[2024年]スペインの非営利目的居住査証ビザ(Non-lucrative Visa)を実際に取得した手順 完全解説
〜12月1日 05:00
今回は2024年にスペインの 非営利目的居住査証ビザ(Non-Lucrative Visa)を申請して無事に夫婦でゲットすることができましたので、その方法や必要な書類などについてご紹介したいと思います。
最新の情報があまりない中、手探りで取得することができたビザなので、同様のビザの取得を検討されている方にとって有益な情報になれば幸いです。
🙋🏻♂️自己紹介
こんにちは!Hodaです。まず僕自身について簡単に自己紹介をしたいと思います。こちらのブログを読んでいただいている方はすでにご存じかもしれませんが、僕はHodaと言いまして、IT系のフリーランスとして海外を中心に活動しています。
今までは色々なビザでカナダ、リトアニア、ポーランド、デンマークなどに長期滞在した経験があります。仕事はIT系全般のフリーランスとして活動しており、IT、英語、動画制作の知識を生かして、WEB製作、動画制作、IT翻訳、アプリ開発、WEBメディア運営多数、写真販売、SEOマーケティング、ITコンサルタント等として活動をしています。
↑ 一応Youtubeでもある程度登録者がいるチャンネルを運営しています。
収入は基本的にWEBメディアやアフィリエイトからの定期的な広告収入・不労所得があるのと、それ+αで制作などの案件からの収入があります。
なので、今までは特に日本にいなくてもパソコンとネット環境があればどこでも仕事をすることができました。
しかし、30歳を過ぎてワーキングホリデーのビザも取得することができなくなり、海外に長期的に滞在することが難しくなりました。
そこで最初に見つけたのがポルトガルのD7ビザです。しかし色々調べていくうちにちょっと申請のハードルが高いことに気づきました。その他にもイタリア、マルタ、ギリシャなどのビザも検討しましたが、色々検討する中で一番現実的だったのが今回のスペインの非営利目的居住査証ビザ(Non-Lucrative Visa)でした。
ゴールデンビザのように巨額の投資金額が不要で、幸いにも、収入の金銭的条件はクリアしており、最終的には永住権にもつながっているビザということで夫婦でスペイン移住のためにこちらのビザを申請することになったという流れです。
こちらの記事ではフリーランスの僕が夫婦でスペインの非営利目的居住査証ビザを取得するまでの体験談をご紹介したいと思います。
※※※ 注意点 ※※※
当記事はあくまでも個人の経験談となります。海外のビザに関する情報は各国の情勢などによって急に変更される可能性が十分にありますので、最新の情報は大使館など信頼できる施設にご確認いただくことをオススメします。
また当記事は「デジタルノマドビザ」ではなく、「非営利目的居住査証ビザ(Non-Lucrative Visa)」に関しての情報です。
※※※※※※※※※※
このnoteの内容
今回は以下の内容でビザ取得までの方法についてご紹介をしています。
スペイン大使館について
非営利目的居住査証ビザ申請に必要な書類
各書類の書き方・注意点・翻訳・アポスティーユ認証の必要性など
フリーランスの収入証明の方法
家族で申請する際に必要なモノ
スペイン語翻訳のために利用したサービス
ビザ申請までにかかった金額
実際にビザ取得までのタイムライン
全体的な注意点
各項目について写真多めでできる限りわかりやすくご紹介しております。
最悪のスタート:大使館と連絡がつかない
恐らくスペイン大使館について既に何かしらのアクションをしたことがある方ならすでにご存じかもしれませんが、スペイン大使館の連絡方法としてはメールと電話があります。
しかし、現実は以下のような状態となっています
メールの返事が来ない
電話をかけても出ない
実際に僕は様々なメールアドレスからメールを何通も送信しましたが、未だにすべて無視されています笑。電話に関しては10回以上かけてかかったのは1回のみという結果です。
まずスペインのビザを申請しようとされている方はこの現実を知っておくと、ある意味 楽だと思います。
スペイン大使館のGoogleマップのレビューにも色々と書いてありますが、個人的にはほとんど正しいことだと思っています。
ビザの最新情報についてメールや電話で気軽に問い合わせることができれば良いのですが、残念ながらそういう訳には行きませんでした。(将来的に改善されることを祈ります。)
📑ビザ申請に必要な書類
さて、実際にビザの申請について必要な書類についてご紹介したいと思います。
少ない情報の中で色々を調べたり、実際に大使館に確認したりして以下が実際に必要になったものです。
最近撮影された顔写真
有効な旅券(パスポート)(コピー1部)
無犯罪証明書(原本)
収入証明書(記事で詳しくご説明しています)
海外旅券保険
健康診断書(原本)
戸籍謄本(*家族で申請する場合)
宣誓書(*大使館で入手)
申請料金 現金(約1,700円/人)
それぞれについて、注意点や翻訳やアポスティーユ認証の有無についてご紹介したいと思います。
📑パスポート
僕の場合、ちょうどパスポートの有効期限が1年を切っていたので、パスポートの切り替えをする必要がありました。スペインのビザを申請する時点でパスポートの残日数が1年以上ある必要があります。
無犯罪証明書の申請のためにパスポートが必要ですが、パスポートを切り替えるとパスポート番号も変わってしまうのでパスポートの期限が近い場合は無犯罪証明書を申請する前にパスポートの切り替えを行う必要があります。
また、ビザ申請時に「パスポートのコピー」が必要書類になります。僕はパスポートのコピーは全ページをコピーしていきましたが、顔写真のところだけでいいよと言われてしまいました。笑
▼ このページのコピー(モノクロ)だけでOKでした。
パスポートに関して必要な持ち物は以下です。
パスポート原本
パスポートの顔写真ページのコピー(モノクロOK)
📑査証申請書(SOLICITUD DE VISADO NACIONAL スペイン国申請書)
必要書類の一つである査証申請書はこちらからダウンロードすることができる「スペイン国申請書」という書類です。
こちらはHPからダウンロードすることができます。PDF資料なので印刷してから手書きでもいいですし、パソコン上でPDFに記入してから印刷しても大丈夫でした。
僕はIT系の人間ですので、すべてPC上で打ち込んでから最後に印刷をしました。訂正箇所があっても大使館の方が手書きで修正してくれたので、よくわからない部分があれば空欄でも大丈夫だと思います。
記入事項はそんなに難しいことはなく、名前、住所、パスポート情報、職業など簡単な内容です。
居住地は未定で大丈夫でした、僕らは"VALENCIA"ということだけわかっていたので、その地名だけを書けばOKでした。
以下に実際に僕が記入した部分とその書き方についてご紹介します。
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11月5日 05:00 〜 12月1日 05:00
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