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見切り発車のススメ

私は、旅行に行くことが趣味なのだが、どうも世間一般の旅行方法とはズレているらしい。だが、私は、結構いい旅行の仕方だと考えているので、この場を借りて紹介する。
とは言ったものの、簡潔に答えればただの見切り発車なのだ。私は、計画を立てるということが不得意で、尚且つ、計画の途中で飽きてしまうという悪癖がある。そのため、こういう旅行の方法しかできないのである。思い立ったが吉日、心の中で旅行に行きたいと思った時既に行動しているくらいがちょうどいいのだ。
計画を立てるのが苦手な人、急にできた休日の使い方に困っている人はぜひやってみて欲しい。以上でこの記事は終わり!

...にしようとしたが、さすがにそれだけでは物足りないので、直近で私が行ってきた旅行を紹介する。

オンラインで午前授業を終わらせた私は、ふと、こう思った
「そうだ、京都に行こう」
さっそく私は、着替えとカメラを用意し、京都までのその日に発車する夜行バスを取った。ここでのポイントは、夜行バスを使うということ。東京から京都・大阪あたりまでは3000円前後で行ける上に宿泊費が浮くのでオススメだ。

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ひょっこり京都タワー

京都に来たはいいものの、私は、中・高と修学旅行が京都だったのでもう既に見に行ったことのあるところばかりだったので、一度も行ったことのない伏見稲荷にのみ行くことにした。

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そもそも、2回も修学旅行に行っておいて伏見稲荷に一度も行かなかった理由としては、馬鹿みたいに混むという情報が入っていたからだ。
しかし、今回行った時は人はちらほらいるものの混んでいるという感じはしなかった。やはり例のアレの影響なのだろう。外国人観光客が全くいなかったのも、空いていた要因の一つに挙げられる。

感想としては、たくさんの連なった鳥居と、その間から入ってくる日光とで幻想的な風景だと感じたが...
長い、とてつもなく長い、行けども行けども変わらない風景、ループでもしているんじゃないかと思ってしまった。その上、想像以上に先が長い上に登山だった。正直舐めていました。山頂についた頃には、普段の運動不足がたたってヘトヘトになっていました。まあでも、楽しめたからオッケーかな。

ここで、1日目が終了。京都の街をフラフラしたり、鴨川でボケッとしたりしてたら1日が終わっていました。この日は、京都の大学に進学した友人の家に泊めてもらいました。当日にOK出してくれた友人には感謝感激雨霰が降るどころかミサイルまで落としてあげたくなりました。感謝の意をここでも示しておきます。ありがとう...ありがとう...

2日目は、昼頃に起き、どこに行こうか迷っていた。友人と少し遠出しようとも思ったが、中途半端に予定が入っていてなかなか難しそうだったので、思い切って香川まで行くことにした。なぜ香川なのかというと、アートの島と言われている直島という島があり気になっていたため、せっかくだから行ってみよう、となった。

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直島に行くために向かったのは、神戸・三宮だ。ここから出るフェリーでまずは高松へ向かう。三宮の街は、思っていた以上に栄えていて、横浜と銀座と上野を混ぜたような街並みだった。銀座のように石造りの高級な建物があり、上野のように下町のような商店街もあり、

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横浜のように港町でもあり、尚且つ、中華街もある。さらっと立ち寄っただけでは堪能しきれないような街だった。

三宮を少し堪能したのち、フェリーに乗った。もちろん深夜フェリーだ。これで移動費と宿泊費をまとめることができる。休日に乗ってしまったため、往復で5000円弱くらいかかってしまった。平日だともっと安く乗れるので、やはり、旅は平日の方が良いと再確認した。

旅行3日目になり、高松についた私は、朝食をサッと済ませて、今度は高松港から出る直島行きのフェリーに乗った。高松からは1時間くらいでついた。

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直島に着いたらなぜかヤドンのマンホールがあった。ポケモンとのコラボでもやっているのかと思ったが、特にそういうわけでもなく、謎のままだった。人の多さとしては、まあまあ居るといった感じで、混んでいるほどではなかった。

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草間弥生の作品
こういうアーティストの作ったオブジェがそこかしこにある島になっている。他にも、安藤忠雄や杉本博司などの作品も飾られている。また、美術館もあり、ベネッセ美術館、地中美術館、安藤忠雄ミュージアムなどがある。

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穴の開いた何か。

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猫と亀...らしい。

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ラクダとか、公園の遊具のようだが触ってはいけないのでちょっと残念。

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ガラスか何かでできた透明な階段のついた祭壇、家プロジェクトというものの一つで専用のチケットを買うとこの祭壇の地下に入れるというシステムになっている。

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これも家プロジェクトの一つ。
歯医者で廃社なはいしゃらしい。
ここもチケットを買うと中に入れるようになっている。

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昼食もこの島で取った。
直島バーガーという所謂ご当地バーガーで、肉の部分が香川県の県魚にもなっているハマチがフライされたものになっている。
普通のフィッシュバーガーとも違った感じでとても美味しかった。

直島を一通り見ての感想は、予約が大事ということ。ベネッセミュージアムは、すんなり検温と消毒のみで入ることができたが、家プロジェクトは、チケットセンターに行って買う必要があった。また、地中美術館に関しては事前にインターネット予約が必要な上、支払い方法がクレジットカードだったため、カードを持っていない私はいくことができなかった。
これも全部コロナってやつのせいなんだ。
展示物としてはどれも面白いので、オススメの島だ。
来年あたりにリベンジしに行きたいと思った。

こんな感じで私の旅は終わった。ひたすらあっちに行ったりこっちに行ったりと、自分が行きたいところへ自由気ままに行けるので、見切り発車旅行はやめられないのだ。
ただ一つ、忠告をするとすれば、絶対に1人でいくべきであるということだ。この旅行の醍醐味は、ひたすら自分勝手に自由である方がいいからだ。誰かを連れて行こうものなら空気が悪くなりギスギスした関係になってしまうことだろう。晴れやかな気持ちでいるためにも1人であることが大切なのだ。

いかがだっただろうか、見切り発車旅行出来ればみなさんも一度は試してみてほしい。私はこれから、逸次の旅行に出てもいいように、お金の準備だけしようと思う。
それでは皆さん、さよなら...さよなら...さよなら...

文:旅行好きのおっさん部員

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