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成長を実感できない方になにができるか【相対音感トレーニング11ヶ月目】

このノートは就職を機にピアノを始めたはいいものの『楽譜どおりなら練習すれば弾けるけど、アレンジはできないし、コード進行など曲の構造も理解できない。これまで練習した曲をあとから弾こうと思っても楽譜がないと演奏できない。』

そんな音を自由に扱う感覚が一向に得られず悩んでいた私が

「楽譜がなくても、曲を弾ける人」
「初めて聞いた曲をすぐ耳コピ、アレンジできる人」

になるために、相対音感を鍛える様子を記録していくものです。

「どんな方法で音感トレーニングするのか」「トレーニングの成果や気づき」「苦労や克服方法」を毎月このnoteにまとめて書いていきます。

私と同じような境遇の方に向けてサンプルの1つとして参考していただけたら幸いです。トレーニングは2019年10月から実施しています。

Twitterでもこんな感じで毎週報告しています。興味があればぜひ見てみてください!

(補足)なぜ相対音感トレーニングなのか
それはこちらのサイトを見てください。
トレーニング方法は「ずっしーの音楽教室」のサイトをもとにし、自分なりのトレーニングを試行錯誤しています。そのため、当noteでは「しらみつぶしトレーニング法」などこちらのサイトで使っている用語を使用します。

2020年10月末までに達成したい目標

「曲を聞いたとき、その曲のメロディの階名が瞬時に頭に浮かんでくるようになる。頭に浮かべた階名を正確にアウトプットできるようになる」

まずはメロディを正確に聞き取る、歌える状態(調性音感とメロディの音感習得)を目指しています!

▼8月と9月のトピックス

(予告)今後演奏動画をちょくちょくアップします

9月に演奏動画2本上げました。実に4か月振りです。

1.やさしさに包まれたなら(耳コピ)

2.NOVAうさぎのうた(耳コピ)

ということで今後、演奏動画や耳コピ動画をちょくちょくアップロードしようと思います。

理由を説明します。

そもそも私が相対音感トレーニングの記録を発信する理由は「私みたいに社会人になってからピアノをはじめても、自由に音を扱えるようになることを同じ境遇の方に証明したい。勇気づけたい」からです。

そのために私ができることは、トレーニング報告も大事ですが、なによりも「耳コピスキルがあがっているのか」「実際に弾けるようになったのか」を発信することが重要です。

なので、これからはちゃんと形にしてちょくちょくアップロードしていこうと思います。

これまで耳コピピアノアレンジ動画をあげようと思ったことは何度かありました。じゃあなぜ上がらなかったのか、それは「youtubeにある演奏動画と比べて絶望していた」からです。「こんな自分の演奏になんの価値があるのか」と、なんやかんや中途半端で終わっていたのです。

そして私自身が目指すゴール「聞いた曲をさっと耳コピし、演奏できるようになる」「気分で即興演奏できるようになる」

これを叶えるにはやはり実際にピアノに触って、1曲1曲丁寧に練習して一定期間で完成させて繰り返すことが大事になってきます。

「youtubeの検索上位にヒットする動画と比べるより、過去の自分と比べる」自分にそう暗示をかけて改めて泥臭く地道にやっていきます。

さあがんばろう!

(気づき)1から相対音感トレーニングをはじめた人がぶつかる悩み「成長した実感がない」

私が2019年の10月28日から相対音感トレーニングを1からはじめてそろそろ一年になります。成長過程やトレーニングでの気づき、演奏動画などを自分のペースで発信していたら、ありがたいことに(?)私と同じように相対音感トレーニングしている方から悩みを相談されることが3回ほどありました。

その悩みたちの共通点、自分の経験も踏まえてまずいえることがあります。

それはズバリ、「成長した実感がない」です。

この悩み、あると思います。例えばこんな風に。

雑草さんから引用しました。ご協力いただきありがとうございます

ずっしーさんなどが提示するやり方を参考に相対音感トレーニングは進められますが、相対音感を習得するにはそもそもえらい時間がかかり、特にトレーニングをはじめてから成長した実感を得られるにもえらい時間がかかるようです。

私自身、成長を感じたのはトレーニングを始めて126日目でした。
やっぱり長いです。

なによりネックなのは、相対音感トレーニングは「孤独」だということ

想像してみてください。
さあ頑張るぞ!と一人意気揚々とトレーニングを始めたものの1カ月、2カ月経っても成果がでない。やり方は合ってるはずだけど、不安になってくるし相談できる相手もいない。発信しても実力がないがために誰も注目してくれない

どうしても精神的にしんどくなります

基本的にずっしーさんが紹介するやり方で成長できると思いますが、どうしても忍耐が必要になる。せめて仲間やモデルロールがいればと常々思います。

うーん、なんとか解消したい。
相対音感を習得したい人のためにコミュニティがあれば少しでも挫折する人が減るのでしょうか。自分のトレーニング結果を報告できて、褒め合ったり、アドバイスしたりお互い支え合うようなコミュニティがあればいいのかなぁと思います。

noteのサークル機能などでサークルを作ってみようかとひそかに考えています賛成意見があればぜひこのnoteにコメントかTwitterに連絡をください!

▼8月と9月の成果、記録

アプリ「ずっしーの音感トレーニング」の記録

ずっしーアプリ記録(全ステージ) 2019年10月22日~

ずっしーアプリハイスコア更新記録 2019年11月17日~ (1)

■計測の目的と方法
目的:自分の音→階名の能力を客観的に把握する
方法:縦軸はずっしー音感トレーニングアプリのスコアデータ、横軸は日付です。計測のタイミングは就寝前で、各ステージを1回のみプレイし、そのスコアをプロット
※ハイスコア記録は2019年11月からのプレイでステージごと、ハイスコアを出した日付とその点数を記録してプロットしています。

アプリ「新曲視唱」の記録

■総合
(平均点)
統計:75.4点 / 過去4週間:79.9点
(練習回数)
統計:1154回 / 過去4週間:8回

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■計測の目的と方法
目的:自分の階名⇒の能力を客観的に把握する
方法:長調と単調、それぞれで各難易度をまんべんなくプレイする。
※画像はアプリ内のレポート

インプットした曲一覧(8月9月0曲・累計29曲)

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■完了の基準について
1曲につき5日取り組んで完了としています

脳内耳コピした曲一覧(8月9月1曲・累計1曲)

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■脳内耳コピの目的と方法
目的:「階名→音」の強化
方法:知っている曲のメロディの階名を頭のなかで特定し歌う、鍵盤で階名を確認する。5日取り組んだら完了とする。

■コメント(感想など)

・アプリ「ずっしーの音感」
 ステージ1だけやたら伸びています。ステージ2~7の伸びはいま一つですね。ただ以前よりも確信をもって回答できてきています。3度のインターバルはとくにだんだん分かるようになってきました

・アプリ「新曲視唱」
 8回しか取り組んでいない…。

・インプットした曲一覧
 マイナー曲をメインにインプットしています。ってあれ?1曲もインプットしてないの…?結構やってたつもりなんだけどな…

・脳内耳コピした曲一覧
 新設しました。これからはこのトレーニングを中心にやっていきます。曲から階名をイメージして歌う。疲れます(´Д`)

▼来月に向けて

8月9月はなんだかんだあまりトレーニングできませんでした。なので具体的にこう進化した!と報告できることがありませんでした。一応、階名→音のアウトプットを中心にやっていました。

仕事もして、家事もして、空いた時間に相対音感トレーニングするのって難しいです。バイオリズムが悪い日は取り組めませんし、ゲームやテレビ、漫画や動画も見てたら時間がとれません。それにトレーニングは孤独なので、いかにモチベを下げないか、いかに手軽に取り組めるのか工夫が必要になります

同じ境遇の方が悩んでいることもあり、自分ができることはなにかを考えさせられました。できる範囲でサポートしていきたい所存です。とりあえず、いま私が腰を据えて取り組むことは「できない」が「だんだんできるようになる」という成長過程を発信し続けることだと改めて思いました。

それではまた来月!

いつもいいね!をくださるみなさま、励みになります。
ありがとうございます。m(_ _)m

【おまけ】

①私が実行してきたトレーニング一覧

▼曲の主音を特定
・主音当て(知っている曲を聴いて、頭のなかで無理やり曲を終了させて落ち着く音を見つけ、主音と思う音を歌う。ピアノで合っているか確認)

▼「階名⇄音」結びつけ
・移動ド唱法(知っている曲のメロディを歌う。1フレーズ最低5日は行う)
・真・移動ド唱法(伴奏をつける知っている曲のメロディを歌いながら)
・ドに向かう2音をインプット(ソ〜ド〜♪のような2音をインプット)
・2音のしらみつぶしトレーニング(ド→レ、ド→ミ…ド→シのような、伴奏もつけて)
・様々な調でスケールを歌う(アプリ「新曲視唱」の機能を利用する)
・アプリ「聴くだけ!聴音2」(ひたすら聞く)

▼「音→階名」アウトプット
・アプリ「ずっしーの音感トレーニング」1〜5いずれのレベルでも、正解率9割ほどを目指す)
・アプリ「function ear trainer」(半音階を絡めつつ毎日行う)
・耳コピ

▼「階名→音」アウトプット
・アプリ「新曲視唱(入門2、初級)」(毎日5問はやる、お題を見てまずは一旦音をイメージして歌い、間違った音程や苦手なインターバルがある場合は2音のしらみつぶしを行う)
・ドを基準にランダムに単音を歌って、音があっているかチェック
・脳内耳コピ

▼「コード進行の響き⇔ディグリーネーム」
・T・S・Dの感じを確認してみる

②愚痴とか悩みとか

 このコーナーは愚痴とか悩みを綴っています。解決したら解決法を書き込んでいきます。同じような悩みを抱えている方に、共感してもらえたり、悩みの解決になれば幸いです。

これまでの愚痴(精神面)
(2月)トレーニング100日超えても成長実感があまり感じられず、「100日過ぎたというのに自分はこの程度か…はぁ〜」と落ち込んだ
(2月)社会人だからと言い訳したくないけど、毎日トレーニングはなかなかキツイ。トレーニングできなくても自分を許す心が大事かも
(4月)ふと、階名が分かったから何なんだろうと思ってしまった

できないこと(技術面)
(2月)階名ドとソをよく間違える
(2月)階名ラを歌うのが異常に苦手
(2月)新曲視唱の総練習回数は600回を超えたというのに、いまだミスるたった2小節なのに
→(3月)継続してやっていたら、ある日突然できるようになった。解決!
(3月)マイナーな曲をインプットできてない
(4月)しらみつぶしトレーニングで思い浮かべた階名をまだ正確に歌えない。特に3音以上
(4月)しらみつぶしトレーニングのとき、コードがそもそも正しく押さえられない
(4月)調を意識して、主音以外の音から歌い始めるのが苦手
(5月)いまだにドとソをよく間違える
(5月)フレーズのはじめの音を当てるのが苦手。パッとでてこない。
(5月)3音以上のフレーズになると3、4音目で途端に階名が分からなくなる。検討つかなくなる
(5月)ミ→ドやファ→ド、ソ→ミのような4度以上離れた2音は聞き取れない
(7月)左手のリズムのパターンが少ない。リズム感を鍛える必要も感じる

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(書いてる人の音楽経験)
①クラリネット
2014年夏に短大の吹奏楽部に入り、クラリネットを始める。2016年末で一旦楽器から離れる。2019年に吹奏楽団に入り、現在も続けている
②ピアノ
2017年の夏にピアノを始める。2019年夏まで月2、3のレッスンに通っていた。現在は独学
③作曲
2018年1月に作曲を始める。2019年、成長を感じられず挫折。

▼Twitter

▼ピアノ演奏と耳コピ

▼スキマ時間に聴いて歌って相対音感トレーニング


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