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#久石譲
あの夏へ。
気がつけば、秋晴れの中にいたかのようでした。 おはようございます。 毎週日曜の朝、『にちようびの音。』です。 さて、今回ご紹介するのは、久石譲のミュージック。 この方のMVの2回目です。 🎵 先日紹介した音楽は、私が『もののけ姫』を見た中でひときわ鮮烈に焼き付いて離れないでいる曲『アシタカとサン』でしたが、今回は『千と千尋の神隠し』から『あの夏へ』です。 イントロのピアノが、視聴された方ならピンとくる素敵な曲ですね。 我ながら、好きなんですねぇ、ジブリ。 それでもまだ、一番見ているであろう『耳をすませば』や、子供の頃に劇場で抱腹絶倒した『ぽんぽこ』なんかが記事の下書きに控えているわけで、まァ、好きなんですねぇ、我ながら。 🎵🎵 ところで、最近いきなり涼しくなりました。 少し前まで、X(旧:Twitter)などで暑い暑いと嘆きつづけていたわけですが、先日の大雨が過ぎてから一転、涼を感じる風気がやってきました。 8月の台風一過のように、また熱が街に溜まって暑くなる余地もあるのですが、さすがにもう10月。 年々短くなるように思える日本の秋を楽しめたらいいなと思う今日このごろです。 あれだけ長居した夏も、気がつけば余韻だけを残し、また次の季節へ。 過ぎゆく季節を振り返り、また歩みゆくときに送るフレーズが、『あの夏へ』なのですね。 そんな日曜日の朝には、音楽を聴いて読書をしながら、良い音の波に浸りたい。 心地いい音の波もまた、洗われた文字と同じように、心の栄養です。 それではみなさま、今日もまたよい一日を。 追伸. もっとこう、『にちようびの音。』で紹介するMVに対し、雑記だけでなく音楽的な魅力も語りたいのですが、なにぶん音楽素人でそのあたりの引き出しがとても少ない。 今後の課題です。
朝晴れを報せる曲。
「ジブリ、実は見たことないんですよねぇ」 と、たまたま飲み会の席で一緒になった、入社三年目くらいの男子の言。 最近は珍しくないようです。 とりあえず、まず『トトロ』みよっか。 から、始めてもいいと思うんですけどね。 みなさん、おはようございます。 毎週日曜日の朝、『にちようびの音。』です。 つい最近、何十回目かの『トトロ』を見ました。 情感たっぷりの田園。 雨、風、お弁当の質感。 家族の慌ただしい引っ越しと新生活風景。 山を飛び越え、野を猫バスで駆ける爽快さ。 絵(画)と音の力を感じますね~。 トトロ大好きです。 が、今日の私は、ここで『もののけ姫』を推します。 『もののけ姫』は、ご存知の方も多いと思いますが、室町時代の日本を舞台に荒ぶる神々と人間との争いを描いた、大作アニメーション映画です。 冒頭のタタリ神との衝突にはじまり、西へと旅するアシタカの軌跡。 そこからアシタカは西の地で様々な物を見聞きし、サンという山犬の少女と出会い、硝煙弾雨を駆け抜けてひとつの境地に辿り着きます。 ふりかえると、序盤の濃密な構成に驚きますね。 タタリ神から呪いを受け、村を追放され西へと旅立つまでが、ものすごくコンパクトにまとまっています。 さらに、私が今日推したいのが、この曲。 久石譲さんの『アシタカとサン』。 今回も劇伴です。 久石譲さんはたくさんの曲を手掛けられている巨匠ですが、私はこの『アシタカとサン』と、『summer』が特に好きですね。 『アシタカとサン』は、視聴された方ならピンとくると思いますが、ラストに流れる曲です。 夜明けとともに、騒乱の終わりを告げる曲。 それが日の出と共に、ゆっくりと流れだします。 あたりは急に静やかになって、周囲の草原がさわさわと風になびく音も聞こえてくるような、穏やかな雰囲気が陽光とともに場にたまりはじめるのです。 そんな中、最後に言葉を交わすアシタカとサンの姿が、あたたかくて、ちょっぴり切なくて、とても印象的なシーンでした。 おかげで、私の中では「朝晴れを報せる曲」のような印象になった『アシタカとサン』。 とても好きな曲です。 まさに、日曜日の朝にうってつけ。 それではみなさん、よい一日を。 追伸 『金曜ロードショー』で昔、映写機を回していた「フライデーおじさん」。 あのひともジブリ生まれなんだけど、まァそれは別の話になるかな。