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くらくら の あと (おまけ2・バレンタイン編) バレンタインはずっと昔から憂鬱な日だ…
くらくら の あと (おまけ1・クリスマス編) 付き合ってから初めてのクリスマス。それ…
くらくら 2 「こっちきて」 ベッドに腰掛ける円歌の声に誘われるように素直に近づく。私…
くらくら 1 文化祭が終わり振り替え休日になった月曜日。今日は私の誕生日。夜中の零時に…
どきどき 2 文化祭2日目。私のクラスは劇が中止になったから、みんなで話し合い怪我をし…
どきどき 1 呆然と立ち尽くしていた私はスマホに大量の通知が届いてることに気が付いた。…
ばくばく 2 円歌と部室で過ごした後、お昼ご飯を一緒に食べて。あっという間に劇の準備の時間になってしまった。円歌も午後のシフトに入るから一旦お別れする。 体育館のステージ裏に行くと王子様の格好をした晴琉が目に留まる。本番が近づき緊張しているのか真剣な顔をしていた。背もあるし、程よく筋肉質な体型は凛々しく、かっこ良さが際立っている。部活をしながら劇のセリフを覚えるなんて、晴琉のバイタリティの高さというか、努力しながらも全力で楽しむところは本当に尊敬してしまう。 少しだけ
ばくばく 1 数日後。ラウンジで円歌と寧音ちゃんと晴琉と四人でお昼の時間を過ごす。話題…
ぞわぞわ 2 寧音ちゃんのことは頭の片隅に置いて、中間テストに集中する。何とかテストは…
ぞわぞわ 1 段々と過ごしやすい気温に移り変わる10月。志希先輩と二人、閉じ込められた日…
ぎらぎら 2 何とか部活を終えて帰宅したけど、結局キーホルダーは戻っていない。円歌にな…
ぎらぎら 1 「あ、葵ちゃ~ん」 体育館に着くと他の1年生が準備を始めていた。急いで合…
ゆらゆら 9月に入り新学期が始まった。今日もまた、学校の人気者でバスケ部のエースこと志…
――失いたくないなら、手に入れなければ良いと思っていた。 人見知りだった私は可愛くて誰とでも仲良くなれる器用さと愛嬌を持った幼馴染の円歌(まどか)のことを小学生の頃からずっと好きだった。いつから好きになったのかは上手く思い出せないけど、たぶん一緒に帰る時間が楽しかったとか、一緒に食べたアイスが美味しかったとか、そんな一緒に過ごす普通の時間が幸せだと思うようになったからだと思う。 ずっと気持ちを伝えられないまま中学生になると、円歌が告白されるようになった。全部断っている