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蔦の花


私なんて

私なんて

そんないらない感情ばかり


切っても切っても

絡みついてくる蔦のよう



小さい頃 外の世界が怖くて

保育園のロッカーに閉じこもっていた私を

久しぶりに思い出した




こんな感情なくなればいいのに

こんな感情があるから

悩むんだ

私を苦しめる

こんな感情なんていらない



この感情は


まっすぐ太陽に向かって

伸びることができなかった

蔦に似ている


でもその蔦だって

花を咲かせる

道端の日陰でひっそりと咲いている花


そんな花に

なぜか心惹かれるのは

自分と似ているからだろうか


迷いながら 悩みながら

生きている


その先で

やっとたどり着いた


いらないと思った感情も

感じていなければ


今 私は

この場所にはいない








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