO1の『OH-EH-OH』Practice Videoはご覧になりましたか。これは同曲のMV500万再生達成時のアップロードを公約していたものですね。

いやいやいやこの一体感!!! 得意のダンスをさらに磨き上げたメンバーと、彼らに追いつこうと日々努力を積み重ねてきたであろう未経験出身メンバーのそれぞれの成長ぶりに、息がつまりそうさ身動き取れないよと…。靴底がキュッと床を擦る音までも揃っていて、2:44のターンからのジャケット使いは伝統芸能かと思わせるほどの圧巻のフィナーレ。私がユネスコの偉い人だったら無形文化遺産に軽率に加えてました。

ただ、その中でも、パフォーマンスリーダー(ダンスリーダー)川尻蓮さんのダンスがちょっと本当にすごすぎて。ぶっちゃけ最推しはほかのメンバーなのですが、何度見ても無意識に川尻チッケムが脳内自動生成されるこの超常現象。 ダンスに関して専門的なことはまったく分からないけれど、流れるような動きの中での瞬発力とでも表せば良いのか、サビのジャケットダンスの、ヒラヒラヒラヒラ〜からのパッパ!! とはらう一連の動作の洗練された素晴らしさ…。そして、大JAMうなずきポイントではないかと思いますが、1:41の音ハメ…!(鶴房さんの爆イケラップパート:Gratata It's a prime time Yes Sir ● 俺らRacer の●部分にあたる8分音符2拍分) 一瞬一瞬、体の内側から指先まで自在に使いこなして踊っているような印象で、ふだんのニコニコ穏やかな姿も素敵ですが、完全アーティストモードの川尻蓮さん、つよすぎです。敬意をこめて、踊柱(おどりばしら)とお呼びしてます。


さて、ちょっとここで、どうしても少しだけ日プと虹プロの話をさせてください。配信終了によせて日プについて振り返った前回の投稿で(思いがけずたくさんの方に見ていただきありがとうございました涙涙)、書ききれずに残念に思っていたことの大きなひとつが、川尻蓮さんのことでした。

私が日プこと『PRODUCE 101 JAPAN』を見始めたのは、当時最新話だった3話からで(そこから1・2話にさかのぼり、もう一度3話を見たときには世界が変わっていたわけで)、これがちょうどテーマ曲「ツカメ 〜It's Coming〜」のセンター決めの回でした。練習生の投票によってAクラスの中からセンターに選ばれたのが川尻蓮さんだったわけですが、このときのコメントがもう衝撃的な素晴らさで。

本当に これが全然ゴールじゃないので
ここからがスタートだと思うので
こんな僕ですが みなさん どうか
みんなで協力して いいステージを作りましょう
よろしくお願いします!
(深々と一礼)

まず、この時点でもう川尻蓮さんが見ているのは「センター」でも「1位」でもなく、デビューした先にある景色なんですよね。しかもこの年の男の子でしかもあの中でセンターに選ばれたとなれば、「こんな僕ですが みなさん どうか」に続く言葉として「ついてきてください!!」とか言いそうなもんじゃないですか。だけど川尻蓮さんはほかの練習生より一段上の目線には立たないんですよね。「みんなで協力して いいステージを作りましょう」。これぞ令和のリーダーシップーー!!! 宗教だったら秒で入信してました。これは想像でしかないですが、彼が今まで一緒にお仕事をしてきたアーティストさんがライブの際に、メンバーはもちろんバックダンサーや裏方スタッフも含めて「みんなでいいものを」というように場の士気を高めるのを見てきたのかもしれないな、とも思いました。

この回以降も、ほかの多くの練習生が「デビュー」「1位」「蓮くん」などを目標とする中で、川尻蓮さんは「日本の音楽界・アイドル界に新しい風を」といった趣旨の発言など、一貫してアーティストとしての未来像を見つめていたのが、番組中とても印象的でした。


そして、日プロスを引きずったまま見始めたオーディション番組『Nizi Project』にJYP練習生として参加していたマコさんにも「川尻蓮み」を感じざるを得ませんでした。マコさんは序盤からプロデューサーのJ.Y. Park氏を「スターになる準備ができている」と言わしめ、常に上位をキープ。「マコちゃんはすごい」「マコちゃんのチームに勝ちたい」とほかの参加者に刺激を与えながら、各ミッションで実力とリーダーシップを発揮し、最終1位でNiziUのメンバーに選ばれました。

川尻蓮さんもマコさんも、元々のパフォーマンスの完成度が高い分、オーディション番組の見どころのひとつである「未経験からの逆転!」のような大きなドラマはありませんでした。しかしそのぶん期待値が高く、「蓮くん/マコちゃんがいるからこのチームは勝つでしょ」というプレッシャーと常に隣り合わせ。仲間でもあるライバルたちも、自分の背中を追いかけてめきめき実力をつけていく状況。しかしそんな中でも、常に自己鍛錬を怠らず、チームのために尽力し、すでにいちアーティストとしての思考・振る舞いが身についていたことが、2人に共通していたのではないかと思います。もっと言えば、同じ福岡県出身で、ふだんのお喋りではぽやぽや〜として大きく口を開けて笑うところなど、共通項の多さに他人とは思えんほどです。


そんなマコさんのことを、J.Y. Park氏はこう評していました。

「マコさんはマイケル・ジョーダンを彷彿とさせます。一番上手な子が一番頑張るとそのチームはうまくいきます。マイケル・ジョーダンはエースで努力家だったのでみんな彼についていきました。マコさんがそうなんです」
( 2020.9.19 日本テレビ『マツコ会議』より )

これを聞いて、川尻蓮さんもそっくりそのままこの評価に当てはまるなと思いました。それぞれがベストを尽くしていると思うので「一番頑張る」というのは語弊があるかもしれませんが、今回の2ndシングルではメンバー全員分の振りを覚えて、韓国の先生に代わり直接レクチャーしたそうですし(参考:https://jj-jj.net/lifestyle/118725/)、彼が頑張り続けるからメンバーも追いつけ追い越せの思いで頑張れる面は大きいのではないかと思います。グループ全体のパフォーマンスをリードする、エースで努力家。彼もまた、マイケル・ジョーダンだ…!と、冒頭に挙げた『OH-EH-OH』Practice Videoの川尻蓮さんを見て改めて思いました。


こんなことをぼんやり考えていたら、KCONや新譜の詳細発表、パジャマパーティー、ハロウィンなどJO1まわりの怒涛の供給、さらにはRBW JBOYZやBUGVELなど、元日プ練習生の新たな動きなどにいちいち舞い上がっていたら投稿までだいぶ時間が経ってしまって、オタクの時間の流れはほかの人間と平等なのか疑わしくなる(?)今日この頃です。日プSeason2の始動発表で激震が走っていますが、変わらず2019年の日プとJO1を愛していきたいですね。『OH-EH-OH』MV最後の公約達成(700万再生でPractice Videoコスチュームver)までもあと100万回を切っていて俄然たのしみです。

そして個人的には、"蓮マコ対談" も見てみたい/読んでみたいので、各種媒体さんよろしくたのみます!!!


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