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【ゲーム雑記】動画配信サイト『Mildom(ミルダム)』

現在話題のゲーム動画配信サイト『Mildom(ミルダム)』で動画配信をさせてもらったので、感想を書いていきたいと思う。また、多くの『Mildom』に関しての記事が収益システムに関して取り上げているので、本記事では配信して不満を感じた点を中心に書いていく

はじめに

まず、『Mildom』がどういうサイトかと言えば、中国の配信サイト『DouYu』と日本の企業が組んで作ったサイトで、全体的には大幅に使い勝手を悪くしたゲーム動画配信サイト『Twitch』に近いといえる。

使い勝手が悪いにも関わらず、『Mildom』が話題に上がっているのはひとえにその収益システムにあるといえるだろう。審査を通す必要はあるものの、一時間の配信で最低『500円』の時給が保証されているのだ
配信側は時給がもらえ、『Mildom』側は広告費で稼ぐ仕組みになっているのだろう。

収益

現在抱えている問題

上記した賞金が発生するシステムは魅力的だが、現在は色々と問題を抱えている。いくつか例を挙げよう。

登録申請フォーラムの不備

登録申請の時に過去の経歴(配信したサイトやフォロワー)を記入する欄が無い。『SNS』や『Youtube』のアカウントをリンクする欄が必要なように感じた。せめて『Twitter』での登録は必要だろう。

運営側は『ニックネーム』から手動で調べるつもりなのだろうか?

規約の説明

説明が不十分なだけではなく、『FAQ』や『ヘルプ』の様な項目が無い。『マニュアル』と言う場所があるが、こちらも説明不足だし、サイト独特の用語やシステム、『トップファン』や『投げ銭のようなシステム』等の説明もされていない

視聴者とのコミュニケーションの場

プロフィールや配信ページにSNSのリンクを貼るスペースや場所がない。『次の配信時間』『配信予定のゲーム』『視聴者、ファンのコメントへの返信』等のフォロワー(登録者)とのやり取りをする場が配信しかなくなるのは問題だ。プロフィールの説明文にツイッターのリンクを貼るぐらいはできない事は無いのだが、こちらも文字数制限があるので困ったものだ。

プロフィール

せめて、コミュニティの様なモノや配信者のページにコメントを残す事のできる機能が欲しいところだ

配信時、視聴時の問題

配信ウィンドウは分割(画面の半分に表示)するとコメント欄が見切れてしまい、コメントを読む事が困難になる。また、何故かスクロールバーも表示されない

配信時以外にもウィンドウ自体が見切れる場合もある

見切れる

コメントに関しては配信を視聴開始した時点からのモノしか読む事ができず、場合によっては話についていけなくなる可能性がある。

配信経過時間を配信画面内で確認する術がなく、配信アプリ側で確認するしかない。

配信時の解像度

こちらはそれ程致命的ではないのだが、配信時の解像度が最大『720p』になっている。2Dやドット絵のゲームではさほど問題は無いのだが、FPSや高画質のゲームを配信する際に画面がぼやけて見え辛くなるので、『1080p』は欲しい

配信時のキー設定

PCで配信する場合、配信の度に『OBS(配信用アプリ)』のストリームキーをいちいち設定しなおす必要がある。『Youtube』や『Twitch』等の他のサイトでも配信をしているのなら、手間がさらに増える。他のサイトではキーをいちいち変更する必要が無く、この変更は『Mildom』側の収益化システムと何か関りがあるのかもしれない

キー設定

アーカイブが残らない

ライブ配信が終了すると配信した動画は視聴する事ができなくなる。ストーリー重視のゲームを視聴者がリアルタイムで視聴できなかった場合はどうするつもりなのか。

さらに、配信中の動画でもさかのぼって視聴する事ができない事も問題だ。

ゲーム不足

これは時間が解決してくれることだとは思うが、配信者と配信しているゲームの種類が少ない。ほとんどの配信者は有名な同じゲームをプレイしているので、サイト内の配信バリエーションが不足している

カテゴリー

おわりに

驚かされたのは上記した多くの点が、『あって当然の機能』であることだ。始まったばかりのサービスなので、不満な点も多く、改善が待ち望まれる

現状では『Youtube』や『Twitch』と比べても、『Mildom』で配信するメリットが『収益』以外にない。何か一つでも『うちではこういう事ができるぜ!』という機能が欲しいところだ。もっとも、それ以前に当たり前の機能を追加する必要があるのだが

最後になってしまったが、『e-Sports』や『ゲーム配信』の場が盛り上がるのは個人的には大歓迎なので、今後ともこういったサービスを行う企業には頑張って欲しい。今後に期待だ。

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