午後3時の踏んばりごはんと優しき甘さ
クスクスっとした笑い声が耳に入る。
パソコン画面から机のうえの時計をみると3時半をさしていた。
おそらく、休憩室や喫煙スペースでの会話のなごりなのだろう。部屋に戻ってくる人たちは、ふわりとした和やかな雰囲気をまとっている。
開けたままのドアからひんやりとした空気が入ってくる。窓からは柔らかな光がさしこんでいる。こんなに温かそうなのに、まだ外は寒いのだろうか。暖房と集中でほてった身体と頭には心地よかった。
姿勢はそのままに大きく呼吸をする。肩と背中が休憩ギリギリっとする。も