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自分と要救助者、両方助けよう

毎年この夏の時期なると悲しい事故が起こります

車の中にお子さんやお年寄り、ペットがいて熱中症で亡くなってしまうという悲しい事故です


そういう場面に出くわしたときに、『ガラスを割って救出する』と、あなたが判断した時にアドバイスしたいことが大きく2つあります

1、周りを味方につける

2、ガラスの割り方を考える

解説していきます


1、周りを味方につける

✔︎まずは警察に連絡して、現状を伝える。そして出動依頼
✔︎ショッピングモール、スーパーなどであれば呼び出しをしてもらう

『ちゃんと呼んだよ』っていう既成事実をしっかりと作っておきます。実際にガラスを割るときに、『緊急避難』で割ったときに自分の身を守るためです。

できれば一人ではなく、警察が到着するのを待つのが1番です。


2、ガラスの割り方を考える

✔︎警察には電話した。なんなら消防にも連絡している
✔︎でも、あと5分待てない。自分の責任、判断でガラスを割ると決断したとき

本当にガラスを割るのであれば、割り方を考えなければいけません。

フロントガラス以外のガラスは、割れる時は小さい破片になって割れます。乗員保護のためです。

大きい破片だと怪我をしやすいので、あえて細かい破片にすることにより危険を減少させます。安全に安全を重ねるのであれば、割るガラスにガムテープを貼り付けて割りましょう。破片の飛び散りが最小限に抑えられます。

そしてどのガラスを割るのか

まずフロントガラスは「合わせガラス」になってるので、割るのに手間がかかります。避けましょう。

乗員から1番離れた位置のガラスが、当然1番安全なので、それが原則です。


状況によりけりですが、もし修理費を考慮する場合の話も少ししましょう。

万が一、救助の為とはいえガラスの修理費用を払うことになる場合。修理費の安いガラスはどこか

パワーウインドウで可動する位置のガラスの方が修理費が安いです。

どのガラスも脱着は可能なのですが、可動しない「はめ殺し」部分のガラスの脱着は専門の技術が必要になるので、工賃が高くなる傾向です。

実際の現場ではお金の話なんて後回しですが、知識として知っておいてください。


まとめ

夏の時期になると、車内放置のために悲しい事故が必ずと言っていいほど起こります。

自分がその場面に遭遇したとき、自分で判断して『ガラスを割る』と決断したなら。

その前に警察への通報と、ガラスを割る位置だけ考えてください。

正直ガラス割れなんてどうにでもなります。事故車になるわけでもないし。ディーラー時代、ガラス割れの案件は多いと月に3件くらいありました。

1番高いフロントガラスで、どんなにかかっても20万円くらいです。ひとりの命と比べたら迷う必要はないですよね。




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