運転者という本をよんでみました。以前から気になっていたのですが、ちょうどアマゾンプライムで読めるようになっていたのをみつけたので、一気読み。

この本は運についてのお話なのですが、よみやすく、引き込まれて、あっというまに読めてしまいました。家族の話も出てきて感動するシーンも。

本の感想を書くのは初めてなのでネタバレもしないように書きたいですから、どう書けばよいのかよくわからないのですが。

運についてのくだりは、信じる、信じない、実感できる、できない、は、
人それぞれのものだとおもうのですが、
こういう考え方もあるんだな
こう考えると気持ちが楽になるのかな
そういう考え方が散りばめられていたように私には感じられました。

なんで頑張っているのにうまくいかないんだろう、
そう思っている人にはぜひ読んでいただきたい本かなと思います。
少なくとも以前の私に読んで欲しい本。
でも、読まないで進んでみた自分の経験も必要だったかな。


私、ここ10年、15年ほどどん底だったんですよ。
それまで、けっこう真面目に、ひとに貢献したり、感謝を伝えたり、しながら生きていたのに、
もう本当にどうあがいても乗り越えられないような、
家族と協力しようが、誰かの力をかりようが、越えられない問題が発生して。

ありとあらゆる方法をためして、どうにもならなくて。

そんなとき、プツンと切れてしまったんですよね。
こんなに頑張って生きているのに、何も良いことないじゃないかって。
くさらず、前向きに頑張ったって、何もないじゃないか、と、
ちょっとグレてしまったんですよね。

その15年ほどのあいだ、得難い経験ができたとも思っていますし、
これが自分の人生のギフトなのだろうし、
それでわかったこともいただいてきたものもたくさんあるし、
それを活かして生きていく事が人生の目標になった。

でも、なぜそこまでつらい思いをしなければならなかったのか、
長期間くるしまなければならなかったのか。
ちなみに今でも、完全に解決したわけではなくて。

苦しかった自分が、なぜ、と叫んでいる。
今思い出しても苦しくなりますね。


そんな時の自分に、読んでほしい本でした。


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