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旅の記録・記憶

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そのへんに旅した記録や写真をまとめます。
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#旅のフォトアルバム

金剛の滝~今熊山。撮影ハイキングのつもりが秘境アドベンチャーになった件

「暗さに宿る美しさ」のようなものが気になる今日この頃。思いつきで地図を調べて近場の滝に出かけてきたけど、思いのほかアドベンチャーだった件です。 薄暗がりの中に光が差す感じとか、ちょっと神秘的・ミステリアスな雰囲気の写真が撮りたくて・・・「そうだ、滝に行こう」と思いつき、奥多摩方面の地図を眺めたところ目に飛び込んできた「金剛の滝」。アクセス方法も難しくなく、情報が少なめなので人気もなさそう。 ということでやってきました、広徳寺(廣徳寺)。ここをスタートに設定して、左手の小道

20年前のキューバ(2002年の旅の記憶、前編)

映画「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」が日本で公開され、是非とも現地でキューバ音楽を聴いてみたい!となり、旅立つまでたいした時間はかからなかった。 身軽だったのだ。 ただ、フイルムの時代だったのでカメラは大きくて重かった。F5とF3を2台体制で運用していた。フィルムの感度を分けたり、ネガとリバーサルで分けたり、モノクロとカラーでわけたり。でもこの時はたしかに2台ともリバーサルフィルムを入れていたはず。 当時アメリカとは国交が無いので、ヒューストンからメキシコのカンクン

20年前のキューバ(2002年の旅の記憶、後編)

前編ではハバナ旧市街地を中心に散策した内容でしたが、ぶらりキューバの一人旅は、交通手段を手に入れて急展開していきます。 アメ車と乗り合いタクシー キューバの道路を走っている車がすべてというわけではないけど、1960年代のアメ車をよく見かける。 街を歩いていた観光ガイドと称する“ミスターオニール”に頼んで交渉してもらった。(基本的に乗り合い制なので、行き先とか運賃の交渉ができないと乗れない) 行き先を決めていたわけではないので、ガイドのミスターオニールの自宅に向かう。「

20年前のキューバ(2002年の旅の記憶、帰国編)

ヘミングウェイの泊まったホテル ハバナで泊まっていたのは、Hotel Ambos Mundos(アンボスムンドス)。 館内にはいくつかヘミングウェイに関する展示があります。 文章が長くなることを嫌ったヘミングウェイは、立った姿勢でタイプライターを打ったとのこと。現代で言えば、リモート会議を短く終わらせたいので立ってPCを手にもってやってれば15分で終わりそう。 宿に戻って、何の気なしにテレビをつけたらオリンピックの中継をしていた。2002年なので冬季のソルトレークシテ