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【ゲームレビュー】Valfaris【アクション】

Slain: Back from Hell』の制作陣最新作、ヘヴィメタルなBGMが特徴的な横スクロールアクション。『Valfaris』の壮大な闇の世界に飛び込み、様々な崩壊世界を探検し、数々の残虐な武器を使い、敵を苛烈に粉砕せよ。

----------------------【良い点】----------------------

ヘヴィメタル!

◆ 前作に引き続き、ゲーム全編にわたってへヴィメタルバンド『Celtic Frost』の元メンバー『Curt Victor Bryant』の奏でるパワフルでへヴィなBGMが流れる。筆者は大好物だ。


メタルなサウンドは人によって好き嫌いが分かれるかと思うが、サウンド自体はゲームの雰囲気に良くマッチしている。

アクション

◆ メイン、サブ、近接武器を使い分けて進行していく。ガードもできる。サブウェポンは強力だが、使用には『エネルギー(MPの様なモノ)』が必要。『エネルギー』は敵を近接攻撃する事で回復できる。

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敵の攻撃によっては正確なタイミングで『ガード』を行う事で、所謂『ジャストガード』、『パリィ』が発動するモノもある。発動させると敵は一定時間無防備になる。


敵を撃破した際に敵が爆砕したり、細切れになるのは暴力的だが爽快近接攻撃のサウンドエフェクトも爽快感を出すのに一役かっている。

豊富な武器

◆ メイン武器、サブウェポン、近接武器、全て種類が豊富。ステージを進めて行くことで入手できるモノと、一部隠されているモノがある。武器変更はチェックポイントで可能。

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武器毎にしっかりと差別化がされているので、状況によって武器を使い分けることも可能だが、武器を強化する為に使用する『ブラッドメタル』は有限なので、ある程度使用する武器を決めて進めると良いだろう

ステージ

◆ 敵の多いステージや仕掛け多めのステージ、ロボットに乗って進行する場所等々バリエーションに富んでいて、プレイヤーを飽きさせない様にできている。特にロボットに乗ったまま進行するボス戦はそれまでの戦闘とは操作面で一味違っていて、個人的にはお気に入りだ。

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今作のゲームプレイは『プラットフォーマー』としての側面よりも戦闘でのアクション要素がメインだが、プラットフォーマー的なモノだと、落とし穴やトゲ等の王道なトラップが用意されている。

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他にも空飛ぶロボットにぶら下がったり、降りたりしながら進むステージはスリリングで面白かった。

やり込み要素

◆ 実績以外にも、色々とやり込めそうな要素がある。

例えば、道中で入手できるチェックポイント起動用アイテムは所持していると主人公のHPの最大値が上昇する。ただし、チェックポイントを起動させると消費され、当然HPの最大値も減少する。

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上手くプレイできれば、『チェックポイントを一切起動させずにクリア(厳密には各ステージ最初にチェックが入るが)』といったプレイができる。プレイヤーにこういった遊び方を残しておく事は、個人的には好感が持てる。

----------------------【悪い点】----------------------

ボリューム

◆ 内容的にはちょうどいいのだが、初見で3~4時間程でクリア可能なので、クリア以外の遊び方をしないのであれば、ボリューム不足に感じるかもしれない。

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武器強化

◆ 上記したように強化用素材は有限で、ゲーム後半まで新しい武器が入手できる影響で、初見ではどのタイミングで武器を強化すれば良いのかが分かり辛い

-----------------------【総評】----------------------

開発陣の前作にあたる『Slain: Back from Hell』は発売当初、バグや調整不足が非常に目立つ作品だった為、プレイ前は少し不安だったが、杞憂に終わった

今作では前作での失敗を踏まえて、デモ版でプレイヤーに意見を募ったり、バグチェックがしっかりと行われたようだ


暴力的で爽快なアクションやダークな世界観はいっそうパワーアップしているし、おまけにイカしたメタルが聴けるとあってはプレイするほかないだろう。


プレイ動画をアップしているので、気になった方はこちらを参考までにどうぞ。


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