【音楽】2020年ベストソング

どうも、ほどしです。
毎年恒例の2020年のベストソングについての記事を投稿します。

●1アーティストにつき1曲
●邦楽限定

前回に引き続き、この2点のルールでベストソング20曲をあげております。
ちなみに2019年のベストソングは下の記事よりご覧ください。

それでは、私の超個人的主観満載ではありますが、記事にお付き合いくださいませ。

20位|大橋ちっぽけ:鏡写し

ニコ動出身のシンガーソングライター。Spotifyのおすすめで上がってきて知りました。

ループするピアノのメロディラインを軸に、曲が進むごとにクラップが入りドラムが入りと少しづつ音が追加されていく構成が現代っぽくて面白いです。

19位|Awesome City Club / 最後の口づけの続きの口づけを

過去のバンドサウンドから今のオーサムはだいぶ方向性が変わってきてしまったように思います。そんな中でも、この曲にはシティポップの浮遊さやチルアウト感が詰まっていて、このツインボーカルのもつ魅力が大人な男女のこのアダルトな世界を追体験させてくれるような感覚があります。

18位|PEOPLE 1:東京

18位にオーサムとはまた別のアプローチなシティポップな一曲。

ある種健全な(?)物語性のある一曲になっています。"東京"という街の持つ陰陽の歌詞がとても共感性があると思います。

PEOPLE1は曲の振り幅も大きく、Vaundyに似た才能を感じますね。21年22年にかけて売れていくんじゃないでしょうか、要チェックバンドです。

17位|Omoinotake:One Day

3人組のピアノトリオバンド。島根出身ということで髭男とも繋がりがあるそうで。

Aメロのピアノとベースのオシャレなジャズっぽいメロディから、Bメロでのリズムを刻み加速度を上げ、サビでストリングスも加わり一気に盛り上がっていく構成で、耳をグッと掴んできましたね。
ストリングス入る曲は好物なので、この曲を知った5月はヘビロテして聞いていましたね。

16位:Lucky Kilimanjaro:エモめの夏

Lucky Kilimanjaroは今年アルバムもリリースされ、界隈ではかなり注目もされていたので知名度も上がったバンドの一つじゃないでしょうかね。「Drawing」も好きなんですけど、どっちかを選ぶとたら「エモめの夏」でした。

シンセの音が清涼な夏を奏でてます。野外フェスの森やビーチでこの曲が流れたら盛り上がったろうなぁ。
大サビに入る前の「Oh」がとても好き。

15位|藤井 風:青春病

2020年のトレンドといえばやっぱり藤井風だったと思います。数多くのリリースをしてきた彼ですが、僕が選んだのは20年最後にリリースされたこの曲。

懐かしさのある80年代シティポップ感のある爽やかメロディの中で歌われる闇だらけの歌詞。誰しもが通る思春期、その綺羅びやかな時間ゆえの呪いとメッセージ、この歪さがとても自然に感じられる不思議な一曲です。

14位|秋山黄色:Caffeine

イントロから強烈に耳に残るギターリフで一気に引き込まれましたね。このリフが終始軸となるメロディなのですが、その中での音の足し算引き算が緻密に計算されていて構成がえげつないなって。このあたりの構成は歌詞からも躁鬱っぽさの演出かなと思うのですが、そこも曲の雰囲気を高めているなと感じますね。

13位|eill: 踊らせないで

弱冠22歳のシンガーソングライターのeill。
夜のドライブや散歩で聞きたい最高にお洒落な1曲です。

この曲以外にも今年は多くの曲をリリースおり、どれも良曲でした。
21年確実にeillは売れます、今のうちに要チェックです。

12位|King Gnu:どろん

今年リリースされたKing Gnuのアルバム「CEREMONY」は傑作でした。何度もリピートして聞いていましたね。そのアルバムを飾る1曲目の「どろん」。

3分17秒の短い時間の中、始まったら間奏も無くずっと歌唱が続くという構成と勢い。荒々しいバンドサウンドの裏でホーン隊の不穏なアクセントを出していてとてもかっこいい不気味な曲だと思います。

King Gnuの曲の引き出しの多さは本当に凄い。

11位|乃木坂46:I see...

昨年は日向坂46の「キュン」をベストソングに選出しましたが、今年は乃木坂46です。この曲はシングルのC/Wなんですが、このレベルの曲をC/Wで出してしまうのかという驚きですね。
この曲の作曲は「youth case」、嵐の「Love so sweet」や「Step and Go」を作曲した人です。聞くと所々そのエッセンスは感じると思います。

坂道系の王道アイドルソングとしてクオリティが非常に高いですし、乃木坂か日向坂のシングルで出したとしてもきっと売れたと思います。

キラキラポップなサウンドにストリングスとホーンが加わったら無敵だし、なによりこの曲のベースの跳ね方とピアノの絡み方が本当に好物なんですよね。

10位|ゲスの極み乙女。:人生の針

毎年必ず入ってくる川谷絵音関連作。今回はゲス極の「人生の針」です。

短編小説を読んでいるような歌詞とテーマ、そしてこのメロディの絡みが絶妙というか闇というか、川谷絵音ならではの世界を魅せつけてくれています。

20年はindigo la Endも精力的に活動していましたし、美的計画という新プロジェクトもはじまりさすがの仕事量です。今の川谷絵音は相当の鬼才を放っています。今だからこそ"針を落として"、もう一度ゲス極を聞いてみてほしいと思いますね。

9位|Official髭男dism:I LOVE...

King Gnuと並び、この1年は髭男もアルバムをめっちゃ聞きまくってました。

構成といい音域といいえげつない1曲ですね。
各メロ・サビでパターンが変わってて音数の足し引きなども緻密ですし、2番では途中でゴスペル要素まで入ってきて、情報量がえげつない多いです。

この曲を上手に歌えるとさぞモテるんだろうなと思いますね。

8位|yama:a.m.3:21

こちらも20年にネットを中心に話題となっていたyama。
「春を告げる」がバズっていましたが、僕の琴線に触れたのはこの曲。

軸はシンプルなR&Bな曲ではあると思うんですが、所々リズムの刻み方も独特で。シンセとベースラインがとても好きです。

7位|パスピエ - SYNTHESIZE

ここ最近はパスピエを追っていなかったのですが、やはりコンスタントに良い曲を出してくれます。

タイトルの通りシンセが特徴的で、最近のトレンドを押さえたポップさと哀愁感漂う1曲。

6位|ずっと真夜中でいいのに。:MILABO

ずとまよも20年は多くの活動をしていたのでだいぶ認知が上がってきたように感じますね。

ずとまよらしいメロディラインに乗せたミドルテンポ4つ打ちダンスナンバー。この曲をフロアで聞いたら絶対にアガりますね。

5位|Vaundy:life hack

藤井風と並び、20年のトレンドを掻っ攫っていたのはVaundyかなと思います。
出す曲の振り幅が非常に大きく、「不可幸力」・「怪獣の花唄」・「Bye by me」と一人でこんなに曲の引き出しがあるのかと驚きを感じます。アルバム「strobo」は必聴な1枚です。

「life hack」はお洒落カフェで流れていそうなメロウなラップな一曲。メロディ自体はずっとループなのですが、脱力感のある声とバッチリ決めていくリズム感からか全く聞いていて飽きがこない。

21年は20年以上にさまざまなメディアでVaundyの名前を目にすることがあるんじゃないかなと思います。

4位|米津玄師:感電

米津玄師はさすがだなと感じてしまわずにはいられない一曲。

ドラマ「MIU404」の主題歌でもあったこの曲ですが、そのドラマとの雰囲気にもバッチリと合っていました。

ドラム・ベースにホーン隊が絡むジャズチックな構成での楽器隊に、所々差し込まれる謎の効果音が邪魔することなく自然に入り込んでくる。こういうところが米津玄師らしさを感じさせるところでもあり、メロディを聞いて「これは米津玄師の曲だ」という記号的でもある。

3位|NEE:不革命前夜

イントロでバッチリを掴まれました。

ボカロっぽさのあるメロディと掻き鳴らされるギターロック。
声はクセがありますが、この荒さがこのサウンドに合ってて良いかなと思いますね。

2位|緑黄色社会:Mela!

今年フェスが開催されていたら絶対にフロアを沸かせる一曲になっただろうと思います。

イントロの4つ打ちから始まり、途中途中で挟まれるシンガロング、ジャズっぽい雰囲気を演出するベースラインとピアノとホーン隊。盛り上がる要素が存分に詰め込まれた素敵な一曲。

1位|BUMP OF CHICKEN:Acacia

ポケモンとのコラボされた曲ですが、映像込みでズルい。

初期~中期の頃のギターロック感があり、BUMPらしい応援歌となっていて、BUMPファン・ポケモンファンとしてはやっぱり推さずにはいられないですね。

藤原基央には珍しく高音のファルセットが連発するところもまた良い。

と、こんな感じでベスト20を発表させていただきました。
割と好みがはっきりと出ていると思うんですが、シティポップだったりネットのトレンドに上がっている曲が多く上がっていたかなと思います。
ほとんど在宅勤務で過ごす中、仕事中の作業BGMとしてSpotifyが活躍してくれたので、そこでオススメされたりで裾が広がりましたね。AIが優秀です。

2020年はネット発が非常に盛り上がった音楽界隈、2021年もこの流れは続いていくと思いますので、どんな新しい曲が生まれて広がっていくのか楽しみですね。
そして、ライブやフェスが再び日常に戻ってくる日を待ちわびたい。

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