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息子 鬼可愛い

息子5歳

息子は1歳のころから鬼が怖かった。怖くて怖くて、保育園の行事ではギャンなきしながら保育士さんの胸にうずまって、決して鬼(役の先生)を見ようとはしなかった。家での豆まきも同様で、親が鬼のお面をかぶっているだけで、首から下は100%さっきまでの父さん母さんなのに、ソファに顔をうずめて、決して鬼(のお面)を見ようとはしなかった。

息子 鬼可愛い♡

5歳年上の姉は、赤ちゃんの頃から全く怖がらない子で、節分のやりがいが全くなかっただけに、必死に鬼から目をそらし泣いている息子をツイツイいじめてしまう母さんだった。

2歳になっても、3歳になっても、4歳になっても、息子は鬼が怖かった。連絡帳には毎年「鬼さんが怖くて、鬼さんが部屋に入ってくる前から保育士に抱きついたまま離れない息子くんでした。」と書かれてきた。

そんな息子 鬼可愛い♡♡

ところが5歳の息子が、ついに鬼を克服してしまった。。保育園の節分集会の日の連絡帳には「恐る恐る鬼さんに豆をなげていました。ちょっと泣きそうだったけど今年はがんばりました。」と書いてあった。本人も「おれ もうオニこわくねーち!まめなげてやったち!」と強気の発言・・・。

鬼を怖がる可愛い息子はもういないのね。。
ちょっと寂しい気持ちにもなったけど、でも心が成長したってことだから喜ばしいことじゃないか!と気持ちを切り替えて、強くなったんだねぇ。春からたいようさん(年長)だもんね!と褒めた。

保育園の節分集会から2日後の2月3日。家で豆まきやった。1歳の頃から息子が怖がり続けた、立体感のあるちょっといかつい鬼の面。これももう役目を終えたのね、と思いながらも「豆まきしたーい!」とノリノリのお姉ちゃんのリクエストに答えて、お父さんが鬼のお面を持って玄関を出た。「さぁて、鬼くるかな〜?」をリビングを振り返ると、ノリノリで豆を投げ構えているお姉ちゃんと、ソファに顔をうずめて「怖いから、来ないで!家にいれないで!!」とギャン泣きしている息子が・・・!え?

鬼が玄関をあける前に脱衣所に隠れて鍵をしめ、鬼がガチャガチャとドアノブを鳴らすと「いーーーーやぁーーーー!!」と泣いていた。その後、お姉ちゃんが同じお面で鬼役をやっても、同様に逃げ回って泣いていた。

息子 まだまだ鬼可愛い♡♡

今年の節分も、そんな息子に母さんは胸キュン。

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