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#パッヘルベルのカノン
カノンコードに惚れたのがいつか、今となっては思い出せない。
🎵 パッヘルベルのカノンを、最初に聴いたのはいつだろう。 この問いに答えることは、私にはとてもむずかしい。 🎵🎵 ということで、今回は「パッヘルベルのカノン」を聴いて過ごす朝。 毎週日曜『にちようびの音。』でございます。 最初に聴いたの、いつだったかなァ。 もはや思い出せないのですが、なぜかずっと昔から知っていた気がするんですよね。 物心つく頃には聴いた覚えがあるような。 それこそ、日曜日の朝にテレビで流れていたクラシック音楽番組とか、そういうところで意図せず聴いていたのかもしれません。 ただ、きっかけがなんであろうと、カノンコードの曲を聴くと「あァ、なんだかいい感じだな」と思ってしまいます。 そのくらい、自分の耳や心に馴染むリズムです。 🎵🎵🎵 長年、私はこの曲を「パッヘルベルのカノン」だと思っていて、それは間違ってもいないのですが、正式名称は別にあり、「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調」と言うそうな。 ちなみに、パッヘルベルのカノンにおける「快い和音」→「不安さをかもす和音」→「解消する音階」を繰り返して前進するコード進行は「カノンコード」と呼ばれ、その技術は現代の作曲にも活きています。 私は音楽の専門家ではないので、これ以上は語れませんが、この明るい繰り返しがなんとも気持ちよくて、幼い頃の自分にも響いたのでしょうね。 そんな「パッヘルベルのカノン」ですが、有名になったのは1970年代に入ってからだそうです。作曲者のヨハン・パッヘルベルが活躍した時期が17世紀半ばから18世紀初頭であることを思えば、実に200年以上経って日の目を見た曲ということになります。 今となっては根付いたものも、遡れば芽吹きは意外と近くにあることもあって、なんとも時間と世相のふしぎを感じますね。 それでは皆さま、よい一日を。