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推しがステージに立った夜 #夢追翔3D 感想

推しが3Dでの姿をお披露目した。先日の2周年記念、トークイベントへの出演と良いことが続いていてとても嬉しい。そしてこの3Dお披露目がとても良かったので今回はこの配信について語りたい。



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薄暗いコンクリート打ちっぱなしのライブハウス。そこのど真ん中に大きく開いた穴から飛び出すように現れた夢追翔。何だお前お茶目か! 
ずっと応援していた人が腕を動かして、そわそわと忙しそうに歩き回る姿を見ているだけで幸せになる気がするから推しという存在はすごい。

開幕の挨拶もそこそこに「やりたい事、1つ目!」といい笑顔とともに始まったのが「バーチャルエアバンド」

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「バーチャル空間でもバンドがしたい!」とボーカルの夢追翔以外にもバンドメンバーとして4人の夢追翔と共に『RAGE OF DUST』を歌い始めた。バンドメンバー紹介当初は加賀美ハヤトの3Dお披露目のように外部からバンドメンバーを招集したのかと思っていたら、まさかの本当に5人全員が夢追翔。2曲目の『Teenager forever』もボーカルの心地良い歌声の後ろではしゃぎ回るバンド隊の夢追翔たち。

配信時は「ばかなことやっているなぁ!!」と爆笑していたのですが、そういえばゆめおは過去にも1人4役での合唱をやっていました。1人遊びの天才なのかもしれない。


続けて始まった「やりたい事その2」……と思いきや今度は先程のライブハウスを上から映すノイズ混じりの映像。ベッドの上でスマホをいじるゆめおの姿。右上にはRECの文字。

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「バーチャル生活垂れ流し」と題したテロップが出たまま所在なさげに動き回るゆめお。しばらくして彼がPCの前に腰掛け電話した相手は緑仙。

そのまま始まるゆめおと緑仙の雑談。オープニングの時は気にしていたのにも関わらずカメラに背を向けあまりにリラックスした会話にこのまま話を聴いていていいのだろうか? という不思議な気持ちになる。

この会話の中で驚かされたのが緑仙の「前に配信中に電話を掛けてきたフリをしたじゃない?」というところ。

以前、夢追翔は「生活音垂れ流し配信」として起床から作業、夕飯に至るまでを8時間の間ひたすら垂れ流すという配信の最中、緑仙と作業通話をしていた……と私達はずぅっと思い込んでいた。

曰く「劇場版にしたかった」との事。今聴き返してみても二人で通話をしていたようにしか聴こえないのが凄い。このお披露目配信という舞台でネタバラシという事にも驚いたけれど、夢追翔という人の演技力にも驚かされた。

私は普段ボイスを買う事は滅多にないのだけれども、これだけ演技力のある人ならばボイス購入にも手を出してみようかな? と思っている。


そしてここからがこの配信の本編と言えるだろう。

ステージの中央に立つ夢追翔。横にはスタンドマイクとペットボトルの水、そして後ろのスクリーンに映し出される映像と曲が流れ始めた。

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泣いた。

自分が夢追翔と出会うきっかけになった曲を、夢追翔が「シンガーソングライター」としてステージに堂々と立って全身を使って歌っていた。待ちに待っていた光景だったのにぼろぼろ泣いていた。

『弱きに寄り添う』から始まったのは「やりたい事その3」「バーチャルソロライブ」。バーチャルシンガーソングライターとしてデビューした彼がステージの大舞台でソロライブをするというその光景が本当に嬉しかった。何なら今これを書きながら横目に配信を見ながらまた泣きそうになっている。

続く2曲目はAlexandrosのカバーで『ワタリドリ』

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輝くステージの上でスタンドマイクを両手に持ちながら高らかに歌い、飛び跳ねながら観客を煽る姿はステージにも負けず劣らず輝いている。気持ちよさそうに体を揺らす姿を見ているだけでこちらも楽しくなってくる。


今回のライブステージの演出の中で本当に嬉しかった事がある。

それは「スーパーチャットの金額を反映してステージの演出が豪華になる」という今回のお披露目配信で初披露された演出だ。

3Dお披露目でのスーパーチャットの反映、と言うとこれまでは(あくまで個人的な意見だけれど)ネタとしての要素が多かったように思える。例えば札束が降り注ぐ、例えば哺乳瓶が降り注ぐ、例えばワイン瓶が降り注ぐ……といった具合だ。
今回のお披露目でも正直なところ配信のネタとして使われるんだろうな、と思っていた。だからこそ、このステージでの演出が嬉しかった。

推しに使ったお金で推しのライブステージの演出が豪華になる。分かりやすくて、だからこそ自分のお金がステージを照らす一本のサイリウムに、花火に、紙吹雪になる事が嬉しかった。いつも毎日を照らしてくれる推しをお披露目という舞台で光に照らす事ができた。

そうして積み重なった光の数々を見て、夢追翔という夢を追いかけてきた人が「夢みたいだ」なんて呟いてくれた。その事が本当に嬉しかった。


光に照らされながらライブステージは続く。ソロライブ3曲目は『僕の頭から出ていけ』

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2周年記念の配信でも歌われた曲だ。自分自身を傷つけるような辛くなる歌詞なのにそれでも、とあがき続ける歌詞が夢追翔という人だなぁ、とも思う。MV待っているぞ……!!


座って歌いたい、と言いながら引っ張ってきた椅子に座りながら歌い始めた4曲目は平井堅のカバーで『君の好きなとこ』

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夢追翔が歌う曲、というとロックのような激しくかっこいい曲がすぐに思い浮かぶのだけれどこの曲の歌い方は本当に優しくて、その柔らかさに驚いてしまった。しかも夢追翔が歌うラブソングという意外性にすっかりやられてしまった。
それからカメラワーク!! まるでTVの音楽番組のようなカメラワークは本当に見事だった。ありがとうカメラマンさん……。


「まだまだこれから続いていきます、続けていきます」とこれからへの決意と共にソロライブ、そしてこのお披露目配信最後の歌は「死にたくないから生きている」

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光輝く舞台で笑顔で自身の一曲目のオリジナル曲を歌う。その姿に感無量になってしまった。歌詞の全てが今、ステージに立っている夢追翔を全力で歌い上げているようで、その姿が本当に本当にかっこいいと思った。それ以外に言葉はいらないとすら思う。


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「おしまい!」と高らかに拳を突き上げた夢追翔。その姿はどこか吹っ切ったような顔に思えた。何を吹っ切って、彼はこれから何を目指していくのだろう。

これから夢追翔という男はどこへ翔けていくのだろう。ただ思うのは、この男が夢を追い翔け続ける姿を追いかけさせてほしいと思う。

どうか、あなたが鳴らす音楽をこれからも聴けますように。

願わくば、今度はリアルであなたへサイリウムの光を届けられますように。大きな声で想いを届けられますように。


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